家庭教師

解決!!サピックスで成績が上がらなくてもやめる必要がない理由

サピックスはレベルが高くて授業についていけない。成績もあまり上がらないから、サピックスをやめて別の塾に転塾しようかな

サピックスに通っているご家庭の多くは、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。そして実際に早稲田アカデミーや四谷大塚、日能研など別の塾に転塾する人もかなり多いと聞いています。

しかし、結論から言うと、転塾する必要はありません。その理由は、サピックスの入塾テストに合格する学力を持っているからです。

もちろん、転塾することで成績が上がるお子さんもいますが、それは少数派です。多くのお子さんは、転塾することで現状維持か成績をさらに落とす結果となります。

今回は、成績が上がらなくても、サピックスを転塾せずに継続する方法についてご紹介します。

サピックスの成績が上がらない理由

中学受験勉強をサピックスで続けても成績が上がらない

サピックスに通って毎日必死に勉強していても、成績がなかなか上がらないから転塾した方が良いのではないか。このような悩みを抱えているご家庭はかなり多いと思います。

でも、入塾テストに受かる実力があるので、サピックスをやめる必要はありません。成績が上がらない理由を明確にして対策をすれば、改善されていきます。

成績が上がらない主な理由
  • テキストの活用方法を誤っている
  • 宿題を終わらすことを重視してしまっている
  • 授業の難易度が高く、家庭学習で補完しきれない

サピックスの授業についていけない原因は、基礎を疎かにしている可能性があります。まずは、基礎を振り返って地固めをすることに注力してみてください。

ママン

うちの子の状況ですけど、同じような理由で成績が上がらないで悩むご家庭は多いのではないでしょうか。

それでは一つずつ見ていきましょう。

テキストの活用方法を誤っている

成績があがらない理由の1つは、サピックスのテキストの活用法を誤っている点です。

実は、サピックスのテキストは、学ぶべき知識量が大量に盛り込まれています。一つの分野でも、超難関校、難関校、中堅校と全てのレベルに対応した知識が一つのテキストに掲載されています。そして、そのテキストを使ってすべてのクラスが授業を行います。

1回の授業で配られるテキストは薄いので、全部やっちゃえるんじゃないかって思うけど、それ間違いですよ。

クラスごとに指導レベルは最適化されている

どのクラスでも同じテキストを使っています。でも、授業で取り上げる内容はクラスによって区別されています。だから、授業でどのページを学習してきたのかを聞くと、テキストの基本部分だけにメモ書きされていたり、上のクラスに行くと、基本部分はメモがなく、後半にメモ書きがあったりします。

そのクラスの学力レベルに応じて、指導するレベルが変わるので、全クラス共通で一つのテキストを用いても大きな問題にはなりません。

個人のレベルに応じた指導は受けられない

クラスの学力レベルに応じた指導をしていますが、クラス分けの基準は4教科の合計で判断されます。だから、算数が得意で国語が苦手というお子さんの場合、そのクラスの授業は、算数は簡単で、国語は難しいと感じます。

成績を上げるには、次のような対策が必要です。

  • クラスのレベルよりも低い教科はより基本知識を学ぶ必要があります。
  • レベルが高い教科は、さらに高い指導を受けて応用問題に取り組む必要があります。

でも、塾では、その教科ごとのレベルに応じた個別指は受けられません。だから、テキストの内容を見て、自分のレベルに合った問題を解くか、宿題だけを解いて終わるという学習になってしまいます。

宿題を終わらすことを重視してしまっている

自分のレベルに合った問題や、自分に足りていない知識が何なのかを探すのはとても難しい作業です。

ご家庭でもマンスリーの結果などを分析して、どの分野が苦手なのかは確認できます。でも、どんな勉強をすれば苦手を克服できるのかまでは分析できません。苦手分野を克服するために必要な基礎知識が何なのかは、どこにも記載されていません。

