組み分けテストでクラスが上がった!!
このまま、成績上げて難関校に合格して欲しい
塾のクラスが上がるとテンション上がります。でも、なぜクラスを上げることができたのか?そこを分析して、これからの勉強方法を考えないと、すぐに下のクラスに戻ってしまうかもしれません。
下のクラスの友達に
「お帰り!早かったね!!また一緒に頑張ろうぜ!!!」
なんて冗談を言われたくないですよね。でも、そんなお子さんが意外と多いんです。
クラスアップした直後が一番きつい勉強法
ついに上のクラスに昇格!!お子さんのモチベーションも上がってるし、これからもっと勉強して難関校を狙おう。って気持ちは昂りますが、ギアの入れ方を間違えると、成績は上がらずまた下のクラスに戻ってしまうことになります。
実は、クラスを上がった直後が一番大変なんです。その理由は2つ
取り扱っていた問題と、学んできた知識の量の違いに起因します。今までと同じ勉強法を継続するととっても辛くなります。
クラスアップするまでは基礎問題がメイン
上のクラスに上がったと言うことは、上のクラスの授業についていける可能性があると言うことです。そして、これまでよりも難しい応用問題に取り組み始めます。
でも、よく考えてください。先月までのお子さんの状況を。。。まだ下のクラスでの学習をしていたんです。応用問題はチャレンジ問題としてやる人はいたかもしれませんが、基本は標準の基礎問題に取り組んでいたはずです。取り扱う問題の割合はこんな感じかもしれません。
学習の割合 | 基礎問題 | 応用問題 | 発展問題 |
上のクラス | 10% | 60% | 30% |
下のクラス | 70% | 30% | 0% |
クラス毎に授業で取り扱う問題のレベルが異なります。先月まで基本問題70%だった生徒が突然、応用問題60%になるんです。これは、ついていくのに必死だと思います。
先月までの知識は下のクラス
もう一つの懸念は、先月まで下のクラスのスキルで学習していたと言う点です。問題の難易度もそうですが、インプットする知識の量も異なります。
量が増えるだけなら良いのですが、過去SSクラスにいたら学んでいた知識が上がったばかりのお子さんにはありません。でも、授業はSSクラスで学んだ知識を理解している前提で進みます。
だから、知らない知識がどんどん出てきます。そして、その補完は家庭学習に期待されます。
だから、クラスが上がった直後が一番辛いんです。そこでなんとかしないと、ずっと苦しみ続けながら上のクラスにギリギリしがみつくか、下のクラスに戻ることになります。
でも、クラスが上がったらすぐにこれをやると負担は軽くなると思います。お子さんも保護者のあなたも負担は軽くなります。
クラスアップしたらすぐやるべき勉強
ようやくクラスアップを達成したとして、そのクラスをキープするためにじゃあ、何をすれば良いかっていうと、次の2点です。ただ、やることはどちらも同じです。
- 過去上に学んだ分野のレベルアップ
- クラスキープするための勉強法の確率
まずはなぜ上記が必要なのか、今の状況を説明します。
クラスアップした瞬間の状況を理解する
大きく学習方法を変えていないのであれば、上のクラスに上がれたのはたまたまの可能性が高いです。
そんなお子さんが今置かれている状況はこんな感じです。
先月までの学習は下のクラスのレベルなんです。それが、クラスが上がったと同時にレベルアップするように都合よくできていません。クラスが上がる前に学んだ分野は、下のクラス相当の学力のままなんです。
下のクラスにいた期間が長ければ長いほど、この問題は深刻です。常に降格ギリギリの成績になる可能性が高いです。気の抜けない受験生活になります。
クラスアップ直後にやるべきこと
塾の生徒みんながコツコツ必死に勉強しています。お子さんも同じだと思います。だから、お子さんだけがみんなの成績をごぼう抜きするなんてことはまずないです。
勉強方法の変更は必須
