サッカーでチームを勝利に導くキャプテンという重要な存在

トレーニング

2019年のU-23アジア選手権に招集されたメンバーを見ると、MF三好やDF板倉など、過去にキャプテンを経験した事のある選手の招集がいませんでした。
クラブ側の都合もあると思うのでそれ自体が問題ということではないのだけど、森保監督は、当面は明確なキャプテンを立てることなくチーム構築を進めることを宣言したうえで、以下のようなコメントを残している。

森保イズム
  • 誰がキャプテンとしてチームを率いるかではなく、個々が責任を持つことが重要
  • 皆が自分がリーダーだという意識で、発言や行動をとって欲しい

これは、選手全員に期待しているような発言をして、メンバのモチベーションコントロールをしているように思えるが、すこし違和感を感じました。

チームが勝つために必要なキャプテンの存在

キャプテンの存在は、監督の次に重要な役割です。チームのまとめ役、監督の意思伝達者とも言える存在なので、チームが一丸となるには監督の力だけではなく、キャプテンの存在感が非常に大事です。

歴代最高のキャプテンである長谷部誠選手を見ていると、監督の意思伝達者としての存在と、試合中のゲームコントロールが出来る統率力など、自分のプレーだけではなくチーム全体のバランスを考えながら試合を進行させる能力を必要とする非常にクレバーな役割となる。

歴代のキャプテンを振り返るとDFのキャプテンが最多

Jリーグ設立以降の日本代表のキャプテンを振り返ると、日本のキャプテンの多くは、DFが担っています。直近ではMFが多いように見えますが、歴代最長のキャプテンを担っている長谷部選手もDF寄りのMFで、グラウンドを見渡せるポジションの人がキャプテンを担い、ゲームをコントロールしようとしています。

キャプテン期間選手ポジション所属チーム
1991年~1995年柱谷哲二DFヴェルディ川崎
1996年~1999年井原正巳DF横浜Fマリノス
2000年~2002年森岡隆三DF清水エスパルス
2002年~2004年中田英寿MFパルマ
2004年~2006年宮本恒靖DFG大阪
2006年~2008年川口能活GK磐田
2008年~2010年中澤佑二DF横浜FM
2010年~2014年長谷部誠MFヴォルフスブルク
2014年~2014年本田圭佑MFミラン
2015年~2018年長谷部誠MFニュルンベルク、
フランクフルト
2018年~吉田麻也DFサウサンプトン、
サンプドリア

仮のキャプテンでも定める方がチームにはプラス

キャプテンを定めずに各選手の自覚を促すのを期待しているようですが、チームを作るという意味では仮でもよいのでキャプテンを立てるべきだと思います。

日本代表に限らず、キャプテンを任されると、その任務を全うしようと選手の自覚はおのずと生まれるので、与えられた職務を全うするためにキャプテンシーを発揮するようになってきます。

キャプテンを指名できない監督の放任癖

「ここが責任を持って」とか、「自分がリーダーだと思って」とか、選手のやる気を奮い立たせるような発言で正当化しているようだけど、実際のところ主将候補を自分で見つけるなり、育てることを放棄しているようにも取れます。

主将の確定が遅れれば遅れるだけチームをまとめ上げるのが遅くなり、チーム戦術の浸透も遅れ、チーム力向上機会の損失につながります。

選ばれたキャプテンの負担が大きくなる

そして、選ばれた新キャプテンの負担も大きくなってします。選手に葉っぱかけているようで、自分の仕事を放棄しているところに森保監督の限界を感じた発言でした。

監督は、自分のチームをどうクリエイトするのかと、それを浸透させるために誰を主将にしてチーム全体に伝達させるのかはチーム作りのまず最初に実施しなければならない仕事なのです。

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