ママン

そもそも、塾の授業で理解できてないから、点が取れないのよ。それを、家庭学習で頑張って習得するなんて無理があるんですよね。

だから、何の分野をどこまで基本に戻って学習すればよいのかがわからず、塾から出された宿題を解いてそれを信じて突き進むしかなくなってしまいます。

でも、答えを見ながら宿題をといても、基礎知識が身に付いていなければ、本当の成績アップにはつながりません。

授業の難易度が高く、家庭学習で補完しきれない

宿題だけを行っていても、基礎力が正しく定着していなければ、成績は上がりません。でも、多くの家庭では、基礎に立ち戻るのではなく、応用問題に手を出してしまいます

応用問題は、基礎学力の上に積みあがる問題です。だから基礎力がないと応用問題は解けません。すると、さらに焦ってしまい、別の応用問題にも手を出す悪循環に陥ります。基礎学力はテキストを読めば比較的理解できるものも多く、1度解くだけで分かったつもりになってしまいます。でも、繰り返し解いてしっかり定着させないから、テストでは活用できずに苦労します。

サピックスの成績が上がらなくてもやめる必要が無い理由

ここまでで、サピックスの成績が上がらない主な理由について解説しました。

冒頭でもお伝えしましたが、それでも、サピックスを辞める必要はありません。なぜなら、サピックスの入塾テストに合格しただけの基礎力ができているからです。

サピックスを辞めて転塾するデメリット

仮に、早稲アカや日能研に転塾することを考えると、いずれも入塾テストはあります。そこで合格できるかどうかという心配は不要です。なぜならサピックスの入塾テストが一番難しいからです。

でも、転塾するデメリットは非常に大きいです。

  • 授業難易度が下がる
  • クラス編成の頂点のレベルが下がる
  • サピックスに戻れない可能性が高い

授業の難易度が下がる

サピックスよりも授業の難易度は下がるので、最初は簡単に思えると思います。そのまま、上のクラスに行って難関校を目指せるのではないかと感じてしまいます。

でも、状況は変わりません。自分の難易度に合った授業が受けられるメリットはありますが、上に上がるために必要な知識はサピックスにいる時と変わりません。そこの上に上がるための学習をする大変さはどこの塾でも同じです。

だったら、多少難しいと思えるサピックスの授業を継続し続けたほうが、学力が上がる可能性はたかいですよね。

クラス編成の頂点のレベルが下がる

塾毎の合格実績を見れば明らかですが、御三家への合格者輩出人数を見るとサピックスが圧倒的です。

クラスも非常に細かく細分化されていて、それぞれのレベルに合わせた授業が行われているためです。一方で、別の塾では、多くは3つ程度のレベル分けです。多くの生徒がいる中で、レベルを3種類にしか分けていません。当然同じクラスにも上のレベルに近い生徒と、下のレベルに近い生徒が混ざっています。

授業をどこのレベルにおいて進めるかは塾の方針によりますが、上のレベルの生徒全員に御三家に受かる指導をするのは現実的な指導方針ではないと思います。だから、必然的に指導のレベルもさげることになります。

だったら、少し難しいと思えても、御三家を狙える可能性の高いサピックスを継続したほうが良いですよね。

サピックスに戻れない可能性がある

これは、タイミングにもよりますが、別の塾に転塾しても、やっぱりサピックスの方が良かったかもと思う人は多いと思います。

でも、サピックスは非常に人気の高い受験塾です。そして、塾の教室には定員が決まっています。だから、最寄りのサピックスに再入塾を検討しても、満室で新規入室希望者を募集していないケースが比較的多く、戻りたくても戻れない状況になってしまうかもしれません。

これは転塾して正解と感じれば問題はないですが、万が一戻ることを考えていると、かなり公開してしまいます。

サピックスを辞めないためにできる事

ここまでの説明で、サピックスを辞めるメリットがあまり多くないことを理解されたと思います。

一言でいうと、転塾しても成績を上げるためにやらなければならないことは変わらないためです。やることが同じなら、サピックスを継続するのが一番効果のある受験対策です。

継続の方法:塾に相談する

では、どうやればサピックスで継続できるのかですが、一番簡単なことは、サピックスに電話して、宿題の進め方などを相談することです。

子供が先生に質問するのは、1回に1質問というルールはありますが、親からの電話相談にそう言った縛りはありません。そこをうまく利用するのは一つの方法です。

先生も、親からの相談は記憶にとどめやすくなります。授業でも、親からの相談が来た生徒の様子は気になるものです。電話相談の頻度が多ければ多いほど気にしてくれます。

継続の方法:副教材を活用する

親から塾に相談するのは非常にリーズナブルで効果が高い方法です。しかし、親の負担もそれなりに出てきます。そこで次に考えられるのは、副教材の活用です。

サピックスの上のクラスの生徒の多くは、小学3年以前から受験勉強をしています。4年生から始めて上のクラスに上がるには、かなりの努力が必要です。多くの場合は、個別指導や家庭教師を活用して授業のフォローをしてもらっています。

