中学受験をするために塾に通って勉強しているご家庭は多いと思います。日々の成績の変化や学習の相談など受験に関することは、塾の先生に聞くのが1番です。
塾に任せていれば、確実に第一志望に受かるように指導してくれるだろう
そう思っていました。でも…
我が家の経験上、中学受験をする上で、塾は必要だと断言できます。思います。でも、でもですね、塾だけに任せるのはめちゃくちゃ危険なんです。
実際に、我が子の場合、もう少し気付くのが遅かったら、偏差値が5以上低い学校か、公立中学校に進学していた可能性があります。でも副教材などを使って学習効率を上げたことで、志望校に合格したと言っても言い過ぎではないと思っています。
今回は、塾以外で頼れる副教材についてご紹介します。
勉強をサポートするおすすめの8教材
塾の授業では補完することが難しい学力の定着のために副教材の活用は効果的です。でも、購入したからといって、全てをやろうとすると、時間も気力も足りなくなってしまいます。
教材の活用方法は、伸ばしたい単元、苦手克服したい単元に絞って繰り返すことです。紹介する教材は、基本の定着に向くものや、応用力をつけるものなど用途はそれぞれ異なります。教材はどれもわかりやすいので、目的に合わせて使い分けることで、かなりの効果は期待できます。

わかりやすいし、購入したんだから、全部やった方が良いかも。って思いがちですが、学習のメインは塾にした方が良いです。あくまでも補完用の教材として活用をお勧めします。
家庭教師の指導にそっくりの「すらら」
まずは、基本知識を効率的に学べる「すらら」です。難易度は高くなく、中学受験初級者向けの教材です。教材自体は受験対策教材ではありませんが、受験に必要な基礎知識を網羅的に学習できます。特に小学1年生から3年生までの学習に最適な教材です。
一方で、得意な科目は、先取り学習ができます。この教材のすごいのは、学習計画をAIが建ててくれる事です。得意科目はどんどん先行着手しますが、苦手分野はわかるまで基本にもとって学習できます。
ある問題が解けない場合、その問題を解くために必要な基礎知識の学び直しが必要です。でも、何を見直すべきかすぐにはわかりません。「すらら」はAIの機能で必要な基礎知識を判別しているので、効率的に遡り学習ができるんです。
「すらら」は受験に必要な基礎知識を根本から理解して、その定着に役立ちます。
基本情報
![]() | 確たる基礎を身につける【すらら】 総合評価:★★★★★ |
教材種別 | タブレット |
教科 | 3〜5科目 |
受講対象 | 小学生〜高校生 |
目的 | 基礎力の強化・定着 |
1コマ(レッスン) | 個々人に合わせて設定 |
教材配布方法 | 毎月配布 |
入会金/教材費 | 4教科コース ・入会金:10,000円 ・4ヶ月プラン:7,480円/月 |
おすすめの活用法 | 小学校入学後から受講開始。 入塾したら、要点集中プランで継続受講 |
おすすめポイント
- 多くの賞を受賞していて、学校でも活用される成熟されたコンテンツを受けられる
- AIを使って基礎の基礎までさかのぼるから基礎力定着に最適
- 18万の問題が用意されているから、学習内容が確実に身につく
- 無学年だから簡単な分野は上の学年の勉強を先取りできる。
- 受験に必要な基礎知識を確実に身につけられる

