VRの世界を体験!Oculus Quest2を買ってみた結果 | ねりまじん

VR界隈が騒がしいので、Oculus Quest2を試してみた

ここ数年、「メタバース」って言葉やらVR/ARとかって言葉がメディアでよく耳にするようになってきました。

ってのは、もう古い情報かもしれません。

でも、最近っ購入したOculusQuest2を毎日使ってバーチャルな世界を徘徊していると、まだまだこれからどんどん成長する領域だなと強く感じています。

何より、めっちゃ楽しい!!

Oculusを使った第一印象

装着した第一印象は、感動的でした。「おぉ、別世界!!」

でもしばらく続けると、

「酔いそうだ」

という心配が出てきました。

あまり良い印象ではないですよね。おっさんだから、脳が順応していないのかもしれません。

操作性はかなり良い

初めは慣れませんでした。移動するのももたついていました。親指でスティックを傾けると移動するんです。移動の仕方は、2つあって、スティックを進みたい方向に傾ける方法と、コントローラから出てる光のポイントを進みたい方向に指して、瞬間移動させる方法。

どちらもスムーズに動くんです。ジャンプもできるし、ゴーグルつけて周りを見れば、360度擬似空間に身を投じて自由に動ける。

自由に動ける空間なので、かなり楽しめます。アプリも複数あり、無料で楽しめるものも多いので、しばらくは飽きないなって思っています。

あ、もうこういう世界が出てきたんだな。

そんな喜びを感じるとともに、長時間はしんどいかも。という懸念も出てきました。

急停車は脳の処理が追いついていない

しばらくしていると、脳が混乱してきていることに気づき始めます。それは移動の時。移動も慣れればスムーズに動けるんです。バーチャルな世界を、ほぼ制限なく好きなように動ける。親指で操作しているので、慣れたら自由自在。

でも、停止をする時って、ピタッって止まるんですよ。

よく考えてください。人間が走ってて、急に止まろうとすると、急にピタッと止まることはなくって、少し勢い余って前進しちゃうじゃないですか。

脳って、その急には止まれない人間の動きを予測してそれに合わせて脳の処理を準備しているんですよ。

でもバーチャルな世界での移動は、瞬間的に止まるんです。

脳をもだますOculusの世界

Oculusの世界では、人は急にとまれるんです。惰性での移動がなく、ピタッって止まるんです。

リアルな世界だと、丈夫な壁に激突するような感じ。ズドンって。

だから、どうなるかというと、壁に当たってないから体は平気なんですけど、脳は少し前に動きながら停止するつもりなのに、バーチャルの世界ではピタって止まるから、予想外の動きに脳を揺さぶられた感覚に囚われるんです。

軽い脳震盪的な感じ。

実際は動いていないんですよ。でも、脳は動いてるつもりになってる。それくらいバーチャルの世界がリアルなんです。

そのギャップが車酔いに近い気分の悪さで吐き気なども出てくるんです。これは慣れるのに時間がかかりました。

使い方次第で有効利用

遊びでOculusを使って移動しまくっていたら、その動きに順応して酔わなくなります。

でも、人によってはいつまで経っても慣れず気分の悪い日々を送るかもしれません。

だから、Oculusは使わない。というのではもったいない。

使い方次第ですよね。Oculusは仕事でも非常に使える教材だろうと思っています。

会議の進行

会議室のアプリはたくさんあります。みんながアバターで会議室に入って、打ち合わせをします。隣に座った人の声は、そっちから聞こえてくるし、正面に座った人の声は正面から、少し距離を感じながら音声を聞き取ります。そんなリアリティがあります。

発言者の方から音声が聞こえるので誰が話しているのかがわかるし、皆が一堂にそっちを向く行動取るところなどは実際の会議さながら。

ホワイトボードで共有

手書きホワイトボードを共有しながら書き加えられるのは、実際の会議室でホワイトボードに書いているが如くです。

複数メンバーが同時にかけるので、書くのを待つストレスもない。そして、コントローラの逆さ持ちがちょっと太いマジックペンだと思えばグリップを握って文字を書くのではなく、実際のペンで書いている感覚で字が書けるのも素晴らしい、

リアルの世界ではできない機能も搭載

さらに、ホワイトボードの前に移動して書くだけではなく、机上にホワイトボードを映して、そこで書いてモノが、みんなの見れるホワイトボードに反映されるというのが、リアルの作業スペースが狭い人には非常にありがたい機能。

