家庭教師って授業料高いよね。
そう思っていませんか?
でも、実は授業料は塾とほとんど変わらなくって、塾よりも早く成績が上げられるって思ったら気になりません?
今回は、家庭教師はそれほど高くないよってことを解説します。これ知らないまま、お子さんの成長機会を失うのってもったいないですよね。
皆さんの受験ストレスを軽減するかもしれませんので、一読してみてください。
家庭教師は高くないよ‼︎効果を見ればメリットが多い
授業単価を見ていると、家庭教師って高いなぁって感じると思います。90分で8,000円って、これはまだ安い方だったりします。
そうなんですよ。授業料高いから、そんなにお金ないし、そこまで授業料を払って勉強する必要はないなって思いますよね。でも、塾に通ってるだけでも結構高いんですよ。
実は結構な家庭が活用している家庭教師
でも、中学入学後に塾友のママと話ししたんですけど、同じ学校に進学した友達や、桜蔭などの難関中学に進学した友達の多くは、家庭教師を活用していたよって、白状したんです。

受験期の時は、塾行ってるのに、家庭教師もやってるなんて、あの家庭は、ガチだね…。って思われるのが嫌だったの。でも、実際ガチだったし、真似されてライバル増えるのも嫌だから黙ってたみたいです。
サピのαクラスの生徒対応が多い家庭教師
また、家庭教師にどんな生徒を教えているのかって聞くと、開成中や麻布中などを目指している生徒で、サピックスのアルファクラスに在籍している生徒が多いという話もしていたので、上のクラスを維持するために家庭教師を活用している家庭は多い様でした。
で、どこの家庭教師センターを使っていたのかってのは、我が家と同じ受験ドクターが多い印象です。受験ドクターについては、こちらでも紹介していますので、参考にしてみてください。
授業料は高いのか?家庭教師と塾の授業料を比較
でも、実際に家庭教師を活用したら気づくんですけど、それほど高いとは感じないんですよね。ママ友の人たちも口を揃えて、あの授業料で成績をキープできるなら超お得よね。って絶賛しています。

一部では、教え方うまくないし、高いだけで無駄だったって話もありますけど、それって、成績が上がらないのを見越して頼んだりとか、動き出しが遅くて残り物の先生にあたっちゃってるケースが多いです。
では、授業料は実際のところどうなのでしょうか。我が家のケースを参考に、家庭教師の授業料と塾の授業料を比較してみましょう。
家庭教師と学習塾の授業料の比較
塾の授業料は、早稲アカの費用を参考にして計算しています。早稲アカは塾の中でも比較的授業料が高い塾って言われています。そこと家庭教師を比較してみますね。我が家は小学5年からの活用でしたが、仮に4年の初めから活用していたことを想定して試算してみました。
早稲アカの授業料
小4になって、塾を検討しようとすると、レギュラーコース、いわゆる通常授業の料金を見ちゃいます。でも、早稲田アカデミーは色々と特別講座があって、それを受けるとかなりの金額になってしまいますね。

家庭教師の授業料
そして、家庭教師の授業料です
先生のランクによって授業料は変わるので、絶対にこの金額で受けられるってわけじゃ無いです。でも、大体1回90分で月4回で行われるって考えて1回の授業の単価パターンをいくつか計算しています。

大体、単価16,000円の家庭教師と、塾代が同じくらいですかね。塾の方は特別講習などもついての値段だから、塾の方がたくさん受けられてお得じゃんって感じちゃいますかね。
効率性なら家庭教師
授業料を時給単価で考えると圧倒的に塾の方が安いのです。でも、一定の学力を上げるために必要なコストは家庭教師の方が圧倒的に低いです。
例えば、40,000円/月の塾と120,000円/月の家庭教師で比較してみます。偏差値60に上げるためにどちらでも1ヶ月で達成できるのであれば、塾の方がお得です。でも、そんなことはほぼなくって、大体は、
・家庭教師なら1ヶ月
・塾なら3ヶ月以上
という感じになります。すると、毎月の負担は塾の方が軽いのですが、偏差値60に上げるまでにかかる期間と授業料は家庭教師の方が少なくてパフォーマンスが良いんです。

目的が早く達成できれば、時間的余裕もできるから新しいことが始められます。練習問題も多く解けます。また、勉強の仕方も教えてくれるので、家庭教師を利用し続ける必要もなくなります。
塾と家庭教師どっちがお得
授業料を見ると、塾の方がお得な感じがします。よく考えると、特別講習もあるし、4科目も学べる。塾の代わりに家庭教師って考えて、4年になってからずっと家庭教師を頼むって考えたら、家庭教師はかなり高額になってしまいます。
でも、そうではなく、一定の期間だけ活用するって方法をすると、見え方は変わってきます。
家庭教師の限定活用法
常時家庭教師を使うと高くなりますが、例えば我が家では、夏期講習や春期講習の代わりに家庭教師を使ったりしました。そこでピンポイントに目的を明確にして活用することで、想像以上の効果が得られるんですよ。
家庭教師を活用するなら季節講習
塾の季節講習って、これまでのおさらいを短期間でするのが目的です。家庭教師もおんなじなんですけど、その質は大きく変わります。家庭教師だとお子さんの苦手な分野に特化しておさらいができます。
- 小4、小5の季節講習は、それまでの基礎知識で怪しいところを探して潰す目的
- 小6だったら、夏期講習は志望校別で出題されやすい分野の強化として活用
- 小6の冬期講習だったら、志望校別対策の強化
こんな感じで依頼するタイミングで、目的を明確にすることで、お子さんの知識のベースアップが狙えます。