すららはとにかく問題数が多い。基礎力を確実に身につけるには類似問題を多く解いて、瞬時に答えが出せる事です。そのための類似問題がとても多いのが特徴です。そして、解けない問題は基礎にさかのぼって学び直せるメソッドは家庭教師の指導法にとても類似しています。それをAIが実践しているので、家庭教師よりももれなく学べます。
総合力のZ会
受験の通信講座の王道、Z会となります。難易度が高い、問題数が少ないなど色々とマイナスの評価もありますが、個人的には、塾との併用でかなりの効果が出ると確信しています。
理由は、基本から難関向け応用問題まで、幅広いレベルのお子さんに対応しているので、まだ早いんじゃないかなって思うような時期からコツコツ続けることで、相当な知識にを身につけることができます。また、小4で受験勉強を始めて塾通いすることになったら、塾併用方のコースもあるので、学んだことの理解を助ける副教材としても最適です。
苦手分野の学び直し、得意分野の応用問題へのチャレンジ。問題の難易度の幅が広いので、どちらにも対応できます。
基本情報
![]() | やり切れれば最強教材【Z会】 総合評価:★★★★★ |
教材種別 | 映像授業/プリント |
教科 | 4教科 |
受講対象 | 小学生全学年 |
目的 | 受験塾の補足 |
1コマ(レッスン) | 各教科 1ヵ月で2~5時間 |
教材配布方法 | 毎月配布 |
入会金/教材費 | ・入会金無料 ・要点集中プラン(4教科) 月額 6,336円 |
おすすめの活用法 | 小学校入学後から受講開始。 入塾したら、要点集中プランで継続受講 |
体験 | 無料お試し教材あり |
おすすめポイント
- 基本知識はわかりやすく解説しているので、容易に理解できる
- 練習問題の難易度はグッと上がるが、ビデオの講義と解答を何度も見ながら理解を深められる
- 塾の授業が簡単な人には、練習問題でさらに上のレベルを目指せる
- 塾の授業が難しい人には、基本知識のパートを読んで、不明点の理解に役立つ

Z会は問題数が少ないことで有名です。しかし、1題の難易度がとても高く、その問題を理解するだけで、複数の問題を解く以上の実力が付きます。塾併用型コースもあるのでかなりおすすめです。
総合力:スタディサプリ
スタディサプリは、とにかく安くて分かりやすい動画配信サービスです。基本事項を徹底的に学習するのに最適な教材です。特に理科の実験は映像使って解説するので、理解度も深まります。応用問題を学ぶのには少し物足りなさを感じますが、楽しくわかりやすい動画配信なので、基本の定着に適しています。
基本情報
![]() | 解りやすく理解が進む【スタディサプリ】 総合評価:★★★☆☆ |
授業形態 | 映像授業/プリント |
教科 | 4教科 |
受講対象 | 小学全学年 |
目的 | ・受験塾の補足 ・学校補足 |
1コマ(レッスン) | 15分 |
教材配布方法 | 一括公開 |
入会金/教材費 | ・入会金 無料 ・月額2,178円 |
おすすめの活用法 | 小学5,6年になってから、苦手分野の補足として活用 |
体験 | 14日間の無料体験あり |
おすすめポイント
- 一コマの授業が短くまとめられているので、隙間時間に視聴できる
- スマホアプリで何度でも繰り返し聞くことができる
- 講師の解説がわかりやすい
- 単元ごとに動画が分かれて、全分野が公開されているからいつでも視聴できる
- 全学年の講義が見れるので、基本知識も容易に振り返られる

すべての学年・教科・単元がいつでも視聴できるので、塾で習った単元をすぐにスタディサプリで復習することができます。受験塾の中クラスの多くの生徒が授業内容の理解を深めるために塾と併用しています。息子は、理科で活用していました。四谷大塚の動画と合わせて角度の異なった指導法があるので、知識の定着に役立ちます。
算数:中学受験コベツバ
誰が見てもわかりやすい。というもんではないかもしれません。灘中や開成中、筑駒などを受験する人の多くが使っている算数特化型の難関校受験生向けの問題解説に特化した動画サービスです。
超難関校対策として、難問をわかりやすく解説してくれます。ただ、解説自体は非常にわかりやすいので、塾の上位クラスに所属している人が聞いたら、飛躍的に算数の成績が上がると思います。
また、基礎知識の解説もわかりやすいので、基礎の復習にも適しています。ただ、基礎知識の多くが定着していないお子さんだと、消化不良を起こす可能性があります。
我が子は早稲アカでSSクラスに上がってから初めて、かなり成績を上げています。SBクラスでも上位の成績のお子さんなら、解説の理解ができて、飛躍的に理解度があがる教材と考えて良いと思います。
基本情報
![]() ![]() | 最強の算数対策【中学受験コベツバ】 総合評価:★★★★★ |
授業形態 | 映像授業 |
教科 | 算数 |
受講対象 | 小学4年~6年 |
目的 | ・難関校受験 ・塾のテキスト解説 |
1コマ(レッスン) | 10分程度/問 |
入会金/教材費 | ・入会金 無料 |
サービス名(例) | コベツバWeb授業 月額 2,300円 StandBy for SAPIX 月額 5,000円~ |
体験 | 1~2週間(サービスによる) |
おすすめポイント
- 解説が劇的にわかりやすい
- わからない問題も、基本に立ち戻って復習が容易にできる
- サピックスのテキストや予習シリーズの全問題の解説があり、塾の復習に最適
- 過去問の解説も豊富!取るべき問題、捨て問の判断まで解説
- 何度でも視聴できる。

