最近「コベツバ」という難関中学向けの算数オンライン塾の名前を聞くようになりました。
我が息子も、小学6年生の9月ごろから始めましたが、コベツバの解説が神領域のわかりやすさで、算数の成績が劇的に上がっています。
中学受験で成功したのは、長く通っていた塾のおかげです!!という報告をしたかったのですが、塾の指導がかすんでしまうむほど、算数は「コベツバ」の一強です。
算数を超強化するならコベツバ

中学受験の算数を得意分野にしたければ、コベツバを始めましょう。受験塾の教え方が悪いという事ではありません。集団塾の特長から、個別最適化プランを出すことが難しいためです。理由はこの記事の最後に解説しています。
オンラインの算数指導サービスの「中学受験コベツバ」は塾ではできないことをサクッとやってくれるサービスなんです。

小6の9月からコツコツと始めたら、年明けの1月頃から突然ケアレスミスが減り問題を解くスピードも上がり始めました。
オンラインの算数塾コベツバとは
コベツバとは、2021年からスタートした算数特化型のオンラインでの指導サービスです。コベツバの主な講義内容は以下の通りです。
コベツバの講師は、もともと浜学園「灘中」コースの講師だった方です。灘中向けなので、難関問題ばかりかと不安になりますが、システムがかなりしっかりしていて、難問を解くために必要な基礎問題が何なのかがわかるし、その単元の解説ページに直ぐに飛んで確認できるので、苦手単元の振り替えに係る時間が圧倒的に短くて済みます。
塾との相性が抜群のコベツバ
コベツバの講義は、オリジナルの教材が用意されています。しかし、メインとなるのは、サピックスのテキストと、四谷大塚の予習シリーズの解説動画です。解説動画は問題の読み上げはしません。いきなり解説から入ります。従って、塾のテキストがないとなんのこっちゃかわかりません。
四谷大塚の予習シリーズを使っている塾か、サピックスに通っているお子さん向けに解説をしています。マンスリーや組分けなどの対策・解説も行っています。だから、塾は辞めずに続けて、コベツバでより理解を深めながら上のクラスを狙うプランが最適です。
コベツバだけでは不十分な理由
繰り返しになりますが、コベツバは四谷大塚の予習シリーズとサピックスのテキストの解説を行います。従って、塾のテキストは必須アイテムになります。
その他にも塾との併用を行う事のメリットが沢山あります。
コベツバは学費もリーズナブルで負担は最小限
わかりやすさが神領域のコベツバです。学費もかなり高いのだろうと思ってしまいますが、それほどでもありません。各コース高くても7,000円/月程度です。お子さんの学習に合わなければ翌月からやめればよいだけです。
たとえば、Z会の通信教育は通信教育としては割高だと言われていて、1教科の受講で5,720円/月なので、それよりは高いです。個人的にZ会の教材は好きなので、Z会の会費は安いって思いますが、比較してコベツバがめちゃくちゃ高いというわけではありません。
教材 | 費用 | |
---|---|---|
Z会の通信教育 | 1教科 | 5,720円/月~ |
プロ家庭教師のリーダーズブレイン | 1.5時間×4回 | 39,600円/月~ |
家庭教師のトライ | 未公開 | 未公開 |
TOMAS | 未公開 | 未公開 |
コベツバ | 1コース | 7,000円/月~ |
また、塾の授業の補足と言えば、家庭教師や、個別指導の利用が考えられます。しかし、授業料は桁が一つ増えるほど高額になります。それと比べると破格の値段です。そして、個別指導は時間縛りがありますが、コベツバは通信指導でいつでも授業が繰り返し聞けるメリットがあります。

