【中学受験】解決!!サピックスで成績が上がらなくてもやめる必要がない理由

中学受験

サピックスはレベルが高くて授業についていけない。成績もあまり上がらないから、サピックスをやめて別の塾に転塾しようかな。そんな悩みを抱えながらサピックスに通っているご家庭って実は多いのではないでしょうか。

今回は、サピックスを辞めるべきか迷っている人の悩みを解決します。結論から言うと、転塾する必要はありません

サピックスの成績が上がらない理由

必死に勉強しても学力が上がらないと、サピックスは向いていないように思い、手厚く指導する塾に転塾しようか迷ってしまいますが、入塾テストに合格した実力を持っているのですから、サピックスをやめる必要はありません

サピックスの授業のレベルが高くてついていけないお子さんは、基礎をおろそかにしている可能性があります。まずは、基礎を振り返って地固めをすることに注力してみてください。

具体的には、成績が上がらない焦りから応用問題に手を出してしまい、基礎がわかっていないけど、解説の通りに解いてできるようになった気になっている可能性があります。

焦ってしまう気持ちはよくわかりますが、焦って誤った選択をするとせっかくのチャンスがを逃してしまいます。上記は一例ですが、成績が上がらない原因はいくつかありますが、代表的な問題は3つ程度に絞られます。

サピックスで使うテキストの利用方法を誤るとやめたくなる

成績があがらない理由はどこにあるのでしょうか。それは、サピックスでは学ぶべき知識量が多すぎるからです。一つの単元の学習においても、超難関校、難関校、中堅校とそれぞれのレベルの問題が掲載されています。

どのクラスの生徒も同じテキストを使って、授業で取り上げる問題を区別しています。算数のテキストに関しては難易度が★で表現されているので、分かりやすくなっていますが、その他の教科に関しては、明確に基準が示されていません。

そのため、基礎を身につけるために解くべき問題がどれなのかの判断が難しい構成になっています。

サピックスのライバル早稲田アカデミーがクラス毎にテキストを分ける理由

サピックスと同様超難関中学への合格者を多数輩出している早稲田アカデミーでは、上位クラスと中・下位クラスで使うテキストは分けています

テキストは、基本的に四谷大塚の予習シリーズを使っていますが、クラスによって早稲アカオリジナルテキストを用いたりと、授業で使うテキストはクラスに合わせて使い分けています。

その理由は、シンプルで、早稲田アカデミーでは中・下位クラスの生徒が上位クラスのテキストを見ても意味がないと考えているからです。

サピックスが共通テキストを使っている理由

サピックスも基本思想は同じですが、テキストを分けると、中位クラスから上のクラスに上がった時に、過去の問題を遡って解けないという弊害があるので、テキストは統一しているのだと思います。

サピックスのテキストの利用法を誤るとやめたくなる理由

サピックスでは共通テキストを使っていますが、授業で使う問題はクラスに応じて調整しているのがサピックスのやり方ですが、持ち帰ったテキストを見ると、解いていないページが多いことに気が付くと思います。

塾の授業でそこは解く必要はないと判断しているので、家で解こうと躍起になっても、超難関校向けの解説は、”こんな細かいことも覚えなければならないのか”と親が見ても疲弊しまう内容なので、時間がかかります。

そうやって、解かなくてもよい問題を解いてしまい、定着させなければいけない基本問題をおろそかにしてしまうことで、成績が上がらないという悪循環に陥り、サピックスをやめたいと感じてしまいます。

難しい問題に手を出して、本来やらなければならない基礎問題に費やす時間を失ってしまっている可能性があります。

親の過剰な焦りがサピックスの成績向上の妨げとなりやめたくなる

塾の先生は、クラス毎に押さえるべき問題を知っているので、その基本問題についての講義を進めます。授業でやらない問題は、上のクラスで解く問題なので、飛ばしてよい問題です。

でも、それがわかっていても、”上のクラスの子供たちは解いているんだよね”という気持ちが焦りを募らせます。その焦りから、子供と一緒に解説見ながら問題を解こうとしてしまいます。

でも、お子さんは、”そこは先生がやらなくていいって言った”と言って、やろうとしませんよね。だからちょっとやってみよう。って誘っても、基本的に勉強嫌いの子供は、やらなくていい問題をやらされることで不機嫌になったりします。

親は、一緒に解いてわからなければ、親が教えてあげなければならないという義務感から時間かけて教えようと努力しちゃいます。でも、親は教えるプロではないので、この勉強方法では成績が上がりません。

だからこんなにやったのに成績が伸びないという不安が生じ、どんどん上のクラスの子供と学力差がついてしまうという焦りが悪循環を生んで、塾をやめようという思いに至ってしまいます。

その気持ちをグッと抑えて、今いるクラスで解けたほうが良い問題を先生は把握しているので、そこを正確に理解する努力の方が何より重要なのです。それ以外の問題は、とりあえず解くことは不要なのです。

サピックスの先生に言われるまま宿題を解くと成績が上がらずやめたくなる。

家庭学習の範囲がわかったところで、その問題が解けない可能性もあります。それはテキストを見ながら親がフォローしてあげる必要があるかもしれません。それでも、正解が導き出せない、親が説明できない問題も中学受験の問題では出てくると思います。

