塾だけでは限界!家庭教師を使った成績アップ!その効果的活用法

家庭教師

こんにちは。早稲田大学系列の中学へ進学するために受験勉強をしています。日々の楽しみを我慢して頑張って勉強しているのですが、なかなか成績が上がりません…

小学6年春時点の息子の状況

  • 志望校:早稲田中学校、海城中学校
  • 学習塾:早稲田アカデミー
  • 所属クラス:SBクラス
  • 四谷偏差値:国語(49)、算数(55)、理科(53)、社会(53)

通っている早稲田アカデミーでは入塾当時からずっと、SBクラスに所属していて、一度も上のクラスに上がれていません。

このまま受験期を迎えると志望校なんてとてもじゃないけど受からない。そんな不安が日々増幅してきます。そこで、塾に頼りきるのではなく、家庭教師併用することを検討しました。

今回は、家庭教師を使って、息子が成績をアップさせたその方法についてご紹介します。塾の先生が信頼できるといっても頼りっきりは危険ですので、ぜひ塾に依存し過ぎずに、お子さんに合った学習方法を探してみてください。

スポンサーリンク

家庭教師活用前の学習の状況

息子の成績などは、記載した通りですが、塾での状況や家庭学習の状況について簡単に共有させていただきます。

塾の雰囲気・学習状況

授業の雰囲気は非常によく、息子は楽しく塾に通っています。でも、入塾当初からSBクラスにいて、一度も上のクラスには上がれていません。

そして、SBクラスの中では、成績は常に上位で、特に算数は1番か2番の成績を維持していたため、皆から頭が良いと認識され、居心地がよくなってきています。

目標とする志望校に受かるためには、上のクラスでも中位クラスの成績じゃないと合格率はほぼゼロなんですが、そんな焦りは見せることなく、塾の授業を楽しんできている状態でした。

家庭での学習状況

自宅での勉強は、頑張っています。宿題もやっています。でも、すべてが解けるわけではありませんでした。解説見てもわからない問題は、私が一緒に見て教えることで、これまではなんとかできていました。しかし、5年の終わりごろから、解説見ながらフォローしても、息子の理解は深まらない分野が日に日に増えてきます。

これは、おそらく、私が中学受験をしていないため、受験向けの勉強法を教えるのが難しくなってきたことが原因だと思います。

そうなると、塾で先生に質問するしかなくなります。それで、質問する内容を整理するのですが、結構な量の質問が出てきます。塾の先生も、表面的には教えてくれるのですが、根本原因まで見てくれません。また、時間が限られているので、全ての質問には答えてくれません。だから、似たようなミスが改善されませんでした。

パパん
パパん

そもそも、1年間上のクラスに上がれていない時点で親のフォローではどうしようもないレベルの学習をしているということなんですよね。それに気づいて家庭での学習方法をもっと早く変えていればもう少し中学受験は楽に乗り越えたのかもしれないって思います。

家庭教師の活用を検討

わからない問題が日々山積みになっていく……。このままでは、成績アップする見込みが低いと感じたので、家庭教師を使って何とかならないかと考え始めました。

家庭教師なら息子の弱点や成績アップに必要な勉強プランを立てて指導してくれると思ったのです。でも、家庭教師を雇うのに抵抗ある家庭って多いと思います。例えばこんな不安です。

  • 良い先生に出会えず、成績が上がらない
  • 授業料が高い割には成績が上がらない
  • 家庭にくるので、部屋を掃除したり余計なストレスが増える

我が家ではそれぞれの不安に対してこう考えました。

良い先生に出会えない?

個別に指導してくれる期待を持つ一方で、良い先生に出会えず、成績が上がらないかもしれないという不安もありました。でも、家庭教師は、先生の変更ができるという特徴があります。なので、体験授業である程度見極めれば、大外れを避けると考えました。

ママン
ママン

塾の場合は、先生がクラスで固定で、教え方が下手だったら、どうしようもないですからね。それと比べたら柔軟に対応してもらえるのは家庭教師のメリットの一つだと考えました。

授業料が高い不安

もう一つは授業料が高いという点です。受験が終わるまで続けると大変なことになります。だから、目的を明確にして短期で依頼するようにしました。

息子の場合、SSクラスに上がることが直近の目標でした。だから、2ヶ月以内にSSに上げるように依頼しました。

また、授業後に親にフィードバックをお願いしました。学習状況や目標達成の可能性。これからやるべきことなど。そして、塾の宿題の間引き方なども指導してもらい、効率的に学習ができたと思います。

