NHK大河ドラマ「麒麟がくる」は麒麟はくるのか?

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」は麒麟はくるのか?

こんにちわ。ココアンです。

皆さんはNHK大河ドラマ好きですか?

2020年は「麒麟がくる」でした。明智光秀が主人公で戦国時代を舞台にしたドラマです。コロナで中断が入りましたが、ストーリーは戦国時代好きにはたまらないドラマですね。

「麒麟がくる」は素人でも楽しめる大河ドラマ

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「麒麟がくる」では歴史をざっくりとしか理解していない私でも、どうやって信長が勢力を拡大していったのか歴史の流れが把握できます。13代将軍足利義輝がどのように失権したのか、義昭がどのように京に上ったのか。そこにどう信長が関わっていたのか。

主要人物たちの心境の変化、感情の高ぶりなどが歴史を大きく動かしていく様が絶妙に表現されていて、絶対に学校の教科書では教えてくれない歴史を学ぶことができますし、確実に学校の歴史の勉強よりも深く楽しめますね。

ただ、菊丸や伊呂波太夫や駒ちゃんなど実在しない人物が光秀や足利義昭に関わりすぎているところに違和感はありますが、子供の歴史の勉強にもちょうどよい作品と思えます。

歴代の大河ドラマタイトルを振り返る

2019年は、東京オリンピックを直前ということで、オリンピックの歴史を題材にした「いだてん」という作品でした。これは、大河ドラマ好きの私も、2話まで見たところで、大河で流すドラマじゃない。と思って初めて途中で見るのやめてしまった作品でした。

直近は戦国時代と幕末と鎌倉の3時代の繰り返し

2019年は例外ですが、それよりも過去から、未来の作品2022年まで見てもほとんどが戦国時代と幕末と鎌倉時代を占めています。

  • 鎌倉時代:4回
  • 幕末:7回
  • 戦国時代:10回

これまでかなり有名な将軍たちが作品に登場してきました。この歴史の表舞台で活躍した人物を主人公とした作品はいつまで続くのでしょうか。

今後は、名わき役も主役として登場する?

来年再来年も幕末、鎌倉と時代は変わります。幕末や鎌倉はドラマになりそうな有名な歴史上の人物が限られてきているので、少しずつコアな人物が登場してくるのではないかと思います。

一方で、戦国時代は、色々な大名とそれを支える奥方や優秀な家臣が豊富なので作品が作りやすいのでしょう。

ただ、主要な戦国大名はいったん出尽くした感もあるのでこの先は、サブキャラ的な人物を使って色々な立場から歴史の流れを見ていくという展開が今後は続くのではないかと思います。それはそれで面白い気がしますね。

最近20回の作品リスト

最近20回分の作品の一覧です。やはり、少しずつ大名を支える武将が主役を演じる作品が増えてきていますね。

カテゴリ放送回タイトル放送開始月主演
鎌倉第61作鎌倉殿の13人2022(令和4)年1月小栗 旬(北条義時)
幕末第60作青天を衝(つ)け2021(令和3)年1月吉沢 亮(渋沢栄一)
戦国時代第59作麒麟(きり)がくる2020(令和2)年1月長谷川博己(明智光秀)
オリンピック第58作いだてん2019(平成31)年1月中村勘九郎(金栗四三)
幕末第57作西郷どん2018(平成30)年1月鈴木亮平(西郷隆盛)
戦国時代第56作おんな城主 直虎2017(平成29)年1月柴咲コウ(井伊直虎)
戦国時代第55作真田丸2016(平成28)年1月堺 雅人(真田信繁)
幕末第54作花燃ゆ2015(平成27)年1月井上真央(杉文)
戦国時代第53作軍師官兵衛2014(平成26)年1月岡田准一(黒田官兵衛)
幕末第52作八重の桜2013(平成25)年1月綾瀬はるか(新島八重)
鎌倉第51作平清盛2012(平成24)年1月松山ケンイチ(平清盛)
戦国時代第50作江~姫たちの戦国~2011(平成23)年1月~11月上野樹里(江)
幕末第49作龍馬伝2010(平成22)年1月~11月福山雅治(坂本龍馬)
戦国時代第48作天地人2009(平成21)年1月~11月妻夫木 聡(直江兼続)
幕末第47作篤姫2008(平成20)年1月宮﨑あおい(篤姫)
戦国時代第46作風林火山2007(平成19)年1月内野聖陽(山本勘助)
戦国時代第45作功名が辻2006(平成18)年1月上川隆也(山内一豊)
仲間由紀恵(千代)
鎌倉第44作義経2005(平成17)年1月滝沢秀明(源義経)
幕末第43作新選組!2004(平成16)年1月香取慎吾(近藤勇)
戦国時代第42作武蔵 MUSASHI2003(平成15)年1月市川新之助(宮本武蔵)
戦国時代第41作利家とまつ2002(平成14)年1月唐沢寿明(前田利家)
松嶋菜々子(まつ)
鎌倉第40作北条時宗2001(平成13)年1月~12月和泉元彌(北条時宗

個人的にお気に入り作品ベスト3

個人的に好きなのは今回の「麒麟が来る」と「軍司官兵衛」、「真田丸」の3作品です。真田ロスという言葉があったようなないような。真田丸は最近ではかなり人気の大河でしたね。

