中学受験塾で上のクラスの友達は、あまり勉強していないのに成績が良いのはなぜ?
なぜうちの子はこんなに頑張って勉強しているのに、上のクラスにいけないの。で、休日に家族旅行に行ったり、放課後遊んでるような子がなんで上のクラスに居続けられるの?
そんな疑問を持ったことはないでしょうか?
私もずっと疑問でした。でも、受験終わる頃にわかりました。手遅れでしたが、頑張って勉強して第一志望に受かったからよしとしています。
早く気づいていれば、ここまで辛くなかったかもしれないと思いつつ、振り返っています。。。
中学受験で塾以外の勉強をしている生徒の特徴

家庭教師の先生に聞いた話ですが、上のクラスの生徒全員が、勉強量が少ないってわけではないようです。上のクラスの生徒といっても、ざっくりと大きく2種類の生徒に分類できるようです。
- 基礎から応用問題まで解法を理解している生徒
- 基礎学力、応用問題ともに発展途上の生徒
中学受験において、塾以外の勉強をしている生徒は、2つ目の生徒やそれよりも基礎が身についていない下のクラスの生徒ということです。
塾の勉強で十分な生徒
中学受験って、基礎学力がベースとなり、応用問題が解けるようになります。そして、応用問題が解けるようになると、次は、難関校問題に対応できる訓練をします。
基礎学力や応用問題の解き方を理解している生徒は、間違えても、解説を読めば自分の答えの何が問題だったのかすぐ理解できるんです。だから間違え問題の振り返りにかける時間が少なくすむ。結果、短い時間で多くの試験対策問題を多く解くことができる。このような生徒は、塾の勉強だけで必要な学習ができて、必死さもなくある種の余裕を感じられるのです。
早いうちから基礎知識の勉強を始めていたお子さんに多いケースのようです。詳しくはこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
塾以外の勉強を必要とする生徒
一方で、上のクラスをキープするのが精一杯な生徒もいます。基礎学力、応用問題ともに発展途上の生徒で、応用問題は解けるけど、安定していない状態の生徒です。
こちらの生徒は、日々、基礎知識と応用問題の解法を身につける学習をしながら、上のクラスをキープしています。一日中、勉強に明け暮れている生徒です。一つ下のクラスの生徒と同じような勉強量で頑張っています。
間違えた問題は、解説を見ますが、なんでミスったのか、どの知識が足りていないのかの分析から振り返る必要があり、時間がかかります。だから、日々の生活にはそれほど余裕はないです。
ちなみに、下のクラスの生徒は、なんでミスったのかの分析をしないで、表面的にやり直しているだけだから理解が深まらず上のクラスに上がる学力がなかなか身につかないって実態があります。
上のクラスをキープできる理由

上のクラスの生徒には2種類いるとお伝えしました。その内、基礎学力と応用問題の解法が定着している生徒は自分なりの勉強法が確立されているので、上のクラスをキープするのは容易いのです。
一方で、基礎が不安定な生徒はキープするのが大変で、次のようなケースが考えられます。
- 親のサポートが充実しているので、キープができる
- 家庭教師をフル活用するのでキープができる
上記以外の生徒の多くは、成績のキープが難しく、下のクラスに落ちてしまうリスクがあります。これは、中学に入って同級生の親の勉強法を聞いた内容と、受験が終わって、家庭教師にお礼を言った際に聞いた内容です。
全ての生徒がそうではないと思います。ただ、数人の家庭教師から同じような話が聞けたので、かなりの確率で家庭教師を活用していると考えて良いと思います。
保護者の方がフルサポートしている
保護者の方がお子さんに付きっきりで全科目の苦手問題の分析と苦手克服のための知識の底上げをフルサポートしているご家庭です。また、必要に応じて塾の先生に質問をするなど、お子さんに中学受験の意識が芽生えている場合は、家庭でのサポートでなんとかなっているケースがあるようです。
ただ、保護者の方も難関校の受験経験があったり、指導経験のある方が多いようです。
家庭教師をフル活用している