塾に通い始めるタイミングや家庭教師の一覧はこちらの記事を参考にしてください。

今回は、短期利用を想定している個別指導塾の一つ「RISU偏差値リカバリー」をご紹介します。

「RISU偏差値リカバリー」の短期利用で苦手克服

RISU偏差値リカバリー」は、算数の成績を徹底的に改善するためのサービスです。オンラインによるサービスと対面とオンラインを組み合わせたサービスがあります。

RISU偏差値リカバリー」では、サピックス等の学習塾では成績が上がらない生徒のサポートを行います。家庭教師や個別指導塾と同様に、解けない問題の解説を行います。さらに、「RISU偏差値リカバリー」では、解けない問題から、苦手分野を分析し、克服に向けた学習カリキュラムを立てて、成績アップのフォローを行います。

種類特長
学習塾受験に必要な知識をカリキュラムに従って網羅的に説明する。
個別指導塾 ・家庭教師わからない問題に対して、その解き方の解説を行う。
RISU偏差値リカバリー 問題を解くために必要な基礎知識から、解けない根本原因を特定し、それを克服するための最適な学習カリキュラムを提供

RISU偏差値リカバリー が対象としている生徒

「RISU偏差値リカバリー」では、サピックスの偏差値が30~40台の成績から伸び悩んでいるお子さんです。最短2か月の短期集中プログラムで、苦手分野を解消することを目的にしています。実際に、受講2か月で偏差値を9.1アップしたという実績もでています。

RISU偏差値リカバリーがサピックスの補足教材として最適な理由

塾の学習をサポートする副教材として、個別指導や家庭教師を選択するご家庭は多いと思います。そんな中で「RISU偏差値リカバリー」が優れている点は、長期利用ではなく、一時的な利用で、成績アップが狙える点です。

家庭教師や個別指導は、長期的なサポートになり料金も高めなサービスが多い中で、短期サポートを前提としているため、料金的にはかなり活用しやすいサービスではないかと思います。

家庭教師って一度始めると、受験終わる前で続けるのが前提みたいになっちゃって、途中でやめずらいけど、RISUは短期利用が前提なので、途中でやめることに後ろめたさもないわね。

パパん

短期利用が前提だと、先生も短間期で結果を出すために指導方法を工夫してくるので、息子もわかりやすいと言って評判です。

RISU偏差値リカバリー は短期利用なのでコスパ良好

その指導料ですが、実績のある指導塾なので決して安くはありません。入塾金は55,000円かかり、月額授業料は、132,000円となります。

しかし、わずか2カ月で偏差値を10近く上げて、苦手分野の克服までしてくれるのと、そのサービス内容を考えると、家庭教師などを長期的に利用するよりもかなりリーズナブルと考えられます。

しかも、初回カウンセリングを受けてその場で入塾の申し込みをした場合、25%割引で月額132,000円のところ、99,000円で利用する事が出来ます(初月だけではなく翌月以降も割引です)。

塾名1週間の
授業時間
月額料金備考
RISU偏差値リカバリー18099,000円保護者とも密にコミュニケーションが取れるため、学習状況もわかり安心して任せられる
家庭教師A12088,000円受験合格までサポートする前提
個別指導B12072,160円1年で偏差値20上がることが売りの個別指導
個別・家庭教師サービス毎の料金

RISU偏差値リカバリーの特長

確実偏差値を上げるために 「RISU偏差値リカバリー」が採用している指導方針は次の通りです。

特長概要
科学的なアプローチ10億件以上の学習データとお子さんの実力テストの結果から、弱点・課題を特定し、
何を強化すれば成績が上がるのか、科学的なアプローチで診断・コーチングをおこないます。
オリジナルカリキュラム作成弱点・課題を改善するための、お子さんにぴったりのオリジナルカリキュラムを
作成し、確実に学力が上がるようにサポートを行います。
充実したサポートテストの点数だけを見た表面的なサポートではなく、対面授業とオンラインによる
手厚いサポートで、生徒の成長に応じたカリキュラムの見直しを行いながら、
1対1でのサポートで確実な成績アップを狙います。
保護者と密な
コミュニケーション
保護者と次のような面談を密に行うので、学習状況がわかり安心して任せられます
 - レッスンごとに今の状況を保護者へレポート
 - 月1での保護者面談の実施
 - 24時間オンラインで学習相談受付
全額返金保証制度初回利用から30日間で満足の行く指導が受けられないと感じた場合は、
全額返金を行う制度を取っています。