我が家では、早稲アカ塾の授業の補足として活用していましたが、わかりやすさはピカイチです。小6の夏休み明けからの短い期間ですが、入試直前まで算数の偏差値が劇的に上がりつづけました。わかりやすさ、数学の定着力は最強の教材だと思います。
社会:スタディアップ
社会の知識を定着させるのに有効な教材です。塾で一通り学習したものは、家庭学習で繰り返すことで定着させる必要がありますが、スタディアップはそれを効率的に行うことができます。音声での解説なので、小学4年から聞き流しているだけでも効果は高いと思いますし、小6になってから、全知識を定着させる目的でも活用できます。
基本情報
![]() ![]() | 社会科専門塾の公式通販【スタディアップ】 総合評価:★★★★☆ |
授業形態 | CD/テキスト |
教科 | 社会 |
受講対象 | 小学4年~ |
目的 | ・受験塾の補足 ・学校補足 |
1コマ(レッスン) | 5分程度 |
入会金/教材費 | ・入会金 無料 |
お薦め教材 | コンプリートマスター 82,000円 プラチナインプット 12,800円 |
体験 | なし |
おすすめポイント
- 中学受験に必要な社会(地理・歴史・公民)のポイントが厳選された見やすいテキスト
- 身近な体験を交えた先生の音声解説が分かりやすく記憶に残る
- 食事しながらなど隙間時間に倍速で聞けば、何巡も聞けて知識が定着する

社会の基本は、暗記に頼りがちです。でも、地理も歴史もその時代の背景や土地の特性が大きく影響しています。そこから解説して、重要ポイントは「チェック‼︎」と言ってテキストに印をつけさせるので、知識が頭に蓄積されていきます。4年生から始めてもよいですが、3年生から聞き流すだけでも効果は高いと思います。
理科:コアプラス(SAPIX)
基本情報
![]() ![]() | サピックスの副教材【コアプラス】 総合評価:★★★★★ |
授業形態 | 参考書 |
教科 | 理科 |
受講対象 | 小学5年~ |
目的 | ・受験塾の補足 ・学校補足 |
料金 | 1,500円 |
おすすめポイント
- 市販の本なので手軽に手に入る
- 頻出知識が凝縮されて、1問1答問題なのでサクサク進む
- 隙間時間に繰り返すことで知識の定着が早い
- 中堅校の試験問題は、この1冊でほぼ網羅している

我が家では、知識を定着させることを目的に、隙間時間にできるだけ繰り返し眺めました。読んで即答できなければ、直ぐに答えを見て、覚えるという意識ではなく、知っているという状態を作るように何度も繰り返しました。
総合:四谷大塚 通信教育
基本情報
![]() | 予習シリーズの理解度アップ 【四谷大塚 中学受験コース】 総合評価:★★★★☆ |
授業形態 | 映像授業/予習シリーズ |
教科 | 4教科 |
受講対象 | 小学4年~ |
目的 | 塾の授業の理解度アップ |
1コマ(レッスン) | 60分 |
教材配布方法 | 四谷大塚のカリキュラムに合わせて配信 |
入会金/教材費 | ・入会金:22,000円 ・教材費:別途購入 (目安は各学年16,000円~20,000円程度) |
おすすめの活用法 | 四谷大塚、早稲田アカデミーに通っている人向け 塾の授業が難しいと感じている生徒向けに活用 |
体験 | なし |
おすすめポイント
- 講師の解説がとても分かりやすい
- 四谷大塚のカリキュラムに合わせて授業動画が配信される
- 塾と同じ予習シリーズのテキストの解説を行っているので、理解が深まる
- 週末の確認テスト、四谷大塚の組み分けテストを受けることができる