だから、何かしら勉強法を変えなければならないんです。やるべきことは、過去学習した分野を上のクラスでやっていく確固たる知識に定着させること。そして、上のクラスで学び続けられる勉強法を確立すること。この2点がめちゃくちゃ重要です。
必要なことは塾では教えてくれない
でも、そのやり方は塾の先生は教えてくれません。家庭学習でもほぼ不可能です。できてもかなりの時間がかかります。
だから、家庭教師に頼るしかないんです。一時的にでも家庭教師を活用して、上のクラスでの学習習慣を身につけるしかないんです。
クラスアップ後しばらくは家庭教師を活用
簡単に家庭教師を使う利点を解説すると
家庭教師はタイパ最強の学習法
多くの家庭では、家庭教師を検討したときに時給どれくらいかを見て、高いなぁ。って感じで、それで効果が出なかったらもったいないって考えて、家庭教師の活用を断念します。
時給で見ると、家庭教師は高く感じます。それはそうです、お子さん向けの個人指導なんですから。
でも、家庭教師を活用している人はみんな知っています。偏差値単価では家庭教師の方が断然お得だってことを。(偏差値単価:同じ偏差値アップをするためにかかるコスト)
個々の生徒にピンポイントに合わせて教えてるから。無駄がなく早いんです。勉強法も教えてくれるから、過去の分野のキャッチアップと同時に今後の塾での学び方も学べます。
家庭教師を活用することの効果などはこちらの記事に記載していますので参考にしてください。
ここでは、おすすめの家庭教師を3つご紹介します。
中学受験専門のプロ家庭教師の「受験ドクター」
「受験ドクター」は全員プロの家庭教師です。アルバイトの教師はいません。
中学受験に特化した塾なので、受験に関する情報も多く勉強以外の相談にも乗ってもらえます。また、マンスリーテストの解説動画なども試験翌日には公開されるので、塾との併用にも最適です。
受験ドクターは息子がSBクラスからSSクラスに上がってしばらく活用していました。そのおかげで、かなり早くから上のクラスで安定して受験勉強ができるようになったので、おすすめの家庭教師です。
カリキュラム自由自在!!やった分だけ課金するe-Live
もう一つのおすすめは、e-Live のオンライン家庭教師です。現役の東大生や医学部生などハイレベルの大学に通う学生から教えてもらえます。依頼するメリットは次のとおりでかなりお得なサービスです。
- 東大や医学部なので、めちゃくちゃ頭いい
- 全ての問題に対する質問に即答して教えてもらえる
- 陥りがちなミスにもわかりやすく解説してくれる
- 組み分けテストや夏休み期間中だけなど、短期間の活用が可能
- 授業を受けた時間だけ課金されるのでめちゃくちゃリーズナブル
息子は受験の直前に利用しましたが、受験生の大変な気持ちがわかる頼れるお兄さんという感じでした。でも、不安な問題などもずばりわかりやすく解説してくれたので、第一志望の合格に大きく寄与してくれたサービスだと思います。
カリキュラムに則った指導ではなく、家庭の希望に合わせて、さまざまな目的に対応できる柔軟性と利便性の高い家庭教師サービスです。
初級から学べる「メガスタ」
「メガスタ」は経済産業省 の『未来の教室』で結果の出るオンラインサービスとして掲載されているほど実績は高いです。
教務スタッフがお子さんの性格を理解した上で担当先生を割り当てます。4万人の講師が登録しているので、子供にぴったりの先生にである確率が非常に高いです。
授業もオンラインでの指導に慣れた先生が多い印象が強く、かなり手厚く、基本から応用まで教えてくれます。基礎がまだまだ不安なお子さんにぴったりだと思います。
紹介動画もありますが、オンライン授業の実績は1番長いオンライン家庭教師ですね。
医学部生が教える家庭教師「Preceptor」
Preceptorは現役の医学部生だけが登録している家庭教師サイトです。
受験直前期に理科で難しい問題にぶち当たった時に活用しました。
