受験戦術

家庭でしかできない!国語の成績を上げる3つの学習法

中学受験では、算数と国語の成績が合格への重要な教科ですが、国語が大の苦手ってお子さんが意外と多いですよね。

でもそれって、本当にお子さんの問題なんでしょうか?

今回は、中学受験の国語の成績を効率的に上げる学習法を3つご紹介します。

国語学習の悩

  • 国語の偏差値が40前後から上がらない
  • 国語の家庭学習の進め方がわからない
  • 塾の国語の授業もちょっと難しいと感じている
  • 塾からは「文章をたくさん読みなさい」と言われたけど、それで成績が上がるのか不安
パパん
パパん

中学受験を考えていて、国語の成績や学習法について次のようなお悩みを持っているご家庭の助けになると思います!!

中学受験の国語の成績を上げる学習法

ママン
ママン

中学受験塾で国語の成績が上がらないのに、家庭で成績を上げる学習法なんてあるのかしら

塾の学習で成績が上がらないのは、国語の勉強法がわかっていないからです。そして、勉強法がわからないのは教えてくれる人がいないからです。中学受験で国語の成績を上げる勉強法は次の3つです

国語の成績を上げる学習法

  1. 精読
  2. 音読
  3. 漢字の書取り

国語が苦手なお子さんは、文章をなんとなく読み、なんとなく分かった状態で感覚的に答えを出す。という「直感クイズ」を行なっています。なんとなく分かったつもりになっているから国語の成績は上がらないのです。上記の3つの学習をすることで、なんとなくの状態から脱して成績が上がるようになってきます。

国語の成績を上げる「精読」

まずは、文章の精読です。精読をして内容をしっかり理解することが、国語力を上げる第一歩です。

精読は、文章を「正確に」理解することにフォーカスした勉強法です。語彙や文法を確認しながら文章を分析して、内容を理解するため、語彙力の強化だけではなく、読解力が身につくようになります。また、語彙力が増えてくると文章を読むストレスが減り、長文を読み切る忍耐力も身につきます。

精読の効果

  • 語彙力アップ
  • 読解力アップ
  • 長文を読み切る力アップ

「精読」の学習方法

精読は非常に難しく、保護者など大人のサポートが必要になります。精読は次のステップで進めます

  1. 文章をひととおり黙読
  2. 「どんな内容だった?」と質問する
  3. 曖昧な場合は、全ての語彙の意味を確認しながら1文ずつ読み返す

精読は非常に時間のかかる学習ですが、継続することで確実に成績アップにつながります。

国語の成績を上げる「音読」

続いて音読です。時間をかけて精読できても、時間制限のあるテストでは通用しません。時間内に文章を理解しながら読む力が必要になります。この力を高めていくのが音読です。

音読は、漢字の読みや意味、文章の流れを考えるようになります。音読を繰り返すことで、文章を早く正確に理解する力が身につきます。

また、黙読では無意識に飛ばしていた読めない漢字や難しい表現に気づくなど、音読では多くの改善ポイントを見つけることが可能です。

音読の効果

  • 語彙力アップ
  • 漢字力アップ
  • 文章読み取り速度アップ

音読の学習法

音読の学習法は精読よりも簡単です。文章を声に出して、「正確に」「スラスラと」読めるまで繰り返します。つまづいている箇所は語彙の理解が曖昧だったり、見慣れない熟語表現などがある場合です。精読で理解したつもりでもつまづくこともありますので、振り返りながら音読を実施します。

得点源を落とさない「漢字書取り」

最後は漢字の書き取りです。漢字の読み書き問題は点数を稼げる問題です。また、読み書きできる漢字の量が増えれば、文章の読解力アップにも繋がります。また、答えを書くときに漢字の記載ミスなどで減点されるリスクを減らすことができます。

漢字書取り勉強法

漢字の書き取りは、漢検の参考書を使うと効果的だと思います。お子さんの学年の1学年上のレベルの級の参考書を使って漢字の意味と読みを覚えれることで、受験に必要な漢字については十分身についてきます。

家庭学習でやっていいこと悪いこと

これまでお伝えした学習法を繰り返すことで国語力は上がると思います。ここからは家庭学習で親がやっていいこと悪い悪いことを経験談としてご紹介します。

親が教えて良い国語の勉強

上記で紹介した3つの学習法はいずれもご家庭で勉強が可能です。精読・音読は保護者が併走が必要ですが、漢字はお子さんが自分で進めていくことができます。

なお、精読については時間もかかるし、中学受験に必要な語彙力というのもあるので、可能であれば、家庭教師などの精読を担当してくれる先生を探した方が効率的に精読が進められます。

親が教えるべきではない文章問題

文章問題については親が教えるべきではありません。理由は採点基準が親目線になることと、部分点の判断が難しいことです。

解説に採点の基準は書かれていますが、回答用紙の記載と微妙に異なるときの採点が難しく、子供の頑張って解いた回答なので、甘く採点してしまうことがあります。

文章問題は塾の先生や家庭教師をつけて指導を受けた方が良いでしょう。

家庭教師を活用するメリット

文章題は塾の先生か家庭教師を利用した方が良いとお伝えしました。ただし、国語の指導が上手くない先生も多くいます。

受け入れがたい学習指導

  • 社会科がメインでたまに国語を教えている先生。
  • 本を多く読めば成績は上がると指導する先生。
  • 記述問題には手を出さずに、選択問題だけを解くように指導する先生。
  • 国語はセンスだと言い放つ先生。

上記のような先生だと、教えてもらっても成績の向上はあまり見込めません。理由は、先生自身が国語の指導方法を理解していない可能性が高いからです。

国語は教え方が難しいですが、問題を解くためには一定の戦略がありますが、上記のような先生はそれを理解していません。塾の先生が上記のような先生だったら、塾に頼るのではなく、家庭教師で国語を専門にしている先生を活用するのをお勧めします。

おすすめの家庭教師センターは受験ドクターですが、それ以外の家庭教師も利用した経験を記事にしていますので、ご参考にしてみて下さい。

パパん
パパん

家庭教師の先生には、元サピックスだったり浜学園など元受験塾の教師が結構います。そういう先生は塾での指導の限界を感じて家庭教師になっているので、非常にわかりやすい授業をしてくれるので、高速で成績を上げることができます。

参考>>国語の成績が上がらない理由と対策

まとめ

中学受験の国語学習法について、確実に成績を上げるための3つをご紹介しました。サピックスや早稲アカに通う効果はあります。しかし、中学受験塾では、個々のレベルに応じた指導には限界があります。それを補うために家庭での学習がとても重要になります。

中学受験における国語の学習法を間違えなければ、家庭学習でも成績を上げることもはできます。この3つを中心にしっかり学習することで、4科目全ての成績も上がりますので、ぜひ実践して上位クラスから難関校への合格を勝ち取ってください。

NEXT>>覚えるだけ!!でもそれが苦痛…公民の学習に超苦戦!

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papix

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