熟考!!中学受験せずに公立中学へ進学させる親が理解すべきこと

中学受験
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来年小学4年生になるお子さんのいるご家庭では、そろそろ中学受験をすべきか、公立中学進学するのかの検討を始める時期ではないでしょうか?

特に東京に住まいを構える家庭では中学受験率が年々上昇していて、国立・私立に進学する生徒が25%まで増えている状況です。お子さんのお友達も中学受験のための塾に通う子が増えて、我が子は勉強させなくて大丈夫なのか?って心配にもなりますよね。

その一方で、中途半端な私立中学を受験するなら地元の公立中学に進学で良い。という選択をするご家庭もあると思います。

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中学受験をするか公立中学校に進学するかは、親の覚悟次第

公立中学校進学

公立中学への進むのではなく、中学受験をするという決断は、子供が決めることでは無いと思います。

親が子どもの将来像をイメージして、受験をさせて私立中学へ進学させるのか、小学生時代はたっぷり遊ばせたいので、受験はせずに公立中学へ進学するのか。これは、親が決めて子供に道を示すことがほとんどです。

ただし、どちらを選択したとしても、楽な道のりは無く、親は一定の覚悟が必要になります。

公立中学へ行かずに中学受験を選択する親の覚悟

公立中学へは進学せず、中学受験をするという事は、遊びざかりの小学時代の半分を受験のための時間に費やすことになります。

それが、子どもにとってどんな意味があるのかを親が見定めて、塾・親・子の3者でがんばるという覚悟が必要です。頑張ったら分だけの成果が出しやすい、努力量に対して、結果がついてくるという、大変だけどやることがはっきりしている世界です。

ただし、多くの子供には、その覚悟や自覚がないので、子供は頑張れないのが実態です。そこを塾と親が協力して子供のやる気をモチベートして勉強を継続させることが必要です。

なお、多くの私立中学は、大学進学をトッププライオリティに掲げたうえで、それぞれの校風や教育方針を立てているため、入学してからも「思っていた生活と違う」ということは少なくありません。

事前に学校案内や実際に見学に行くことで進学後の生活をイメージできるので、そういう体験を増やす事で、子供のモチベーションコントロールも出来ると思います。行動の負担は大きいけれど、安心感、安定感を得られるのが中学受験だといえます。

公立中学校へ進学をする親の覚悟

一方、公立中学進学は義務教育の一環で誰でも進学が可能です。それ故に教育方針が明確では無く、カリキュラムをこなすことのみが至上命令となっている教育機関です。

したがって、その特性上、勉強に対して全力投球することはなく、標準的なこと、基本的なことの学習までで、その他は、文化祭や体育祭などのイベントや部活動などの体験を通して、自立した人間を育てようという場所です。

つまり、公立中学は私立のように学校ごとの特徴や環境の整備もなく、高校受験に向けての対策も行なっていない為、自らどうすべきかを考えて行動に移すことが必要な本人次第の世界になります。

なお、本人次第という反面、公立中学については、不確定要素が多く、本人の努力が必ずしも報われるわけではないということも覚悟する必要があります。

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公立中学校の不安要素

公立中学への進学には、いくつかの不確定要素があります。高校受験や、その先にも影響を与える可能性が高い不安要素についていくつか紹介します。

不安要素1「公立中学校の内申」

内申は先生の主観が反映される為、理不尽で納得のいかない評価がたくさん出てきます。子どもなりに頑張ったことが評価として返ってくるわけではないという不確定性があります。

したがって、公立中学では、頑張っただけ評価がついてくる訳ではありません。したがって、その先にある高校受験において、都立高校のように内申の結果が受験合否に大きく影響するケースもあり、ともすると、理不尽な評価を受けるかもしれないという覚悟は必要です。