自宅に招く不安

これは、親にかかるストレスかもしれませんが、勉強部屋と部屋までの導線を掃除してきれいにしなければいけないというストレスがあるかもしれません。ただ、昨今はZOOMなどを用いたオンライン授業を取り入れた家庭教師も増えているので、大きな問題ではなくなりつつあります。ここをクリックすれば、オンライン対応の家庭教師サービスが確認できます。

そして、家庭教師を依頼することにしたのですが、それまでに無料体験を活用して、いろいろな先生に話を聞きました。その結果、どの先生も共通して考えている点を整理しましたので、ここで紹介します。

家庭教師曰く「クラスを上げたくば基礎学力に注力せよ」

頑張って勉強しているのに上のクラスに上がれないという生徒にありがちなのは、まだまだ基礎学力が定着していない点が挙げられます。組分けテストなどクラス編成を行うテストの結果では、次のような傾向が多いといことです。

  • ケアレスミスが多い
  • たまたま苦手分野の問題が出た

こういった理由でわずかに点数が足りなくて上のクラスに上がれない。そんな状況を何ヶ月も繰り返しているお子さんは、基礎学力が定着していないことを疑うべきです。

そして基礎学力が安定していない状態で応用問題に手を出すので、間違いを繰り返して、クラスが上がらない状況が続いていると考えられます。

家庭教師のいう基礎学力とは?

応用問題は、基礎学力の組み合わせです。基礎が定着していないと応用問題は解けません。また、ケアレスミスも基礎学力の不足で起こることが多いのですが、その重大さを理解せずに、復習をおろそかにしてしまうこともあります。

では、基礎学力ってなんなのかを聞いたところ、家庭教師の先生方からはこのような説明を受けました。

  • 基礎学力とは、小学校のうちに身に着けておくべき学力
  • 基礎学力とは、学校の授業で習うような基本的な知識
  • 知識だけで解く事が出来る学力
  • 応用力の土台となるのが基礎学力
  • 繰り返すことで応用力の土台ができるのが基礎学力

基礎知識にも序列がある

算数の基礎は足し算で、それを理解した後に、引き算・かけ算・わり算などの四則演算を学び、さらに多くの知識を身に付けます。国語で言えば五十音の読み書きが基礎。そして漢字を覚えて、文章が読めるようになります。

いずれも基礎の基礎で小学校1年生の最初の授業で学ぶことです。

ママン
ママン

基礎の中にも序列があって、その順番に学ぶことで理解は深まるということですね。

この基礎知識をベースに小学校では多くの知識を学びますが、そのほとんどが基礎知識となります。小学校では、6年間かけてこの基礎知識を学びます。でも、中学受験では、中学2年生で学ぶような基礎知識を5年生までに学習してから中学受験対策をおこないます。

家庭教師曰く「基礎学力の定着は思いのほか難しい」

中学受験では中学2年生までの基礎学力を小学5年生までに学びます。でも、基礎学力を学ぶことと定着させることは別問題です。

ここで塾を例に挙げますが、塾の授業はカリキュラムに合わせて授業が進行します。生徒の理解があいまいでもカリキュラムは進んでいきます。だから、先生が生徒の基礎学力の定着を確認する方法は、テストの点数だけになります。

テスト結果には、各問題の正答率がどれくらいなのかは確認できます。多くの生徒が正解している問題がどれかもわかります。先生はそれを見ながら、正答率の高い問題は間違わないようにという指導はします。しかし、生徒一人ひとりの結果を時間をかけて分析してくれるわけではありません。どの基礎がわかっていないかを塾の先生が一人の生徒の結果を深く分析してくれることはほとんどありません。

従って、自分のお子さんの基礎学力について、どの程度定着しているのかを判断するのは親の分析が必要になってしまいます。

さらに、そこで見つけた基礎学力の漏れを再学習する方法ですが、一般的には次の2択しかありません。

  • 家で親が教える
  • 塾の先生に質問

しかし、上記にはそれぞれに懸念があります。

家で親が基礎力を教える

子供の苦手科目や単元を親が教える事で基礎力が定着していけばよいのですが、親の負担は非常に大きくなります。

  • 塾の解説と異なる解法で教えて子どもが混乱してしまう可能性
  • 子どもが苦手な単元なので、子供自身の甘えからちゃんと話を聞かない可能性
  • そもそも親も理解できていない為、解説を読ませて終わってしまう可能性
  • 間違えた問題のベースとなる基礎学力が何なのかがわからない可能性

そして、家庭で教えたとしてもそれが正しく定着しているかの判断をする必要もありますし、そもそも、過去のテキストや問題集を用いて定着していない単元を探し出すことを家庭学習の中で行うこと自体が非常に負担の大きな作業となり継続するのは親子ともども相当な強い意思が必要となります。