塾の季節講習がダメとは言いません。でも、重要ポイントのおさらいが目的なので、お子さんの得意分野も苦手分野も関係なく授業を受けることになります。すると、学年が上がるごとに時間がもったいない!!って感じることが増えてきます。
お子さんの目的は活用時期に合わせて柔軟に対応してくれる印象が強いのは中学受験ドクターでした。
季節講習は午前中が狙い目
家庭教師の授業は通常、平日の学校が終わってからの夕方以降か、土日の時間に授業をします。
優秀な先生は、その時間帯は授業が詰まっているので予定を入れづらいです。でも、春休みや夏休み冬休みは、大体、休みに入る1ヶ月前から各家庭に日程の調整に入るんですよね。
でも、それよりも前にこちらから時間を伝えて予定を確保してもらうことで確実に確保してもらえると思います。
優秀な家庭教師に出会う秘訣
家庭教師には優秀な先生もいれば、まだまだ経験の少ない駆け出しの先生もいます。できるだけ優秀な先生に教えてもらいたいですよね。
早めの申し込みが超重要
良い先生に出会うには、早めに申し込みを行うのがメチャクチャ重要です。直前の申し込みだと、優秀な先生は予定が埋まってしまいます。だから、早めに家庭教師センターに問い合わせて予定を入れるのが、優秀な先生に担当してもらう秘訣です。

早めってどれくらい?って疑問ありますよね。理想は、小4になる頃には探し始めていると出会う可能性は高いと思います。
冬休みの申し込みが最適な理由
具体的には、2月に中学受験が終わるので、その前の冬休みには家庭教師センターに問い合わせをした方が良いです。冬休みに小6の生徒を教えている先生は、受験直前でも頼りにされているって判断できます。
そういう先生をお願いするように打診してみてください。
そのタイミングで体験できれば良いですし、無理でも受験期が終わった時に時間をもらえる確率は上がります。体験授業で良いなって思ったら、春休みからお願いすれば大丈夫です。
季節講習に絞った授業料比較
先ほどの表から、季節講習の授業料とそのタイミングだけで家庭教師をお願いした場合の授業料比較です。塾と同等の料金になるのは、単価
◆塾の季節講習の授業料

◆家庭教師の季節講習のみ活用した場合
こちらも、単価16,000円の先生と塾が同等です。塾自体を不要と考えているわけではないので、通常の塾の授業は受けつつ、季節講習だけ家庭教師を使って弱点強化するという活用がベストな気がします。

家庭教師と塾の大きな違い
最後に…。それでも、家庭教師を使う効果てそんなに大きいの?塾も中学受験向けに勉強を教えてるからそんなに変わらないんじゃないの?って疑問がまだ残ってる方へ、家庭教師と塾の大きな違いを説明します。

塾が絶対にダメというわけではありません。でも、塾だけと言いつつ、親のサポートなど周りの支援がかなり大変になるんです。だから、その負担を軽くして、塾だけでも乗り越えられるようにするために早めに家庭教師を活用することをお勧めしています。
塾にも優秀な先生がたくさんいます。でも、優秀な先生って、結構な頻度で異動してるって思いません?別の新規校舎の立ち上げだったり、成績の振るわない校舎のヘルプに呼ばれたり。だから、良い先生の授業が受けられないということもあります。

塾では、後任の先生も大丈夫ですっていいますよね。でも、若手で教え方がまだまだってケースも多いです。一方で家庭教師の先生はこちらが変更を言わなければ変わらない安心感もあります。
塾はクラス最適
塾って、そのクラスのレベルに合った授業を行うんですよね。そのクラスにいる生徒の平均的なお子さんに最適な授業なんです。そして、授業では問題の解き方を教えてくれます。解説は、そのクラスの生徒なら理解できるレベルの説明になります。
そのクラスにあった実力の生徒だったら大丈夫かもしれません。でも、多くの生徒は、
- 国語が苦手で下のクラスレベル
- だけど、算数は得意で、上のクラスでもやっていけそう。
- でも4科目平均すると、今のクラスになっちゃう。
こんな生徒が多いと思います。だから、レベルに合わない授業で理解不十分のままとなるものも少なくありません。
家庭教師は個人最適
一方で、家庭教師は、当然ながら、あなたのお子さん専任として授業をしてくれます。個人に特化した「個別最適」を実現しているのが家庭教師です。だから、お子さんの弱点の撲滅に特化した指導も可能なんですよ。
そして、勉強の仕方もわかってきます。自分が何を理解していて、何がわからないから解けない。これがわかるようになります。
こうなると、何を質問すれば良いのかがわかります。だから先生の回答も自分の知りたい疑問にダイレクトになるので、理解も早くなります。早いうちにそのコツが掴めれば、家庭教師を長々と活用する必要はなくなります。そして、塾だけで受験を乗り越えることができるようになります。
でも、優秀な家庭教師はすぐに見つかるわけじゃありません。だから、早めに動くのが大切とお伝えしているのです。
まとめ
塾の季節講習を受講する代わりに家庭教師が良いとお伝えしました。でも、小4から小6の受験終わるまでずっと活用するとコストは高くなりますよね。
理想は小4の春休みからが理想です。理由は、「早いうちに勉強の仕方がわかってくるから」です。繰り返しですが、勉強の仕方がわかると、
- 自分で勉強を進められる
- なぜ間違えたのかがわかる
- 何の疑問をクリアにすれば良いのかわかる
- 疑問をクリアするために質問すべきことがわかる
- 根本の理解ができるので、一つの疑問解消でできるようになる問題が多い
- だから勉強時間が短くても高い成績を維持できる
といった大きな効果が期待できます。早めにこの効果が得られたら、家庭教師を卒業できます。塾の先生に質問すれば、理解できて成績は上がるようになります。ぜひ、早めの家庭教師活用をお勧めします。結果的に低コストで成績を効率的に上げる手段だと思います。