不安要素2「公立中学校の指導方針」

公立中学の学習は学習指導に記載されているカリキュラムにしたがって授業が信仰されますが、その指導方法に具体的な指導はなく、先生の裁量に委ねられています。

従って熱心な先生と出会い、楽しい学校生活を送れることもありますが、そうではなく、子供の話を聞かなかったり、つまらない授業を繰り広げるような先生の場合、つらい学校生活になる可能性もあります。

しかも、公立中学校は先生が任期制で一定期間以上は同じ学校に赴任することができず、定期的に入れ替えが行われます。熱心な先生と出会い、楽しい中学生活にを送っていたとしても、その先生が異動となれば状況は一変します。

不安要素3「公立中学校からの高校受験」

次の不確定要素は、高校受験の選択肢が少ない点です。都立トップ校や都立中高一貫校が教育に力を入れた結果、それ以外の都立高校との間に差が生まれ、中堅の公立高校が激減しています。

さらに、私立高校においても、中堅レベルの学校が、中学入試に一本化する動きが出てきています。2021年の本郷高校の高校入試廃止は、私も記憶に残るニュースでした。今後も高校入試を取りやめる学校が増える傾向にあるようです。

わが子が公立中学に進学した先に考えられる進学先の高校はどのようなものがあるのか?さらにその先の大学まである程度視野に入れた上で、大学、さらには社会への進路としてどのような道があるるのかを調べたうえで目の前の中学受験を検討することが重要になってきます。

不安要素4「公立中学校からの最終学歴」

最後は、最終学歴。いわゆる大学進学です。例えば、最終学歴として、難関国立大学をターゲットにした時、どんな高校に進学していれば実現するのか?と考えた時に多くの選択肢はないことがわかります。

まず、難関国立大学への進学している主な高校を調べたところ、難関高校に在籍していないとかなり厳しい状況です。私立であれば、開成、麻布、武蔵などの御三家、都立であれば日比谷、西校などの進学重点校。しかも、多くの生徒が難関校に通いながら塾も併用しています。

私立は、中学からの中高一貫校に在籍している生徒が多く、高校受験がなく、中高6年間を通して学習する為、高校2、3年次に大学受験対策に多く時間を費やせるというメリットがあります。

公立中学校から都立トップの高校に受かる子供達

私立の多くは、中高一貫校ということを考えると、都立トップ校の日比谷高校や西高校に合格する子は、公立中学出身ということになります。では、トップ校に受かる公立中学の子供はどんな子が多いのでしょうか。

中学から始めて難関校に受かるのはレアケース

「小学生の間はのびのびさせてあげたくて…」と言い、塾通いは中学に入ってからでも間に合う。と考えているご家族の場合、申し訳ありませんが、中学の3年間だけで公立トップ校に進学できる生徒はかなりレアケースだと思ってください。実際のところは、

  • 小学生時代に中学受験勉強をしていたが、第一志望にうからず、高校でリベンジする子供
  • 小学生時代から高校受験をターゲットとしてコツコツ勉強していた子供

この2ケースしかありえないのです。上記の子供が小学生の時から勉強の習慣がついていて、中学入学時点で早ければ中2レベルの勉強を小学生のうちに終えているような子供が高校受験で公立トップ校を目指せるのです。

小学校から高校受験を見据えた学習習慣が必須

小学校の間に勉強習慣が全くなく、公立中学に入って急に目覚めていきなり日比谷に行く子なんて、全体の1割未満の本当に少数の天才たちくらいなんです。

従って、公立中学への進学は不安要素が多く、子供自身の自立と将来を見据えた強い意志を持った親と子供でなければ、トップ校への進学は至難の技なのです。

友達と遊ぶ約束を断れない子、ゲーム、漫画という娯楽に流されて机に向かえない子は、中学受験をするべきなんです。中学受験するにしてもしないにしても親の覚悟は必要です。

それが子供の成長のどのタイミングでやってくるのかの違いはありますが、公立中学に進むにしても、その先を考えた時に、中学受験勉強はメリットは大きいと考えられます。

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