こんにちわ。
私もよく利用するワークマン。そのワークマンが、新業態店 「ワークマン女子」 1号店が10月16日(金)横浜桜木町駅前にオープンしました。
作業着専門店としてスタートしたワークマンは、若者受けするワークマンプラスや今回の#ワークマン女子など立て続けにブランドを立ち上げて、ワークマングループの快進撃が止まりません。
作業着店から脱したワークマン女子向け店舗を展開

ワークマンは、元々、作業服・防寒着・安全靴・長靴、レインスーツなどを低価格かつ高機能をコンセプトに働く男性に向けた商品を取り扱っていました。
2018年には、ワークマンの機能・価格をそのままにデザイン性を身につけたWORKMAN Plusを展開すると、一気に全国的にその知名度を上げてきたお店です。また、コロナの影響もあり、オンラインでの購入客も増加している成長著しい企業です。
ワークマン女子とは
そのワークマンが、2020年に女性向け店舗である「ワークマン女子」を横浜桜木町駅前のコレットマーレに第1号店をオープンしました。
オープン初日はコロナ禍にもかかわらず、3時間待ちの行列ができて、翌日から4週間は整理券を配布しての対応となるほどの大盛況だったようです。2021年に入り4月には新規店舗の出店を予定していて、2040年までに全国に900店舗出店を予定しているそうです。
ワークマン女子は、スタイリッシュなプロモーションビデオも用意していて力の入れようがうかがえます。
ワークマン女子の3つのコンセプト
#ワークマン女子のオープンには3つの目的があり、現在抱えている顧客層だけではなくさらに広範囲の特に若い女性の顧客獲得を主な目的としています。
- ワークマン初の「女性客」主体の店舗
- SNSとリアル店舗の一体化
- インスタ世代顧客の取り込み
ワークマンはデザインを重視したWORKMAN Plusを全国展開した事で、女性客も増えていますが、店舗自体は男性的な佇まいで、女性は入りづらさを感じることもあったため、このワークマン女子は女性が入りやすい店舗を目指している実験的な店舗のようです。
参考:ワークマン女子
① ワークマン初の女性客主体の店舗
ワークマンの他の店舗と比べて女性専用売場を40%、男女兼用を20%と女性向けの売場面積を2.5倍に拡大して、女性向け商品の陳列割合を増やすことで、女性でも入りやすい店舗のレイアウトにしているようです。
「#ワークマン女子」は女性客とファミリー客が多いコレットマーレへの出店という事からも、若い女性でも入りやすい工夫をして、女性客とファミリーを獲得することを目的としています。
② SNSとリアル店舗の一体化
店舗にある製品を試着してその姿をSNSで発信ができたり、ワークマンのアンバサダーが企画した人気商品を見ることができます。また、お店のQRコードからアンバサダーによる製品紹介を参照できるなど、リアル店舗でありながら、SNSと繋がりを重視した、リアルとバーチャルをつないだ店舗となっています。
③ インスタ世代顧客の取り込み
「ワークマン女子」店は、インスタ世代の女性を呼び込むことを目的としていて、店舗の内装をインスタ世代の女性に受け入れられるようにインテリアを工夫した店舗となっているようです。
ワークマン女子で取扱う商品
少し残念なのは、「#ワークマン女子」店で取り扱っている商品は、WORKMAN Plusで取り扱っているものと100%同じという点でしょうか。WORKMAN Plusの商品はワークマンと比べてデザイン性は向上しましたが、まだ機能性と低価格を最重要コンセプトとしているため、国内外のアパレルのブランド品やスポーツブランド、アウトドアブランドの製品と比べるとデザイン性において改善の余地が多いため、その点を改善すると、さらに女性客を獲得できると思うのですが、今回の「ワークマン女子」では、女性売場の面積や女性用マネキンを増やして、女性が入りやすいお店、買いやすい売り場というコンセプトで、デザイン性についての改革は行われていないようです。
取扱商品自体は、従来のもの同様で機能性、デザイン性、低下価格のコンセプトは今まで通りとのことなので、デザイン性の面で若い女性世代に受け入れてもらえるかという点がポイントではないかとお思います。
ワークマン自体もまだ実験的な店舗ということで、今後の取り組みで大きく変化をする可能性もありますが、興味のある店舗ができたのは間違いありませんね。
まとめ
第一号店を横浜にオープンしたばかりですが、2店舗目も4月に予定していて、今後店舗数は増えていく予定です。ワークマンという会社自体が常に変化することを求めている企業なので、より女性の心に響く商品が登場してくると思います。まだまだ、試行錯誤の段階ですが、女性向けのファッショナブルなワークマン女子にますます目が離せませんね。