その時は、質問教室を利用して、先生に質問する・・・・・。ってのが本当は理想なんですが、サピックスに関しては、質問をすること自体の敷居が高く、質問教室には生徒が殺到することと、1回につき質問は1つまででというルールがあり、終わると行列を並びなおさなければいけないというルールがあります。
なので、そこそこ時間の無駄。

だから、質問教室は使わずに、解説をさっさと読んで書き写してしまうことが重要です。解説の内容がわからなくても、それを何度か繰り返す。解法を完全コピーする勢いで繰り返し書くことが何よりも重要です。

なぜこの式になるの?という疑問は学力が上がり成長とともに、というか、塾でも類似問題は繰り返し出題されるので、理論はあとからでも理解できます。

だから、分からない問題は、あまり時間かける必要はありません。子供がすぐに鉛筆もって解き始めないようであれば、解説を読み上げてください。解説聞いて手が動き出せばよいですし、分からなくても解説の式を丸写しするだけでも効果は高いです。

サピックスをやめても状況は変わらない

サピックス以外の塾に転塾した場合、転塾先では、勉強量が減って楽になるのでしょうか。答えはNoです。転塾しても状況は変わりません。

どこの塾も、受験校のレベルまで引き上げるためのカリキュラムがあり、それぞれ考え方は異なります。しかし、ほぼ共通の考え方として、5年の終わりまでに6年間の勉強を終わらせる点においてはどこも同じです。

したがって、転塾しても勉強するボリュームはほぼ変わりません。授業についていくのも大変な状況は変わらないと思ってください。ひょっとしたら練習問題量は少なくなるかもしれませんし、多くなるかもしれません。

早稲田アカデミーに行けば確実に問題を解く量は増えますが、それが成績向上につながるかどうかはわかりません。他の塾でも、理解しなければならない単元の量は変わらないので、勉強量が減ることはないでしょう。

ターゲットが一致している状態で勉強量が多くて苦しんでいるのであれば、そのクラスの勉強量をこなすだけの耐性がまだついていないということです。これは、転塾して何かを変えるというよりは、サピックスに電話して、宿題の進め方などを相談することをお勧めします。

質問教室は1回に1質問というルールはありますが、親からの電話相談にそう言った縛りはありません。そこをうまく利用するのは一つの方法だと思います。

サピックスをやめずに続けるための勉強法

まずサピックスを辞めずに続けるためには、サピックスのカリキュラムの性質を理解したほうが良いです。

サピックス教材の難点

サピックスのテキストは授業の前に配られる性質上、予習はできず、復習ベースの学習になります。塾の授業をしっかり聞いてその週の学習内容を毎週確実に理解していけばかなりのレベルに上がると思います。

でも、大抵の家庭は欲張っちゃうんです。

どのクラスも同じテキスト使っているので、超難関校を受ける人向けの情報も全部載ってます。頑張って全部やり切れれば、上のクラス目指せますが、基本ができてない中で応用をやっても、消化不良を起こします。

サピックスのテキストでは、今自分がいるクラスできっちり押さえておかなければならない知識がなんなのかが分かりずらいのです。授業でやった範囲を復習すればよいのか、授業で解かなかった範囲も家でやった方が良いのか。

その辺りが分からず家庭学習で、親が暴走してしまいます。だからそこは、やり過ぎないように、親てあるあなたがサピックスに範囲を確認して続けて行く必要があります。

今のレベルで必要な知識、必要ない知識を正しく見極めて学習する事で学力は必ず上がります。

サピックス依存からの脱却

「受験に大切なことはサピックスが全て教えてくれる」

そんなことはありません。基本的に生徒とその家族が情報を拾いに行き、必要な情報のみ選択していく必要があります。ただし、そこにあるっ情報の量はさすがサピックスという感じで情報量は群を抜いています。

したがって、その情報をうまく活用することが、今後の受験に重要になってきます。でも、何でもかんでもサピックスが教えてくれるかというと、そんなことはありません。

子供の頑張りと親のサポートが絶対的に必要なのです。

サピックスをやめないために親ができること

サピックスでは、入塾テストで見込みのない子供はふるいに落とされます。難関校を受験するために、現在の学年で学んでおかなければならないテーマを理解できているか、という点を見られます。

それは、公立学校の勉強だけをしていると到底合格することはできないレベルです。そのレベルの子供であれば、超難関校に合格する可能性はある。とサピックスが見込んだ生徒が入塾テストに合格するのです。

環境用意

サピックスの入塾テストに合格した。だから、あとはサピックスに任せておけば難関校合格は間違いなし!!というものではありません。

子供に聞くと、サピックスの授業は楽しいと答えるお子さんが多いのは事実です。それに反して、宿題が終わらない。テストの成績が上がらず、クラスが上がらない。そういったお子さんが多いのも事実です。

授業は聞いていて楽しい。だからと言って、授業を理解して帰ってきているとは限りません。楽しいのと理解は別次元の話です。家庭学習をやらないと楽しい授業はただの雑談と同じ勝ちになってしまいます。

