早稲田アカデミーのNN早大学院コースでは、1月1日から「そっくりテスト5本勝負」という模試があります。
そっくりテストという意味ではこれまでの模試と同じですが、1月中に5回受ける事が出来ます。そこで、苦手分野を洗い出して家庭学習でキャッチアップすれば、合格確率に大きく近づけるかもしれない。という淡い期待をもって挑みました。
志望校を変えるべき「そっくりテスト」の基準
これまでの模試の結果を見ていても、最初の模試で40%だったものの、それ以降は20%が続き最近では30%で推移していました。
言うまでもなく、このままだと合格可能性は限りなくゼロ。息子とも話をして、この5本勝負で1回でも40%を超えなければ、早大学院の受験はあきらめようという条件で、早大学院対策を進めることにしています。
この時期にもなってまだ、気持ちが受験モードになっていなかったので、正直なところ無理だろうなぁという思いが日に日に強くなっていました。
最後のそっくりテストでまさかの50%達成
そして、そっくりテスト最後の試験の日、そこでまさかの50%の合格判定が出ました。息子は大喜びです。約束通り早大学院を受験することにしたのですが・・・・。
そっくりテスト合格率50%の振り返り
合格率50%の結果は非常に喜ばしいものです。しかし、この結果というのはこれまでと異なる環境というものもありどうとらえるべきなのかが非常に悩ましいところです。
国語の成績向上
国語の成績が5本勝負の④、⑤で偏差値50越えしてきました。苦しかったけれど継続してきたことが良い方向に結果につながっているように思えます。しかも、最後は過去最高の59.9とほぼ60です。これが本番出せればよいと思います。が、本番ではそうもうまくいかないだろうというのがあり、50台になれば大成功だろうなと考えておいた方が無難な気がしています。
国語は年明けに家庭教師を少し活用したんですよ。教材はサピックスの模試の問題。やったのは、音読と精読と問題の解説。問題数は少なかったのですが、精読して問題を解くという一連のプロセスを非常に丁寧に指導いただいたことで、国語の解き方に慣れてきた印象があります。
算数の成績が安定
安定と言っていいか微妙な成績を④回目で取っていますが、振り返るとちょっとした勘違いなどでリカバリできるレベルが多く、不安は残っていますが、解き方が全く分からないという問題はなくなってきています。ちょっとしたミスをどう回避するかという問題は残っていますが、本人の自覚次第で偏差値60越えが出来る学力になってきています。
なんでミスったのかが、クリアになってきました。ケアレスミスという漠然とした言い訳で言い逃れせずに、何を見誤ったのかを具体的に説明できるようになりました。これが、再発防止につながり、成績が安定してきた理由だと思います。
算数は、明らかに家庭教師の効果と言えます。息子本人も明確に家庭教師に教わったおかげと言っています。解けない問題もありますが、解説を見てから理解するまでの時間が短くなっています。
苦手が明確な理科
テストの結果を見ると、昆虫、宇宙系の分野が弱い印象があります。てこや水圧、水溶液、電圧、カロリーなど計算系は問題なく、純粋な暗記問題は後回しにしていたので、そこが出ると点数が取れないという状況です。これは対策はシンプルで覚えるしかないなので分かりやすい。受かりたければおぼえろですね。
相変わらず理科は暗記が苦手です。コアプラスを何順したんだろうというくらい繰り返していますが、興味のない分野の知識の定着は著しく悪いですが、少しずつ暗記の量は増えています。
社会は忘却の彼方へか・・・
早大学院の社会は難しいという先入観に取りつかれてしまったのか、早大学院の過去問を始めた昨年の10月ごろから急に成績が下がり始めました。それまでは得点できていたものが取れなくなってきていて、ちょっとリカバリ方法が思いつきませんが、こちらも多くは暗記なので、時間のある限り暗記するしかないという状況です。
家庭教師に相談を・・・と思いましたが、知識の定着がないので、別の教材を薦められて覚えさせられるのがオチだと思い、これまで通りスタディアップを繰り返し聞くことで覚悟を決めました。
最後のそっくりテスト合格率50%で突き進むリスク
50%の合格率という結果を最後にそっくりテストを終えました。成績を上げてきた理由は、次のどちらか
でも、そっくりテストの結果だけでは、どちらなのか。それを測るすべがないのが非常に悩ましい結果となっています。
これが、5本勝負の1回目だったら、2回目、3回目と成績推移を見て判断できます。でも、これまで40%以下だった成績が、最後の最後で50%になりました。自分なりに理由を分析しましたが、その妥当性は誰にも証明できません。
5本勝負の①や②を解き直しても、偏差値50にいくほどの成績にはならないんですよね。だから、全分野網羅的に偏差値50をとれる学力ではないということです。
塾の先生のご意見はGo!!
早稲アカの先生に聞いたところ、50%でたならチャレンジすべきとのことでした。残念ながら、塾ではこれまでの成績とのギャップや急に上がった要因などの分析はしてくれませんでした。
合格判定で50%出たならチャレンジすべきです!!
ちなみに、最後に50%超えたのが実力ではなくたまたまで、30%位の合格率の生徒が実際のテストで合格することはあるのかという質問に対しては、「この成績でもギリギリまで学力を上げて合格した生徒は過去にもいます」
という励ましの言葉が返ってきました。一方で、その生徒はどれくらいいるのか?という問いには、
過去数年に1名出るかどうかですね。。。。
じゃんじゃん合格してますよ!!って答えが欲しかった・・・。
この悩ましい統計結果を踏まえて、早大学院を受けるべきか否か・・・いや、40%超えたらチャレンジしようと息子と約束したので、本人の意思なくしては会費はできないのだけど、悩ましい中学受験です。