四谷大塚で偏差値60を超えるのはかなり難しいといわれています。でも、正しい学習法を続ければ、偏差値60までの道のりはそれほど難しいことではありません。
頑張っても、頑張っても成績が上がらないのは、どこに問題があるのでしょうか?
お子さんの今の偏差値はいくつでしょうか?頑張っているけどなかなか成績が上がらないというお子さんは、自分のレベルにあった勉強法を実践していない可能性があります。
小学4年から息子が、偏差値45から偏差値60まで上り詰めた我が子の勉強方法になります。偏差値60まで駆け上がる黄金プランだと思います。
偏差値60未満の子供がやるべき勉強法
勉強を頑張ってようやく偏差値55を越えるようになった。だけど、偏差値60にはなかなか手が届かない。こんなお子さんがやるべき勉強法です。
勉強をするにあたって、ほんの少しだけ勉強の意識を変えるだけで偏差値60は達成できます。ただ、それがとても難しい。それができると勉強時間は減っていくと思います。子供本人が理解して変わる必要があります。
それができないと偏差値60のボーダーラインを行ったり来たりする辛い状況が続きます。
偏差値60を超える理解重視型勉強法
これまでの学習は暗記に頼った学習が多かったと思います。
いわゆる知識の詰め込みです。この暗記法で偏差値60越えを安定させるのはかなりの至難の技です。人は忘れる生き物なので、暗記量が多いほど不利になります。昔のことはどんどん忘れていきます。
だから暗記による学習はここまでにしましょう。偏差値60を超えたいのであれば、理解することを念頭において学習をしましょう。これまでと同じことの繰り返しで大丈夫。これまでの勉強で基礎知識は頭に入っています。
基本知識の振り返りで再発防止
応用問題を間違えるのは、難易度が高いからというのはもちろんありますが、それを解くための基本知識の理解が曖昧であることが多いです。なので、間違えた問題を解くために必要な基本知識が分かればそれを復習して基本の理解を深めれば間違えが防げます。また、基本を抑えるので、類似問題が出題されても、同じ間違えをすることが防げます。
基本知識の分析を効率的に行うには
間違えた問題はなんの知識が足りないのかの分析を家庭でやるのは結構難しいです。そもそも、その問題を解くために必要な基本知識がなんなのか、その要素分解も難しいと思います。塾の先生に聞いたらひょっとしたら教えてくれるかもしれませんが、多くの時間を割いてはくれません。
したがって、この知識の穴を塞ぐ効率的な方法は、家庭教師を活用することだと思います。家庭教師は、四谷大塚やサピックスの組み分けテストなどのテスト問題の分析を独自に行なっています。
家庭教師の指導方法
多くの家庭教師は、テストの問題を入手して解くために必要な基本知識がなんなのかを事前に分析しています。
だから、家庭教師に間違えた問題の分析をお願いすると、お子さんが問題を解くためにメモした途中計算を確認します。そして、どんな知識が不足しているかを分析して対策を考えてくれます。
子供が勉強の仕方を理解する
また、家庭教師が子供に解説する時も、対話型で解説するので、子供自身が自分がどこでつまづいていて、何が分かれば解けるようになるのかを考えながら分析できるようになります。
これって、めちゃくちゃすごいことで、これができるようになると、塾の先生に質問行くときに、自分がわからないところを明確に質問できるんです。それができると、先生も明確に答えるので、それで、疑問が解決するんです。そうなると、家庭教師がいなくてもある程度自分で解決できるようになるんです。
最近の家庭教師は自宅に来ない
最近では家庭教師とはいえ、自宅に招くとマスクをしています。だから、対面では、お互い表情がわかりずらいというデメリットが生まれます。
その結果、オンライン家庭教師の需要が高まっています。こちらにオンライン家庭教師サービスのリンクを載せているので、興味のある方は体験授業を受けてみてください。お子さんの学力を見極める速度は塾よりも優秀だと思います。
どれだけやったかで差が出る領域
