小学6年

熟考!!NN早大学院の前期コースに合格したが行くべき?

6年生になり最初のNN志望校別コースの参加資格を獲得するために、NN早大学院のオープン模試を受けてきました。その結果、見事に合格!!

SBクラスに所属しながらNN早大学院に合格するなんて、かなりのレアケースで塾の先生も驚きを隠せずにいたのですが、算数と理科と社会で、直前に振り返った教材で見た問題に類似したものが出ていたことが合格の要因の様でした。

こちらで紹介している書籍のおかげと言っても過言ではないかもしれません。残念ながら予習シリーズのおかげではないんですよね・・・。

ダメもとで受験したのですが、受かってしまったNN早大学院。行く予定ではなかったけれど行くべきか辞めてSSに上がるための勉強をするべきかを悩みながら、せっかくだからとNN早大学院に通うことにしたのですが、その時の経験をご紹介します。

結論から言うと、SBクラスの生徒は、前期でNN志望校別コースに参加する必要はないという話です。

パパん

お子さんの実力を見極めて通うべきかの判断をしないと、成績が下がるリスクもあります。受かると嬉しいのですが、一呼吸置いて、冷静に判断できるようにと思い、我が家の経験をご紹介します。小学6年入ってすぐの、結構重要なポイントだと思いますので、最後までご覧いただけたら幸いです。

NN早大学院の前期コースの概要

早稲アカの小学6年になると難関中特化型のNN志望校別コースが始まるのはご存知だと思います。しかし、全員が受講できるわけではなく、学校別のNN志望校別コースオープン模試を受けて基準以上の成績を取ることが条件ですよね。

しかも、難関中学校校の受験に特化したコースなので、受講資格を得るには、かなりの実力が必要になります。SSクラスの生徒でも落ちる事があるので、SBクラスで合格すると塾の先生も「おや?って」思うんでしょうね。

NN特訓の対象難関中学

NN志望校別コースで用意されている難関中学は次の通りです。男子校が圧倒的に多いですね。NNオープンで合格を勝ち取れなかった人向けの、「難関プログレス」クラスという上位校を狙うコースもあります。

共学男子校女子高
渋谷幕張クラス開成クラス桜蔭クラス
早実クラス麻布クラス女子学院クラス
武蔵クラス雙葉クラス
駒場東邦クラス
早稲田クラス
早大学院クラス
慶應義塾普通部クラス

NN早大学院の前期コースの方針

NN志望校別コースの説明会では、前期のカリキュラムは、その学校の過去問題などを解くのではなく、通常のレギュラーコースのさらに応用問題を解くことで、その学校の受験対策を始めるための基礎固めを行うことを目的としていると言う事でした。

従って、あくまでもレギュラーコースの内容理解を優先として考えるので、NN志望校別コースから宿題は出るけれど、必須ではなく、レギュラーコースの内容を理解していて時間的余裕のある人のみがやればよいという位置づけの様です。

そうはいっても、他のライバルたちがいることを考えたら、何が何でも宿題もやらなければって考えちゃいますよね。。。

NN早大学院の前期コースの学費

NN志望校別コースの授業料は、21,120円/月です。なお、授業について行けないと判断した生徒が、途中で退会することも可能の様です。早稲アカの塾生は入塾金は不要ですが、塾生以外は、11,000円が必要となります。

難関プログレスも授業料、入塾金は同額となっています。特別講座が充実していますが、何かと費用がかさばるのが早稲田アカデミーの特徴でもありますね。

NN早大学院の前期コースのスケジュール

NN志望校別コースの前期の日程は、4月から7月までで、毎月2回で概ね隔週の日曜日に実施されます。

授業は、朝9:00から夜18:00までNNの志望校の校舎に1日こもって、3科目の授業を行います。お弁当持参で、かなりの長丁場なので、日曜日はそれでへとへとになり、帰って復習するという余力はほぼ残りません。

NN早大学院の前期コースに通った感想

奇跡的にNN早大学院に合格しましたが、SSクラスの授業経験のないままでNNコースに通って果たしてついて行けるのかという懸念を持ちながらも、合格したのに行かないなんてもったいないという思いから通うことにしました。

しかし結果的に2回目のNNオープンを待たずして断念するに至りましたので、子どもの授業を受けた感想と、私が見た息子の状況の両面からNN早大学院に通った様子をご紹介します。

感想1:NN早大学院の授業は楽しい

息子は、NN早大学院の先生の授業は非常に楽しいという感想を持っていました。8時間拘束されているにもかかわらず、楽しかったと言って帰ってこれるというのは非常に重要なポイントだと思います。

しかし、楽しいということが重要なのではなく、重要なのは次の3つ

NNに通う意義
  1. 先生の授業を聞いていて楽しいと感じる
  2. 聞いていることを理解できること
  3. 実際に手を動かして問題を解けること

最終的には、この3つ目に至る必要があるのですが、家庭学習で手を動かして解く時間の確保が難しく、1つ目と一部の内容について2つ目までしかできていない状況に陥っています。さらに、授業の節々では、SBクラスでは学んでいない内容も出てくるので、なんとなく楽しいけど、よくわからない。というものも少なくありませんでした。