四谷大塚の通信講座です。予習シリーズのテキストを使って、通学塾と同じカリキュラムで授業が進みます。実は、四谷大塚の中でも指導力のある先生の動画なので、通っている塾の先生よりもわかりやすいです。また、授業は繰り返し視聴できるので、知識の定着に最適です。理科と社会の授業はこちらのサービスを活用していました。
国語:読みテク初級
基本情報
![]() ![]() | 子ども教材【読みテク】 総合評価:★★★☆☆ |
授業形態 | 参考書 |
教科 | 国語 |
受講対象 | 小学生全学年 |
目的 | ・国語が苦手な人向け ・学校補足 |
入会金/教材費 | ・入会金 無料 |
教材費 | 「説明文・論説文」 「物語文」、「随筆文」 各1,650円 |
おすすめポイント
- 国語が本当に苦手なお子さんの国語力をゼロから引き上げられる
- こんな問題から?ってくらい簡単な問題から、中学受験対策まで段階的に理解できる

息子が国語を苦手だったので市販の参考書を探してたどり着きました。最初は、こんな簡単なの余裕♪って解いていました。でも、だんだん難しくなったので、ちゃんと考えながら進めることで、基礎の基礎の考え方は理解するようになりました。
国語が劇的に苦手なお子さんにお薦めです。
説明文・論説文のテクニックは算数が好きな人は割と早く理解し始めます。物語文は、自分の経験と照らし合わせたりする必要もあります。だから、これまで勉強ばかりで学校で友達や異性と交流が少ないとちょっと時間かかるかもしれないです。
中学受験の塾に頼りっぱなしのリスク
多くのご家庭では、塾のカリキュラムに沿って学習していれば、成績は上がって、最後は、志望校に合格できる。そう考えていると思います。
塾に通う事のメリットは大きいです。でも、デメリットもあるので、その対策を考えないと、満足のいく中学受験を終えることができない可能性が高いです。
塾に通うメリット
実は、塾に通うメリットは次のようなことが考えられます。
- 同じ仲間と勉強することでモチベーションの維持ができる
- 学力テストを定期的に受けることで成績の推移と合格判定の分析ができる
- 受験までの学習スケジュール・ペースをコントロールしてくれる
- 中学受験に必要な学力は一通りカリキュラムに沿って学べることができる。
いずれも、中学受験を乗り切るには必須の要素だと思います。でも、これだけだと、大きな落とし穴にはまってしまいます。
塾に頼りっぱなしのリスク
塾に任せっきりにするリスクを説明します。実は、塾側も塾に全て任せれば大丈夫とは言いません。中学受験は、塾と家庭学習と保護者のサポートで乗り切りましょう。と言葉をかけてきます。でも、家庭学習のウェイトは思いのほか高いのです。
家庭学習のリスク
塾のクラスは、成績で分かれていて、各クラスで出来ていて欲しいレベルの授業と宿題を出します。そして、家庭学習では次の2点をお願いしてきます。
- 塾で出された宿題は必ずやる
- テストで間違えた問題は必ず復習する
でも、その具体的な方法は教えてくれません。
宿題でわからない問題があったら親が教えていいのか?先生に質問するべきなのか。宿題は全部やる必要があるのか。宿題より苦手分野の勉強したいけど、宿題の方が優先すべきか。テストで間違えた問題は、原因が何で、足りない基礎は何か。ミスを繰り返さない対策はあるのか。難易度が高い捨て問はどれなのか?
しつこく聞けば教えてくれるかもしれませんが、上記回答は塾からの指示はほぼありません。
苦手科目克服リスク
また、生徒個別の得手不得手は考慮しません。塾が何もしてくれない訳ではありません。成績を見て、一般的なアドバイスはします。でも、苦手分野の分析と具体的な対策の提示まではしてくれないんです。集団塾の特徴ですが、個別対応している余裕がないんです。
ひょっとしたら、しつこく聞けば教えてくれるかもしれません。でも、個別対応は家庭側に期待されているんです。
だから、家庭学習のやり方って、各家庭に委ねられています。でも、やり方を間違えると成績は上がりません。
特別講習に通うリスク
塾では中学受験を成功させるために、通常の授業以外にも、春季講習、夏期講習などの季節特別講習や正月特訓や入試直前講座、志望校別コースなど様々なコースが設けています。
先生に受講要否を相談したら、ほぼ100%受講を勧めてきます。
でも、特別講習も、カリキュラムは決まっています。しかし、それはお子さんの得意不得意は関係ありません。もしも、お子さんの苦手分野がプランされていないなら、時間の無駄になります。でも、塾の先生はそこまで考えていません。特別講習でも個別最適化のプランは考えてくれません。
だから、必ずしも受講が必須ではなく、苦手分野を家庭学習で強化した方が効果が高い場合もあります。
クラス編成のリスク
中学受験塾のクラス編成の方法には成績が上がらないリスクがあります。多くの塾ではクラスを決める時に4教科の合計点で判断します。これが、塾に頼り切ることの一番のリスクになってきます。
例えば、我が子は、算数の成績は上のクラスレベルですが、国語は下のクラスの学力です。そうすると、4教科合計だと真ん中のクラスになりますが、
- 算数は簡単すぎて物足りない
- 国語は難しくてついていけない
という状況が生まれてしまいます。