見た目がリアルと程遠いので、かっこいいアバター作って人気を博したのちにリアルで合うときの喪失感を気にしなければ好きな見た目で会議に参加できます。

バーチャル空間での飲み会

会議同様、隣の日との声が隣から聞こえて、正面にいる人の声は前方から聞こえる。

この体験はまさに飲み会での感覚です。VR世界に飲食を持ち込めないので飲んでる感は少ないかもしれないので、今後は、アルコールのVRツールなんかも出てくるかもしれません。

オンライン飲み会との違い

Zoom飲み会やったことありますか?これ結構便利って感じる人もいるみたいですけど、私はちょっと抵抗があるんです。

オンライン飲み会は苦痛だった

それは、みんなの声が、スピーカーの方向から同じ距離感で聞こえてくることです。実際の飲み会のように、隣の人と話すってこともなくみんな同じ距離感で話を聞くことになる。

これって違和感ありまくりじゃないですか?

あと、ノイズキャンセラー機能。自動的に消音して聞き取りやすくなる便利な機能なんです。でも、飲み会では、いきなり無言の世界に繋がったようで、盛り上がりに欠けます。

極め付けは、上司が一人で誰も興味のない話をしゃべってる時間。割り込んで話題を変えることもしない。オンライン飲み会で、カメラはオンになってるから、聞き流しながら読書とかもできない。

Oculus使った飲み会は、リアル擬似体験

すでにオンライン飲み会をOculusの世界で始めている人も多いですが、Zoomでやるよりもよっぽどリアル体験が出来ますね。

なにより人が話をしている時の仕草などの遅延がないのと、口の動きや目の動きなどが自然なので笑ったらアバターも笑っているような錯覚にとらわれるくらいVR世界のキャラクターの動きが自然なのが最大の利点ではないかと思います。

バーチャルな世界にお酒持ち込んだりはできませんし、アバターの姿なので、リアルの世界とは異なる点も多いですが、空間を共有できるという点においては、オンラインよりもリアルに近い感覚でコミュニケーションが取れます。

英語の学習

勉強するという気持ちではなく、気軽に英語の学習ができます。

SNSアプリが充実してるOculus

Oculusのアプリには、SNSも多く、アクセスすると英語圏の知らない人たちが大勢参加しています。

顔も名前も伏せた状態ですが、実際にそこにいるような没入感を体験しながら英語での会話しています。

Zoomなどのオンラインコミュニケーションツールでつながるのとは一線を画すアプリです。

アバターで英語が学べる利点

オンライン英会話はモニタ越しに先生がいますし、表情も見ながら会話できます。

一方でOculusのアプリでは、細かな表情は作られていません。身元がばれる心配もなく、英語が話せないことを恥ずかしがらずに学習できます。

このアバターのまま英会話の勉強をするのって、めっちゃ気持ちが楽ですよ。

「え!?この人英語めっちゃできないじゃんw」って思われて、鼻で笑われてるんだろうな。って想像しながら勉強する必要はなく、気軽に話しかけて、ダメなら逃げればいいし、アバターなので身バレもしないし英語コンプレックスの人にとっては、英語の学び直しの場としては最適な環境だと思います。

今後のVRの可能性

Facebookが社名をMetaに変えてOqulusを買収し、MetaOqulusの世界に力を入れ始めたのが話題となりましたが、同じくして、マイクロソフトやAppleもVRに力を入れ始めています。Appleはちょっと毛色が違うエッセンスを入れようとしていますが、大きくは違わないのではないかと思います。

遡るとソニーのPlayStationがVRを出したのがかなり昔のことで、当時はあまり受け入れられていない印象もありましたが、PlayStationのゲームがOqulusに移植されるなど、PlayStation始まりのVRアプリも多く存在しています。

といったように、特段新しい技術ではないのですが、世の中がVRにビジネス機会を見出し始めている状況です。コロナの影響もありますが、人が直接会わずに間接的にあった気持ちになれるのは、Zoomなどに始まって5感すべてに訴えるVRが出てくるのもそう遠い未来ではない気がします。

ゲームがまだまだメインですが、ビジネスの世界、AIとの融合など可能性が無限大に広がる世界です。

懸念はやったつもりで大した効果の得られないフィットネスで運動不足を解消したと思ってしまって、リアルに運動しなくなってしまうことくらいでしょうか。