塾の先生に質問して基礎力を身に付ける

塾の先生に質問する方法ですが、塾の先生は親身になって勉強方法などを解説してくれます。

しかし、子供自身が質問することに満足して、先生の回答が理解できなくても、追加質問せずに終わらせてしまうことも多く、大きな効果が得られない可能性がありますし、その問題の解き方を教えてくれても、ベースとなる基礎のどれを強化する必要があるかというアドバイスはもらえません。

塾の授業の本質

上のクラスの生徒の多くは基礎学力が定着していているので、基礎学力をベースとした応用力を学ぶ時も理解するまでの道筋は少なくて済み、「わかった」となる頻度が多くなります。塾の授業でも「わかった」が多いので楽しく学べます。

不明点も基礎学力がしっかり定着しているので、チャレンジ問題で不明点があっても基礎まで戻ることはなく、短い時間で「わかった」となるため、楽しく学ぶ事が出来ます。

一方で下のクラスでは、基礎学力が定着していない生徒たちの学びの場という位置づけなので、基本学力の定着を目的として、基礎問題をメインに学習します。そこでしっかり定着できれば良いのですが、暗記に頼った指導だったり、家庭での宿題をメインとして授業で本質を教えなかったりすると、なかなか定着につながりません。

わからない問題を先生に質問すれば、解説してくれますが、どんなミスでその原因がどの基礎知識が不足しているのかなど、子供の習熟度はみてくれません。多くの場合は、テストの点数だけを見て一般論的なアドバイスだけで、生徒個別のアドバイスはほぼくれません。(一般的アドバイスが有効な時もあります)

応用問題やチャレンジ問題に手を付けても解けない事が多く、塾の先生に質問しても、その質問に対する答えは得られますが、なぜその問題が解けないのか、どの基礎学力が足りないのかの深掘りはしてくれません。

家庭教師曰く「基礎学力こそ家庭教師が最適」

ここまで基礎学力の定着が学力アップにおける最重要事項であることを説明しましたが、その基礎学力を定着する方法は非常に難しい取り組みになります。

集団塾では個々人の弱点強化を細かくサポートしてくれず、個別の弱点の洗い出しは家庭に委ねられています。しかし、すでに説明した通り、家庭で基礎学力の不足場所を探すのは非常に難易度の高い作業です。

これを解消する方法として、家庭教師を利用する方法が考えられます。

家庭教師を利用する際は、メリットとデメリットを把握したうえで、目的に合わせて活用する必要があります。

家庭教師のメリット

家庭教師を利用するメリットは子ども専属の教師として、基礎学力から応用まで柔軟に対応してもらえる点が挙げられます。集団塾と比較すると次のように多くのメリットがあります。

  • 他の生徒がいないので、恥ずかしがらずに質問できる。
  • 決められたカリキュラムではなく、個別のカリキュラムを組む事が出来る。
  • 授業日の変更が柔軟に対応してもらえる。
  • テスト対策や知識不足の単元を集中的に強化する事が出来る。
  • 集団塾の授業サポートとして活用することもできる
  • 自宅で授業なので、いつでも保護者から相談などコミュニケーションをとれる
  • 相性の悪い/わかりづらい教師の場合は、教師の変更も可能
  • プロの家庭教師の場合、実績が充実していて、基本的に教え方がうまい。

家庭教師のデメリット

家庭教師を使うのはメリットばかりではありません。学力を上げるという点においてはメリットの方が多いのですが、それ以外のデメリットもあるのでご紹介します。

  • 先生を毎回自宅に招く必要がある
  • 自分の子どもと相性が悪いことも考えられる
  • 学習プランは家族と相談するか先生独自の計画を信じるしかない。
  • 集団塾と比べると、受験情報が少ない
  • 一人での学習になるので、友達との競争心が芽生えずやる気の維持が難しい
  • 集団塾と比較すると圧倒的に家庭教師の月謝は高い

家庭教師は塾と比較すると学費は非常に高いので、4科目全てを家庭教師にすると金額が高額になってしまいます。多くの家庭では、苦手単元の科目だけ個別に家庭教師を雇って弱点強化を狙っています。

いくつかのデメリットを上げましたが、塾に通いながら目的をもって短期で家庭教師を雇うと考えたら、それほどのデメリットはないのではないかと思います。

家庭教師を使う目的を明確にする

だらだらと、中学受験が終わるまで家庭教師を雇い続けると、かなり高額の支出になってしまいます。従って、家庭教師を雇う際は、目的を明確にしてゴールを定めておくことが重要になります。