サピックスをやめて転塾した経験談

息子がサピックスをやめて転塾した経験をお伝えします。まず、転塾の判断は、非常に難しかったです。

・子供がサピックスに楽しく通っていた事。
・転塾先の先生の授業が楽しいかどうかわからない事
・結局成績が上がらない。だけではなく下がるかもしれないという不安

塾の相性は、先生のタイプやクラスの雰囲気、通塾方法、学習のサポート態勢など様々な要素が絡みますし、転塾先の授業の雰囲気もわからないから非常に難しかったです。

しかも、サピックスは入塾テストで合格しています。これは、サピックスから、君ならサピックスでやっていけるよ。と太鼓判を押されたようなものなのに、それを諦めるというのもが、心なしか敗北感を子供に植え付けてしまうのではないか、と言う懸念もありました。

転塾先は早稲田アカデミーです。

二つの塾の大きな違いは、クラスの量です。サピックスはA〜Kクラスの11クラス、そしてα1,2,3の14クラスと成績順に細かく定義されています。本当にこのクラス分の指導方針があるのかはわかりませんが、マンスリーの点数で機械的にクラスが決まります。

それに対して、早稲田アカデミーは3クラスのみ1クラスの成績のレンジはサピックスよりも広いのです。レンジが広い分クラスを上げるのは大変かもしれません。

上のクラスの生徒は難関校に進学する可能性が高いので、先生も力を入れますが、下のクラスは家庭学習で学力を上げる必要があります。上のクラス以外は、身につけなければならない基礎の量が多いので、家庭学習の負担は大くなります。

それに対して、上のクラスは解ける問題が多いのと、教え方の上手い先生が講師をしているので、効率的に学習ができます。

だから、上のクラスに入れれば、成績は上昇するかもしれませんが、下のクラスであれば、覚える量は多い為、家庭学習の勉強量はかわりません。

早稲田アカデミーの良い点

サピックスと比べて良かったと思うのは、クラスごとに扱うテキストが異なる点です。教材は四谷大塚の予習シリーズがベースですが、上のクラスに行くと追加のテキストが配布されます。

これの良い点は、やらなくて良い問題をみる必要がないと言うところです。

サピックスのように初めから全て同じテキストを配布してもらった方が、最終的な終着レベルがわかるという面もありますが、基礎が未定着の状態でも手をつけてみようという誘惑に駆られる危険があります。

その点、早稲田アカデミーでは、ここまで完璧にして上のクラスに上がってから配布する。という仕組みで、やっても意味のない問題を配って不要な問題を解いてしまう必要はないのです。

質問制度

すでに何度も説明していますがサピックスの質問教室は、1回につき質問一つという制限があり、質問に来ている生徒が多ければ多いほど、次の質問までの時間がかかります。

それに対して、早稲田アカデミーは塾の授業終了や授業前、土曜、日曜でも時間の許す限り親も子供も質問可能です。昨日の授業で説明のあった問題、もう一度解いてみたけどわからない。じゃあ、来週の授業の後で質問してきなさい

なんて悠長なこと言っている場合ではないのです。塾の先生に連絡して、

○○の科目で質問があるから今からそちらに向かわせます。

ぶっちゃけこれでOKなんです。先生がいさえすれば、いつでもOKなんです。
これはサピックスと比べて優れている点だと思います。

入塾するならサピックス?それとも早稲田アカデミー?中学受験塾の選び方

まとめ

早稲田アカデミーに転塾してからの考察ですが、サピックスにいたままでは気づかなかった点だと思います。結果、転塾が良かったのか悪かったのかは最終的に中学受験を終えてみないとなんとも言えませんが、息子の成績は微増傾向にあることを考えると、少なくとも転塾自体が誤りではない。と考えています。

公立中学校進学を選択する親が理解すべきこと

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