勝負に出た西武鉄道。コウペンとのコラボで観光客集客できるか⁉ - ねりまじん

勝負に出た西武鉄道。コウペンとのコラボで観光客集客できるか⁉

久しぶりに上を向いて歩いていたら石神井公園駅の名前が!?

しゃくじいコウペンえき

って改名してた。

知っている人にとっては何を今更。と思うかもしれないが、日々仕事に追われて下を向きながらただ通過するだけの駅でそんな変化に気づくわけもない。

ましてや、コウペンなんてキャラクターも存じ上げないくらい浮世離れした生活を送っていたらそんなちょっとした変化には全く気づくことなく人生を淡々と過ごすわけなんだが、たまたま、通勤以外で駅を使う際に意気揚々と駅前を通った時に、この西武鉄道の粋で洒落た、愛くるしい、癒しの変化をもたらしていることに気がついた。

コウペンってなんぞや?

まずはそこから…

コウペンとは、イラストレーターのるるてあさんが創作した、ペンギンキャラクター。商品化、書籍化、コラボカフェ、企業とのコラボレーション等を実現し、50億円規模の商材となっているらしい。。イラストには日常のささいな行動を全力で褒めてくれる台詞も多いため、「肯定」ペンギンの意があると評されて、多くのファンがいるとの事。

なるほど。。児童用の絵本のキャラクターではなく初めから商業用に作られたキャラクターというわけか。

  • 生きててえらい……!
  • ねむいのにえらい……
  • いつもがんばってるの見てるよ
  • おやすみしたい気分だよね〜

など、疲れ切った大人たちの心を癒すセリフを取り揃えて、世の中の寂しい大人たちの心を鷲掴みにしている商業用キャラクターのようだ。

そんなキャラクターとのコラボを果たした西武鉄道

私が目にしたのはそんなコウペンとのコラボを行った石神井公園の駅名だった。これもいくつかあるキャンペーンの一つのようだ。

こんなキャンペーンいつからやってたのか? 西武鉄道ホームページ を見ると2019年4月から2020年3月までの1年間限定のイベントのようだ。

ヤバっ。もう9ヶ月も経ってる。下手したら一年気付かずにキャンペーン終わってしまってたかもしれない。。

とは言え、個別のイベントはほぼ終了していて、残っているのは期間中運行している「コウペンちゃんはなまるトレイン」と、石神井公園駅名変更と、次の2キャンペーンだけ。ほぼ、終了しちゃってます。

2019/12/1〜2020/3/31 西武秩父駅にてコウペンちゃんの手のりぬいぐるみとキップ交換

対象切符は以下。秩父駅窓口に持っていけば交換してくれるらしい。

  • 秩父漫遊きっぷ(大人)
  • 漫遊まる得クーポン券(大人)
手のりぬいぐるみ
駅員邪エナガさん
手のりぬいぐるみ
わらじかつコウペンちゃん

2019/12/1〜2020/2/29 コウペンちゃんと秩父に行こう 写真投稿キャンペーン

秩父エリアで写真を撮ってTwitterに投稿すると抽選でクリアファイルが当たるキャンペーンのようです。

コウペンちゃんというユルユルキャラを駅で眺めて一瞬だけ和んだ12月も終わろうとしているある晴れた日の日常でした。

キャンペーンの狙いは?

さて、このキャンペーン。狙いは何だ?と疑問に思う必要もないくらい西武鉄道の思惑は一つしかなく、鉄道利用者数の増加。秩父などの 豊かな自然に囲まれた観光地 に足を運んでもらい、西武鉄道沿線の魅力を知ってもらおう。
というのが目的であることは明らか。
その観光客数のアップを狙ったキャンペーンに他ならないのだが・・・

アピール下手なのか?私が世の中に疎いのか

そもそも、西武線沿線に住んでいてほぼ毎日鉄道を利用している私自身がこのキャンペーンを今の今まで知りえなかったことに驚きを隠せていない。
電車に乗っていたら、無意識にでも視界に入ってきていたかもしれないコウペンちゃん。。。
というか、無意識じゃダメですね。
絶対的にキャンペーンの存在をアピールしなければ。それも西武沿線ではなく、乗り入れている東武鉄道、副都心線、東急線、有楽町線利用客に対して徹底的に広告を使ってアピールしなければまずもって外部(西武線利用客以外)は認識することが難しい。石神井公園駅名をしゃくじいコウペンえきとしたところで、横浜市民は森林公園駅と石神井公園駅の区別もついていない。駅に降り立たなければ気づかないちっちゃな変化なんて遠方の人が足を運ぼうという思いに駆られることなどほとんど皆無だと思います。
横浜中華街という一大観光地を保有している横浜市民が西武線の遠方にある秩父の自然に触れるために足を運ぼうと思わせるにはインパクトが足りない。大泉学園界隈に住んでいる私でさえ、秩父に遊びに行こうって気持ちにはならない。

土屋太鳳さんが出演するCM『ちちんぶいぶい秩父』とか、NHK『ブラタモリ』で放映されたり、 アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の聖地 となっていたりなどメディア露出が増えてきてはいるが、一部のコアなファンを集めるにとどまって、一般的観光客が行きたいと思わせるだけのインパクトがない。

秩父=遠い>行きたい

この印象を払拭する何かを打ち立てなければ今以上の集客を望むのは難しいのではないか。まぁ、西武線に乗ってどっかに行こうとしたら全体的に遠いよね。ライオンズ戦も球場前まで電車通ってるけど、球場前までが遠いし、西武園ゆうえんち、西武園競輪などなど、一通り遠い。
一つ近いのはとしまえん。ここは池袋から10分程度なので、立地は魅力だけど夏のプールと冬のスケート以外はなんとなく遊園地としてはぱっとしないのでもう少しとしまえんの興行収入を上げるための施策を打ち出して、西武戦を身近に感じてもらうようにしたほうが良いと思うんだけどなぁ。隣接する温泉もかなりのんびり使えるので、一度通ってしまうとはまってしまうんだけど。。
と思いながらも、地方都市の遊園地のごとく平日は閑散としているとしまえんにこれ以上の人が集まると窮屈で居心地悪くなるのでこのままでもよいなぁと一個人では強く感じています。
キャンペーンでアピールするなら東映撮影所の協力もらったりアニメの街としてのどでかい祭りでもしたほうが良いのではないですかね・・・