この状況を塾に相談したら、国語は音読しなさい。算数は、SS (上のクラス)の問題も解きなさいと言われました。でも、音読でなんとななる国語のレベルじゃないし、SSの授業受けずに問題解くのはかなりの負担で、無責任だなぁって感じたんですよね。
これらのリスクを回避してくれるのが、副教材になります。それでは、我が子が学力を上げるために利用した副教材をご紹介します。
- 苦手科目の基本からの学び直し
- 得意分野の応用問題の解き方の解説
塾に通わずに中学受験できるのか?
中学受験塾に行かずに家庭学習だけで中学受験ができるのか?という疑問を持つご家庭が多いと思います。個人的な見解ですが、
塾なしでも受験できるけど、おすすめはしません
です。なぜなら、「継続的に学習すること」と「志望校レベルまで学力を上げること」が家庭学習だけだとハードルが高くやっぱりコスパは良くないです。
継続学習の難しさ
高い目標があり自ら勉強に切磋琢磨できるお子さんなんて、ごくごくわずかです。
親は受験をして欲しい、でも、子供は遊びたい人種です。子供は、どんなにつまらない事でも遊びに変えてしまう遊びの天才です。そんな子供たちが、放課後に遊ぶ約束して帰ってきたら、その約束断って家庭で勉強させるのって難しいですよね。

帰ってきたら勉強するって言って遊び行くけど、へとへとになって帰ってくると、勉強する余裕なんてなくなっちゃいますね。
それをよしとして、中学受験を諦めるならそれでもいいと思います。でも、元々は、お子さんと話して中学受験するって決めたのであれば、最後までやり遂げたいです。でも、家庭学習だけで継続するのって大変なんです。だって親子ですもの。お金もらってやっていないから、心を鬼にできません。
志望校レベルまで学力を上げることの難しさ
家庭学習だけで難関中学に合格したというブログを見かけることがあります。でも、それは少数派だと思います。
家庭学習だと、お子さんの学力を測るのが難しくなります。塾での定期テストはなく、定期的なオープン模試でしか偏差値は図れません。そして、偏差値にギャップがあった時にそのギャップを埋める対策を家庭学習でプランするのは非常に困難です。
それができるのは指導経験のある保護者のいる家庭だけだと思います。
一般的な家庭学習は現状維持で精いっぱい
家庭学習では、学習のペースがどうしてもお子さんのコンディションに左右されます。家庭では、子供が今日は調子が悪いと言えば、休ませますよね。その時のリカバリって難しいんです。そして、ペースがどんどん遅くなり、やるべきものが終わらなくなります。
そのコントロールが家庭学習では非常に難しく、現状維持で精いっぱいとなります。だから、志望校の偏差値とのギャップが大きいお子さんほど家庭学習で受験するのは難しくなります。
家庭学習だけで中学受験をするケース
それでも、受験はできます。過去問で問題を解く練習をして、オープン模試を受けて、自分の偏差値で受かる中学校を受験すれば、合格はできると思います。
たとえば、公立中学校に行きたくないというのが目的なら、家庭学習でもよいと思います。でも、私立の中高一貫校の方が、多くの体験学習もあるので公立中学よりは充実した学校生活が送れます。
ただ、その先の進学先を科が得たときに公立中に進学した人との違いが何なのか。公立中に進んだ人の多くは塾に通って高校・大学受験にチャレンジします。
最終学歴はあまり変わらないですよ。
まとめ
中学受験塾に通いながら、塾のデメリットを補足する教材について紹介しました。いずれも学習の主軸にすると少し足りないのですが、中学受験をするうえで塾では補えないポイントをしっかり埋めて呉れうる教材だと思います。
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