いずれも大名ではなくそれに使える優秀な家臣という人物を主人公にして、君主を支える活躍を描いていますが、彼らがいなかったら織田信長、豊臣秀吉そして豊臣家の運命は全然別のものになっていたのではないかって思うくらい歴史の流れに強い影響を与えた人物です。

「麒麟がくる」の”明智光秀”

明智光秀は、教科書では織田信長の家臣であり、本能寺で織田信長を裏切りって暗殺する武将といった程度の情報しか教わらないため、元々将軍に使えていたことも知らない人が多いと思いますし、主君を裏切った悪い武将という印象を持った人が多いと思います。

しかし、この「麒麟がくる」の明智光秀は裏切り者からは程遠い人物増で描かれているため、明智光秀に対する印象がガラッと変えられてしまう作品です。

圧倒的戦略家の「軍司官兵衛」

秀吉に仕えて、秀吉を天下人に導いた黒田官兵衛の物語です。秀吉に仕えていた竹中半兵衛との出会いがなければ、軍司官兵衛は生まれていなかったと思いますし、官兵衛がいなければ、豊臣秀吉が天下を統一することもなかったと考えられるほど、歴史の流れに大きな影響を与えた人物です。

また、秀吉の死後、

秀吉の死後、天下が再び荒れると予測し、西軍、東軍どちらにもつかずに、九州から関ケ原の戦いに参加をもくろむが、予想よりも早く関ヶ原の戦いが終結したため、遠征半ばで天下をつかむ野望が途絶えます。

関ケ原の戦いで勝利した家康に戦いを挑んでいれば勝利したと思いますが、家康の「戦のない世を作る」という言葉を聞いてその野望を捨て去っています。

タラレバを言っても仕方ないのですが、小早川秀秋の裏切りがなければ戦が長引き官兵衛の関ケ原参戦があったならばその後の世の中はもっと別の形になっていた可能性もあると感じずにはいられない魅力のある人物です。

黒田官兵衛はあの時代に生きる最強の軍司だったと思います。

真田家の存続のために兄弟敵味方に分かれる「真田丸」の真田幸村

真田丸に登場する真田家は、武田家に仕えていたが、武田家滅亡により北条や徳川、上杉などの戦国大名に囲まれていつ滅ぼされてもおかしくない状況に立たされます。しかし、真田家が滅びるのを回避するために、幸村の父昌幸は、巧み時に卑劣な戦略を使い真田家存続に翻弄していきます。

これが真田家が主君を裏切って生き抜く忠誠心のない武将と評される所以ですが、父昌幸は主君は武田信玄ただ一人と崇拝していて、裏切りと称していますが、真田家を守るための行動をとっているだけで、非常に賢い武将でした。

秀吉に気に入れられてから、豊臣家に忠誠を誓っていましたが、徳川家との闘いには勝ち見込みが薄いことは見通せていたはずなので、淀君や秀頼に降伏することを説得していれば豊臣家は滅びていなかったかもしれません。

戦国武将の戦って死す美学が戦国時代の名将の運命を大きく変えていたことは残念でなりません。

戦国時代にはこういった陰の主役というか黒子が数多くいるので、今後もそのあたりを主人公に戦国時代を描くと、知っていたような歴史が全く違ったものに見えてきて楽しいかもしれないですね。

番外編「おんな城主直虎」は全くノーマークの武将

「おんな城主直虎」は、まぁ面白かったけど、戦国時代の脇役というか、歴史に弱い私は、「直虎って誰?」ってところから見始めたので、入っていきにくい作品でした。井伊と言ったら幕末の井伊直弼が真っ先に思い浮かびます。

それに、織田信長が死ぬ本能寺の変も家康と明智と今川が裏で画策していたと言う設定は面白いのですが、信長の死に際に歌った「人間50年、下天の内をくらぶれば・・・」ってシーンがありませんでした。

本能寺の変がナレ死で終わるのは、真田丸に続き2年連続ですね。真田丸の時と比べると、信長との距離が遠いので驚きはありませんでしたが、子供は大きなイベントとして楽しみにしていたので、ちょっとがっかりしていました。

それくらい戦国時代のメインの戦いから距離がある世界観なんだなと思いましたね。でも、チラッとくらいは見たかったと思います。

今後の大河ドラマのラインナップ

2021年は”渋沢栄一”で幕末の物語が始まります。その翌2022年は、鎌倉殿の13人と鎌倉時代に戻ります。渋沢は戦では無く、事業家としての物語です。一万円札の図柄にもなったため、晴れて大河ドラマに登場します。

あまり渋沢栄一について詳しく知る人は少ないと思いますが、NHKのあらすじを見るとなかなか波乱万丈な人生を送りながら実業家として成長していく姿は刀を振り回す戦とは異なるビジネスの世界での戦が見れるような気がします。

鎌倉殿の13人は、三谷幸喜が描いたドラマなのでその時点で面白そうだって思いますが、2代目鎌倉幕府の将軍・頼家の話ではなく、その側近13人の物語です。利家とまつのような夫婦が主役の作品もいくつかありましたが、13人というのは今回初ですね。

という感じで、最近の大河ドラマは時代を動かした歴史的人物ではなく、それを支えた武将たちにフォーカスした作品が増えています。

一つの時代を複数の人物の視点で見るのは考え方の視野が広がる面白い体験ですよね。

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