間違えた問題を自己分析できるようにしましょう。それができると、ダイレクトに基本知識の振り返りができるようになります。
また、間違えた問題は表面的ではなく、根本的な見直しができるようになります。それができると、解ける問題が広がります。
そうなると、一つの根本知識が身につくだけで、解ける問題は無数に増えます。だから少ない勉強時間で多くの問題が理解できるようになるんです。
やればやるだけ勉強時間が減るサイクル
勉強への意識が変わってきたら、さらに成績を上げたいですよね。そのためには、多くの問題を解くしかありません。解法への引き出しを増やすことが、多くの出題傾向に対応できる力になります。
そして、この学習法を身に付けた生徒は、問題を解くスピードも上がってきています。なぜならわからないことが少ないからです。わからない問題があっても、解説を読めば、解き方が理解できるんです。
解説が不親切でわかりづらいと感じるのは、まだそのレベルではないということです。そのレベルにいる子供がその解説を見ればなんで間違えたのかすぐに理解できるんです。
下のクラスの生徒との差はどんどん開く
上のクラスの生徒は、間違えた問題は根本を潰す復讐をします。根本の理解が深まると、ミスは減ります。そうなると、さらに難易度の高い問題に手を出せるようになります。
一方で下のクラスは、この思考で勉強していません。だから、時間はかかるし、なかなか応用問題や発展問題に進めません。その結果、クラス間で解いてる問題の難易度にどんどん乖離が出てきます。
下のクラスの生徒がこの勉強法をしない理由
ちなみに、偏差値55以下の子供にやらせても式の意味を理解せず丸暗記しちゃいます。塾の先生がそのような指導をするからです。だから、親が「なんでそうなるの?」と聞いても答えられません。それを理解させようとしても、基礎力が低いので、理解に至らないのです。しかし、偏差値60以上の子供は意味を理解して繰り返します。定着力が高く効率的に学習を進めることができます。
でも、小学3年や4年の早いうちに家庭教師を使って勉強の仕方を覚えれば、塾の授業でも暗記に頼らない勉強ができるので、早く上のクラスに行けるし、勉強時間も少なくて済むので、家庭教師は早いうちに活用するのがおすすめです。
偏差値60以上の勉強法
まず優先的にやることは、誤った問題の分析です。なんで間違えたのかを分析します。このレベルは基本問題で間違えることは減ってきていると思います。
応用問題以上で間違えた問題について、なんで間違えたのかを分析します。応用問題は、基本知識の積み上げで作られています。だから、どの基本知識が足りなくて間違えたのかを確認します。
偏差値50未満の勉強法

偏差値が50未満のお子さんは、まだ基本学力、知識が身についていないお子さんです。でも偏差値60をあきらめる必要はありません。今は、基本をしっかりと勉強することが何よりも重要です。
基礎知識を定着させる勉強法はこちらの記事をご覧ください。
偏差値55未満の勉強法
偏差値が55未満の子供は、ものすごい勉強量と勉強時間だと思います。その頑張りで、なんとか成績をキープしている子供たちです。
お子さんの根性で無理やり維持している子供が半数以上を締めます。実はこのレベルのお子さんが1番勉強時間と勉強量が多くて、1番辛い時期です。
偏差値55を突破するためにやるべきことは3つです。
- 語彙力の強化と音読による読み上げ
- 問題文のキーにチェックを入れたり、図や表で整理する力
- 間違えた問題を軽視しないマインド
これらが必要になります。詳細はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
まとめ
一気に偏差値60まで上げる事はできません。基礎知識があり、その上に基本があり、基本を組み合わせた応用があります。そのうえで、ようやくチャレンジ問題で難関校に臨むことができるようになります。
いきなり応用問題を解いて、一足飛びに成績を上がるような理論はありません。そんな魔法には期待せず、日々コツコツとレベルに合った勉強を繰り返してください。その結果、間違えなく、成績も上がるし、勉強サイクルが効率的に変わります。