現役医学部の先生はバイトですが非常に聡明でどんな問題でも即答で解説してくれます。
しかも、塾で教わらない大学の医学部受験の勉強で教わるような解法で教えてくれるんです。だから、「え、まじ!?こんな簡単に解けるの!!」みたいに思考の広がりを与えてくれました。
Preceptorは無料会員だと医学生の情報の閲覧だけで、有料会員になると気になる医学生にメッセージが送れます。そして、授業料も医学部生と直接交渉で、運営側の介入はなし。これが何よりありがたかった。スポットでの依頼とか今週3連続で教えて欲しいとか、こっちの希望にかなり柔軟に対応してくれます。
まずは無料体験から
3つの家庭教師を紹介しました。いずれも授業料についての明記は割愛します。興味が出てきたらまず無料体験をしてみてはいかがでしょうか。
無料体験の結果、正式に依頼する時に時給を確認すれば大丈夫です。多くのご家庭では、無料体験したのに断るのって気が引けるって思っちゃいますよね。でも、断るのも簡単です。
「料金がちょっと高いので、検討します」
この一言ですみます。ただ、実際は、時給単価ではなく偏差値単価で考えたらどれもお得なので、料金見て断念するのは超もったいないと思います。
家庭教師を活用するメリット
これまでの解説で、
- クラスが上がった直後が大変であること
- しばらくは家庭教師に頼るのが得策であること
がお分かりいただけたのではないでしょうか。家庭教師を活用するもう一つのメリットは、勉強のやり方がわかってくるという点です。
家庭教師を活用すると勉強方法がわかってくる
わからない問題に直面した時、その分野のテキストを見たり、解説を見て学習を進めます。それで理解できれば良いですが、それが難しい時、暗記に頼ってしまうこともあります。
家庭教師に指導を依頼すると、お子さんがなんでこの問題が解けないのか、基本知識の何が足りないのかを分析して、遡って指導してくれます。暗記ではなく理論で理解します。だから、その問題を理解するために、何をどう考えれば良いのかがわかってきます。
必要に応じて塾の先生に質問することもできます。何がわかってないのかが解るようになるので、質問も明確にできます。
学びの質が変わる上のクラス
上のクラスの授業は基礎ができている前提で応用を学びます。下のクラスで学んだ基礎はほぼ学びません。
だから、初めてクラスが上がったお子さんは、その基礎を勉強しながら授業についていかなければなりません。でも、家庭学習ではどこをどれだけ勉強すべきか判断が困難です。
でも、家庭教師は、お子さんに足りていない知識をピンポイントで遡って教えてくれます。家庭教師が個人で持っている教材から最適なテキストや問題をピックアップして教えてくれます。
無駄がなく、スピーディに学習ができるんです。
家庭学習で頑張るのは地獄
基礎学習は塾では教えてくれないから自宅で頑張るしかありません。
これって、相当大変です。多くの場合、闇雲に網羅的に基礎を学習しようとするので、勉強の量も時間も増えて、お子さんも保護者様も疲弊しちゃいます。
だから、何かしら効率的に学習をするようにサポートが必要なんです。塾に期待したいのですが、残念ながらそこは塾が担ってはくれません。
だから、短期間、上のクラスでやっていくまでの期間でいいから家庭教師の活用が必要なんです。
まとめ
うちの息子は小5から早稲アカに通っていました。でも、頑張って勉強しているのになかなか成績が上がらず、疲弊していました。小6でようやくクラスが上がったんですが、その後もギリギリの成績を低空飛行を続けていました。
それを、家庭教師を活用することで状況が変わってきたんです。
塾のクラスが上がって嬉しい気持ちもわかりますが、そこでやるべきことをしっかりやっていたらって思います。そうならないように、クラスが上がったらやるべきことを解説しました。クラスを落とさないために絶対に必要だと思いますので、参考にしていただけると嬉しいです。