受験塾

小学4年生の2月!サピックスを辞める?どうする中学受験⁉︎

土曜の夕飯時、サッカー帰りでぐったりした息子は唐揚げをひと口も食べないままテスト結果を見つめていました。成績はまたEクラス。宿題の山と練習試合の疲労が重なり、復習しても分からない箇所が雪だるま式に増えています。私は「塾は続けるべきか、それとも思い切ってやめるべきか」と揺れる気持ちを押し隠し、味噌汁の湯気の向こうでため息をつきました。

 サッカーの夢を支えながら受験勉強を進めることは、本当に無謀なのか。それとも、まだ打つ手が残されているのか。決断のリミットが迫るなかで、私たちが最終的にやめることを決断しました。しかし振り返れば、「あのとき試しておけばよかった」と胸に引っかかるカードまだ残っていたのです。

 本記事では、親子で迷いに迷った末に塾をやめた経緯をたどりながら、当時は気づけなかった“辞める前に試すべきだった選択肢”を具体的に解説します。

1.サッカーと塾の両立は本当に難しいのか

土曜日の夕飯時、食卓には唐揚げと味噌汁が並び、息子はサッカー部の練習試合から戻ったばかりでぐったりしていました。
私は SAPIX の算数テキストを開きながら復習の手伝いをしましたが、授業の内容を十分に理解できていないらしく、

息子「どこから分からなくなったのか自分でも分からないよ」

と言って鉛筆を置きました。
そこで私が市販の簡単な問題集や参考書を買い足したところ、教材の量だけが増え、勉強時間も長くなりましたが、成績はEクラスを維持するのがやっとで、少しずつ下がり始めました。​

2.「塾、やめる?」という提案とZ会への切り替え

サッカーの笑顔と勉強の影

冬の大会が終わったあとも、息子は毎週末の練習試合へ出かけていました。

日が沈み切る前に帰宅すると、ユニフォーム姿のまま得点シーンを身振り手振りで再現し、弾む声で話してくれます。

その横で私は「今日こそ宿題に手を付けられるだろうか」と時計を気にしていました。「じゃあ勉強しようか」と声を掛けた途端、息子の表情に影が差すのを見逃せませんでした。

平日の夜に積もる疲労と宿題

平日も同じ状況でした。塾の授業を終えて帰宅するのは二十二時前で、玄関に入る声はかすれています。

「今日はどうだった?」と尋ねると、「あまり覚えていない」と小さく答えるだけでした。

翌朝の復習では、前日に習ったはずの単元を初めて見るかのように首をかしげ、解説を読んでも要点がつかめず鉛筆が止まります。

私は「復習で取り戻すしかない」と問題集を買い足しましたが、勉強時間が伸びるだけで成績はじわじわ下降しました。

気持ちがすれ違う親子団欒

それでも私は「サッカーも勉強も両方頑張れる子に育ってほしい」と願い、息子も「やるよ」と答えていました。

しかし親子団欒のテレビでサッカーのハイライトが流れると目を輝かせる一方、塾の宿題の山を見ると眉が曇ります。

唐揚げを頬張りながらゴールシーンを語る声は弾むのに、テキストの例題を開いた途端に沈黙が落ちました。

その落差を見るたびに「無理を強いているのではないか」と胸が締め付けられました。

車内で揺れる決断の瞬間

春休みが近づき、息子はサッカー練習の帰り道で助手席に座ったままうとうとしていました。

まだ汗が光る横顔にはクマが浮かび、私は「このまま突き進むべきか、それとも方向を変えるべきか」と悩み続けました。

信号待ちの赤いライトを浴びながら、ふと問いかけました。

「……塾、やめる?」

問いを投げると、息子は驚いたように目を開き、少し間を置いて、申し訳なさそうに、それでもはっきりと「うん」と頷きました。

疲れ切った表情を見て、続けるほうが負担だと判断し、わが家は一度 SAPIX を離れ、Z会を中心に家庭学習を進める方針へ切り替えました。​

3.振り返って気づいた「辞める前に試せた二つの方法」

半年後の今、私は「塾をやめる前にもう一度試しておくべき方法があった」と強く感じています。その方法とは次の二つです。

3‑1.塾の先生に勉強方法を深く相談する

この後、結局塾に通い始めるのですが、これは、そこの塾に通うことで感じたことでした。SAPIXでももっと相談しておけばよかった。と思っています。

  • 塾のカリキュラムの中で「何を削り、何を重点的に行うか」という具体的なアドバイスを受けることで、学習の取捨選択が可能になります。
  • 普段のノートやテストを示しつつ、具体的な質問を用意すると、より実践的な助言が得られます。

3‑2.家庭教師を体験授業だけでも活用する

これは、小学5年から非常に活用していましたが、この時から初めていたらもっと楽だっただろうと思う、受験における見えない鉄板学習法だと思っています。

  • 無料体験でも「ここが分からない」と単元を絞って依頼すると、その場で理解が深まり、さらに基礎をどこまでさかのぼればよいかという診断まで受けられます。
  • SAPIX 入塾テストを突破した実力があるなら、曖昧な基礎を一対一で補強するだけで、五年生・六年生の授業が飛躍的に理解しやすくなります。
  • 四年生から始めれば、さかのぼる範囲が浅く、必要なコマ数や費用も少なくて済みます。五年生・六年生になってからでは、戻る範囲が広がり負担が増加します。
  • 早いうちにやればやるほど、基礎が定着しているので、早く家庭教師から卒業できます。一般的には受験直前期に家庭教師を検討する家庭が多いですが、実は、早めの活用が、コスト的にもメリットが大きいです。

4.四年生で家庭教師を「保険」として体験しておく理由

塾はカリキュラムの遅れを許さないため、生徒の理解度に関係なく授業が進みます。基礎に穴があっても気づきにくいままです。
家庭教師は生徒一人ひとりの理解度を丁寧に確認し、必要であれば小学校内容までさかのぼって指導します。四年生の段階なら戻る範囲が少なく、短期間で基礎を固められます。
体験授業を活用する場合は、以下の手順がおすすめです。

  1. 理解できない単元の問題を三問程度準備する。
  2. 授業後に「どこまで戻ればよいか」という診断と学習プランを受け取る。
  3. 家庭学習のロードマップを参考にして、基礎固めを進める。

この流れで取り組むと、子どもは「分かった」という実感を得やすくなり、学習への意欲が回復します。

5.まとめ――やめると決める前に「お試し」という一歩を

サッカーと受験勉強を両立するには、時間・体力・理解度の三つを同時に管理する必要があります。
塾をやめる前に、

  1. 塾の先生に学習の優先順位を詳しく相談すること
  2. 家庭教師で基礎を補強し授業理解度を底上げすること

この二つを試しておけば、サッカーも塾も続けられた可能性がありました。
SAPIX 入塾テストを突破した基礎力は、磨けばまだまだ伸びます。
辞める決断を下す前に、小さな「お試し」から始めてみませんか。
お子さまの笑顔と将来の選択肢の両方を守るために、今このタイミングでこそ体験授業を活用する価値があります。

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