基礎学力定着を目的とする

今回この記事を読んでいる皆さんは、中間クラスを抜け出して上のクラスに上がることだと思いますので、まずは、それを家庭教師を雇う目的にすることになるかと思います。

クラスアップしたら、集団塾一つに絞り込んで中学受験に挑むのか、基礎学力の定着がまだできていないので、継続するかはその時に判断すればよいと思います。

難関校向け学習のサポートとして活用する

なお、早稲田アカデミーやサピックスの上位クラスに通っていて、最難関中学への進学を希望している生徒は、家庭教師と併用している家庭が多いと聞いています。

基礎学力が定着していて、上位クラスの授業を受けていればかなりの難易度の学校を狙えるようになっていると思いますが、より上位の学校を安全圏にするために家庭教師を利用しているようです。

おすすめの家庭教師

基礎学力の定着を効率的に実践するなら家庭教師を利用するのが一番です。では、どの家庭教師を利用すればよいのかというと、家庭教師には、学生の家庭教師とプロの家庭教師があり、即効性を求めるのであれば、プロ家庭教師しかありません。

比較的安い学生家庭教師を長期間利用するよりも、多少高額ですが、基礎学力を効率的に指導する事が出来るプロの家庭教師を短期間利用する方がトータルのコストとしては安く抑えられる可能性があります。

個別指導塾ドクター

個別指導塾ドクターは、SAPIX、日能研、四谷大塚などの中学受験塾の講師経験者が多く登録しているプロ家庭教師サービスです。

最難関中学への合格者を多数輩出している実績のある家庭っ教師で、基礎学力から、難関中学に受かるための応用問題までをレベルに合わせて指導するので、子供の負担はかなり低く抑えられると思います。

家庭に訪問して直接指導する家庭教師の主担任と、学習相談ができる担当者がいるので、学習進捗や主担当との相性が悪いので教師を変更したいなどの相談もしやすいので、そういったコミュニケーションのストレスも少なく済みます。

ノーバス

家庭教師のノーバスは、中学受験専門教師がいて、ノーバスオリジナルコースで学習する方法から、サピックス、早稲田アカデミー、四谷大塚など中学受験塾の学習をサポートするコースがあります。

オンライン家庭教師 マナリンク

マナリンクは、オンラインでやる家庭教師のサービスです。先生は、塾経営者 / プロ家庭教師 / 教員免許保持 / 元教員など、指導者としてのキャリアを持っている先生が多数在籍しています。

親子とも、先生とのコミュニケーションは、専用アプリを使って簡単にできる点が特徴です。

月謝は、教師によって異なりますが、平均18,000円前後となり、入会金 / 管理費用などは不要です。

オンラインなので、無料体験も気軽にできました。先生の説明もわかりやすく、早稲アカの解けない問題も子供がわかるように解説してもらえたようで、子供もあいまいにもかかわらずわかっていた振りをしていた単元を親に説明できるまで理解を深める事が出来ています。

家庭教師・学参

学参はオンラインと訪問授業両方に対応している家庭教師サービスです。

合格実績は、開成、筑駒や駒場東邦、早稲田中など難関中学の合格者を輩出している実績ある先生が多く登録しています。志望校の傾向に合わせて受験対策も可能で、塾との併用にも対応しています。

特定の科目の偏差値がなかなか伸びず、モチベーションが下がった子どもの状況や家庭学習サイクルを分析把握してサポートしていただける家庭教師サービスです。

家庭教師・学参の指導料は教師のランク(実績や学歴、学部などを考慮して決めています)によって一人ひとり異なります。

入会金は22,000円、教務費16,500円と掛かります。指導料は先生の実績などにより異なりますが、1時間当たり4,400円(税込)から受けられるようです。

まとめ

家庭教師を利用しようと考えたときに、目の前の学費を見るとかなり高額で、家庭教師を利用しなくても塾だけで何と中なるだろうと考えて先延ばしにしていたら、基礎学力をおろそかにしていたことで手遅れなんてことになりかねません。

中学受験は塾に通うのが王道だというのは間違ってはいませんが、塾に通っているだけで大丈夫というものではありません。自分のお子さんの弱点を見極めてそれを克服するための対策は家庭で考える必要があるので、それをサポートしてくれる存在としてプロの家庭教師の活用は非常に有効な手段だと思います。

気づいたら手遅れになる前に、前倒しで不安要素をなくして確実に受験で笑える体制づくりをしたいですね。

NEXT>>組み分けやれどもあと一歩で上がれないまま夏期講習前最後のテストに…

タイトルとURLをコピーしました