家庭教師を利用すると、塾では得られないメリットがあります。塾とは異なり、お子さんの学力を分析して、足りていない基礎知識・応用力の底上げをすることもできるため、最短で成績をあげることができる可能性が非常に高いです。
家庭教師を使う利点
塾とはべつに家庭教師を使ってたら、教育費がとんでもないことになる。って思いますよね。
そうですね。。否定はできません。でも、春季講習、夏期講習、冬季講習などの季節ごとの特別講習や、志望校別コース、正月特訓など塾は様々な特別講習が用意されています。これらの特別講習を全て受けるとかなりの費用が必要になります。
こちらの記事でも解説していますが、活用方法によっては、安くて高い効果が得られるのも家庭教師の活用すべき理由です。
その費用を塾ではなく、家庭教師に使えば、かなりの時間の授業をお願いできるはずです。そして、それは、塾の特別講習のような全員向けの授業ではなく、お子さんの苦手問題や得意科目に特化した完全個別指導です。こちらの方が、成績の上がり幅はずっと大きいはずです。
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家庭教師の指導方法
小学6年生の場合、受験時期まで時間があまりないので、基礎知識や応用問題の解法テクニックなどを全網羅できるような指導をするには時間が足りません。でも、基本知識の理解に抜けもれがあると、難関校の問題は解けません。だから、家庭教師は、
- 授業で出た問題に対して、解くために必要な基礎知識を片っ端から潰していく。
- 範囲指定のあるマンスリーテストは、その範囲の基礎知識にフォーカスして、上位クラスのキープを狙う。
- NN特訓などの志望校別問題も、学校毎の傾向を把握して対策することで上位をキープできる
網羅的に基礎を身につけられるわけではないけれど、志望校にフォーカスした対策にはなります。
家庭教師が使う教材
ちなみに、難関校を受験するんだったら、サピックスのテキストが、解説含めて整理されていて家庭教師の教材として使いやすいので、独自テキスト作ってる家庭教師の多くはサピックスのテキストを参考にしている可能性が高いとのことです。
実際に、無料体験授業で家庭教師が持ってきたプリントの多くはサピックステキストのコピーだったことがほとんどでした。
ただ、難関校を受験するほどの学力に至っていない生徒に使う副教材は、別途本屋でも手に入るものを使っているようです。詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
家庭教師の選び方
問題は、確実に相性の良い、教え方が上手い先生に出会える保証がないと言う点です。目安としては、次のような確認をすると良いと思います。
- 弱点の補強の方法
- 体験授業をした時のお子さんとの相性
この2点で納得のいく進め方を提供してくれる先生ならとりあえず、大きなハズレはない気がします。比較的当たりの先生が多そうな家庭教師はこちらの記事にまとめていますので、参考にしてみてください
まとめ
中学受験において、塾の上のクラスをキープする生徒は、2種類いるとお伝えしました。そのうち、基礎や応用解法テクニックが定着していない生徒はキープが困難で、親御さんの努力か家庭教師の活用をすることで、キープできていると伝えました。
親御さんの頑張りで乗り越えられるのであれば、それが良いと思いますし、親御さんの努力には脱帽してしまいます。一方で、家庭教師であれば、指導内容はお任せできるし、指導も上手いので、ストレスなく成績を上げられる可能性が非常に高いです。
なんとなく、家庭教師って大丈夫なのかなって不安を抱えているご家族が多いと思いますが、そのなんとなくで成績を上げる機会を失うのはお子さんにとってめちゃくちゃもったいないと思います。
まず無料体験授業を受けるだけでも、印象は変わると思いますので、そこで判断しても良いと思います。どの家庭教師が良いのか迷って決められないという方は、私の経験で受験ドクターをお勧めするので、参考にしてみてください。
笑顔で受験を終えられるように是非ともできる限りのサポートをしてあげてください。