感想2:NN早大学院の授業について行けない

NN志望校別コース訓の授業は、SSクラスの子供が通う前提のコースとなっているようでした。算数の授業では、先生がみんな上位校の算数ちゃんとやっているかな?って問いかけをしていたようで、SBクラスでは扱っていないテキストでしたが、我が子以外の多くの生徒は当たり前のようにやっていることをアピールしていたので、かなり焦りを感じたようでした。

それが刺激にもなって、家庭で学力差を縮めようと頑張る、いや頑張らないとという気持ちになって帰ってきますが、レギュラーコースの宿題をやるだけで時間がかかり、NN早大学院コースの宿題に手を出す余裕が無くなってしまってました。だから、SSクラスの子供たちとの差がどんどん開いていく不安を感じながら授業を受けていました。

感想3:家庭学習時間の減少

早稲田アカデミーのレギュラーコースでは、SBクラスに所属していますが、日々の宿題の量も多く、かなり時間を取られてしまう事があり、これまでは、やりきれなかった宿題は、日曜日にまとめて実施するという方法で家庭学習を進めていました。

しかし、日曜日にNN早大学院の授業を入れてしまったため、宿題の残りを日曜日に行う時間の確保が難しくなります。

そして、NN早大学院の宿題も出ます。塾からはできたらやる。厳しければやらなくてもいいとは言われます。が、NN早大学院に通っている他の生徒はきっとやっているんだから、自分もやらねばという気持ちになってNNの宿題も手を出そうとしちゃって、SBクラスの宿題をおろそかにしてしまいます。

NN志望校別コースに受かっているんだから、SBクラスの基礎問題なんてやらないでNNの応用をしない取って気持ちが出てきちゃうんですが、SBクラスにいる生徒はまだ基礎がしっかり身についていません。そこで、応用問題に手を出しちゃって、理解不十分のまま放置することになり、重要な局面でミスをしてしまいます。

感想4:NN早大学院のオープン試験の成績が下がる

NN早大学院の授業を受けていても、第2回のNN早大学院で成績を上げたりすることはできませんでした。むしろ、我が子は第2回のNN早大学院オープン試験で成績が下がる結果となっています。

これはNN志望校別コースの授業の内容にからくりがありました。

  • NN志望校別コースの授業の内容は、応用問題を解く力の育成
  • NNオープンの出題内容は、その学校に合った模擬テスト

従って、我が子の友達も成績を落としてきたのですが、逆にNN早大学院のクラスを上げた子供は、NN志望校別コースの宿題には手を付けず、早大学院の過去問などを解くことで、NNオープンの対策を行った結果で得点を稼いでいるように思えます。

感想5:SSクラスに上がる機会も失う・・・かもしれない

勉強の本質は、基礎の理解をどれだけ確実なものにして応用に繋げるかという点に尽きると思います。基礎がおろそかになっていて、応用が解けるということは偶然はあっても必然ではなく、どこかでその穴が成績に大きく響いてきます。

その最たる機会がSSクラスに上がるための組分けテストです。あと少し、あと数点で上のクラスに上がれるのにと苦い経験を繰り返している生徒が何人かいます。我が子もその類で小学5年生の1年間を費やしました。あと1問、2問正解すれば上がれていたのに・・・・

だからなおさらNN早大学院に入ったらSSクラスが近づくのではと考えてしまいます。しかし、SSに上がるための基礎固めが出来ていない状況でNNの授業に時間を費やすと組分け対策がおろそかになってしまい、結果的にSSに上がる事が出来ない可能性がでてきます。

実際にNN早大学院の問題を解くことに時間を費やしてSBの宿題をおろそかにしていたら、どちらも成績が悪くなり第2回のNN早大学院では不合格になる点数しか出せていませんでした

まとめ

NN志望校別コースに受かったら浮かれてしまうのは事実です。NN志望校別コースに通って、成績がぐっと上がるかもと期待してしまいます。

でも、SSの生徒が落ちることもあるNN早大学院に、SSに上がる実力のないSBクラスの生徒が受かるのは偶然の可能性が高いです。なので、NN早大学院に通って背伸びしても基礎が出来ていなければどこかで勉強が苦しくなってしまうでしょう。

従って、NN志望校別コースの前期プログラムに関していうと合格したとしても、浮かれた勢いでNN志望校別コースに通うはグッとと我慢して、家庭学習で苦手教科の克服に注力するべきです。そして、組分けテストで早いタイミングでSSクラスに上がり、SSクラスの学習サイクルに慣れて、遅くとも6年生の夏期講習をSSクラスで受ける事が最低限必要な条件ではないかと思います。

家庭学習で苦手教科の克服が難しいならNNに通うお金を短期間でも家庭教師を雇うお金にして、個別指導で手っ取り早く弱点強化することの方が、合格に間違いなく近づきます。

パパん

家庭教師は「高い」という印象がありますが、短期で弱点強化も可能なので、非常にコスパは良いです。集団塾では不可能な子ども一人ひとりにあった指導ができるので、弱点克服と得意分野の強化をするなら、家庭教師を使わない手はありません。

何がなんでもSSクラス(NNSS)ですね。

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