出された宿題は翌日までに一度は解いてみて、不正解問題は何度も繰り返し解く。わからなければ解説を書き写すでも良いので、何度も解くことが重要です。
それを、子供が自立して一人でできる。なんてことはあり得ません。

親が勉強を始めるようにうまく促す必要があります。机に向かわせることから答え合わせすること。など問題を解くこと以外はすべて親がやったほうが良いでしょう。

机の上に漫画が置いてあったり、テレビの電源が入っていたりなど、勉強する環境ができていないのは論外です。でも、子供が率先してできるわけではありません。親がその環境を用意してあげる必要があります。

塾の先生の活用

先述した通り、塾の活用という点において質問教室がどれだけ有益なサービスなのかはわかりません。先生の人数に対して生徒の数が多いので、自分の質問できるのが遅い時間になることもあります。

そんな質問教室はあまり時間の活用の点で有効ではありません。塾の先生の活用は親がするべきものです。親が先生に相談するのは随時行っています。個別面談も可能です。

そこで、質問しちゃえ。というのも一つの答えですが、家庭学習のやり方とか、マンスリーの結果を踏まえた弱点強化の方法とかそういった質問は塾の先生に相談したい放題なので、少しでも困ったことがあったら親が先生を捕まえて相談するというのが良いと思います。

サピックスをやめて転塾した経験談

息子がサピックスをやめて転塾した経験をお伝えします。まず、転塾の判断は、非常に難しかったです。

・子供がサピックスに楽しく通っていた事。
・転塾先の先生の授業が楽しいかどうかわからない事
・結局成績が上がらない。だけではなく下がるかもしれないという不安

塾の相性は、先生のタイプやクラスの雰囲気、通塾方法、学習のサポート態勢など様々な要素が絡みますし、転塾先の授業の雰囲気もわからないから非常に難しかったです。

しかも、サピックスは入塾テストで合格しています。これは、サピックスから、君ならサピックスでやっていけるよ。と太鼓判を押されたようなものなのに、それを諦めるというのもが、心なしか敗北感を子供に植え付けてしまうのではないか、と言う懸念もありました。

転塾先は早稲田アカデミーです。

二つの塾の大きな違いは、クラスの量です。サピックスはA〜Kクラスの11クラス、そしてα1,2,3の14クラスと成績順に細かく定義されています。本当にこのクラス分の指導方針があるのかはわかりませんが、マンスリーの点数で機械的にクラスが決まります。

それに対して、早稲田アカデミーは3クラスのみ1クラスの成績のレンジはサピックスよりも広いのです。レンジが広い分クラスを上げるのは大変かもしれません。

上のクラスの生徒は難関校に進学する可能性が高いので、先生も力を入れますが、下のクラスは家庭学習で学力を上げる必要があります。上のクラス以外は、身につけなければならない基礎の量が多いので、家庭学習の負担は大くなります。

それに対して、上のクラスは解ける問題が多いのと、教え方の上手い先生が講師をしているので、効率的に学習ができます。

だから、上のクラスに入れれば、成績は上昇するかもしれませんが、下のクラスであれば、覚える量は多い為、家庭学習の勉強量はかわりません。

早稲田アカデミーの良い点

サピックスと比べて良かったと思うのは、クラスごとに扱うテキストが異なる点です。教材は四谷大塚の予習シリーズがベースですが、上のクラスに行くと追加のテキストが配布されます。

これの良い点は、やらなくて良い問題をみる必要がないと言うところです。

サピックスのように初めから全て同じテキストを配布してもらった方が、最終的な終着レベルがわかるという面もありますが、基礎が未定着の状態でも手をつけてみようという誘惑に駆られる危険があります。

その点、早稲田アカデミーでは、ここまで完璧にして上のクラスに上がってから配布する。という仕組みで、やっても意味のない問題を配って不要な問題を解いてしまう必要はないのです。

質問制度

すでに何度も説明していますがサピックスの質問教室は、1回につき質問一つという制限があり、質問に来ている生徒が多ければ多いほど、次の質問までの時間がかかります。

それに対して、早稲田アカデミーは塾の授業終了や授業前、土曜、日曜でも時間の許す限り親も子供も質問可能です。昨日の授業で説明のあった問題、もう一度解いてみたけどわからない。じゃあ、来週の授業の後で質問してきなさい

なんて悠長なこと言っている場合ではないのです。塾の先生に連絡して、

○○の科目で質問があるから今からそちらに向かわせます。

ぶっちゃけこれでOKなんです。先生がいさえすれば、いつでもOKなんです。
これはサピックスと比べて優れている点だと思います。

入塾するならサピックス?それとも早稲田アカデミー?中学受験塾の選び方

まとめ

早稲田アカデミーに転塾してからの考察ですが、サピックスにいたままでは気づかなかった点だと思います。結果、転塾が良かったのか悪かったのかは最終的に中学受験を終えてみないとなんとも言えませんが、息子の成績は微増傾向にあることを考えると、少なくとも転塾自体が誤りではない。と考えています。

公立中学校進学を選択する親が理解すべきこと

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