家庭教師や個別指導は、あなたの目的に合ったカリキュラムで見積もりますと記載していて、見積もり具体例が載っていないページが多いですね。かなり高額になるので、HPに載せると問い合わせが減るからでしょうか
早稲アカのテキストベースでコベツバを聞く息子
我が子は、サピックスは4年でやめて、早稲アカに転塾しています。4年の頃にコベツバに出会っていたらやめていなかったと思います。しかし、息子は今、早稲アカ生なので、コベツバでは予習シリーズの解説コースの「StandBy for 予習シリーズ」とWEB授業を受講しています。
コベツバ動画は解説のみ!!無駄を省いて解りやすい
コベツバの動画は、早稲アカの授業で一度学んだ分野の解説になります。だから、復習としてはちょうど良いタイミングで受けることができます。
しかも、動画は、問題の読み上げはなく、いきなり解説が始まります。テキストを一度見ていることが前提なんですね。そして、そのわかりやすさは、申し訳ないけれど、早稲アカの先生の教え方を、はるかに凌駕しています。また、単元ごとの独自の問題もあり、どれも解説がダントツにわかりやすい内容になっています。
間違え問題の振り返りもコベツバでならシームレス
どれだけ解説が分かりやすくても、練習問題ではミスをします。すると、なぜその問題でミスをしたのかがわかります。その問題を解くために必要な基礎知識が何なのかが整理されているからです。そして、その基礎単元に遡って、解説を聞いて、問題を解く事も出来ます。自分の苦手な単元が分かりやすく、遡り学習も容易にできます。塾の先生に質問してもそこまで遡っての指導をしてくれる先生は出会った事がありません。

塾の先生に質問すると、その問題の解き方は教えてくれますが、なぜこの問題が解けないのかまで深堀して解説はしてくれません。
コベツバは解けた問題に応じて武器をゲット
そして、子供が続けられる仕組みとして、ゲーム感覚での学習法を取り入れているところです。単元を武器に置き換えて、問題が解けるとその武器がもらえます。ミスをすると、その問題を解く上で必要な武器を失ってしまいます。
子どもはその武器を手に入れるために頑張ります。でも、簡単に手に入れられるものではなく、勝因は基礎問題の確実な定着にかかっています。武器欲しさに、応用問題に手を出しても、応用問題は難しいく、基本がわからないと手に負えません。
定着してくると応用問題の理解も早まる
わかりやすい解説でも、本人の学力の定着にはある程度の時間がかかります。間違えると、そこに必要な基本単元に戻ってやり直す。そして、理解が深まった状態で解説動画を見ると、解き方のアプローチが分かりやすく、つい「おぉー、なるほど。」と声を上げて理解するようになってきます。
4年の時から始めていたらと超絶後悔
息子がコベツバに出会ったのが小学6年の9月ごろです。始めた当初は算数の理解度はまだ低く、何度も間違える問題がいくつもありました。
それでも、なぜ間違ったのか、どの単元が苦手なのかが直ぐに浮き彫りになり、コベツバをベースに算数を学び続けるうちに全体的になんとなく理解していた単元がしっかり定着してきました。
短期間でもかなりの効果
そして、埼玉私立中学の受験が始まったころから、基礎単元の理解が安定し、そこからは、応用問題の定着も進み、解説動画を1.5倍速で試聴しながら高速学習できるようになっています。
2月の本試験直前のそっくりテストで8割以上が解けるようになり、偏差値は65前後の得点を維持できるまで算数の学力が劇的に向上しました。
塾も必要だけど、コベツバはもっと必要
これは、早稲アカの授業のおかげです。というにはほど遠く、やはりコベツバを集中的に利用していた効果だと思っています。入塾当初に志望していた中学校へ進むことはできましたが、コベツバにもっと早くから出会っていたならもう一段レベルの高い学校も夢ではなかっただろうなと思っています。
参考:集団塾で教科別最適化プランが出せない理由

中学受験は、4科目の得点で戦うので、塾のクラス分けの基準も4科合計で判断します。算数が良くても他が悪ければ上のクラスに上がれません。でも、これって、4科目で一番得意な科目が算数ってだけな事が多いです。算数が他科目より得意なだけではなく、他の生徒より際立って出来るのであれば、クラスを上げることが可能です。
上のクラスで苦労する生徒とは
上のクラスへの上がり方は2つのパターンがあります。

前者は、算数に関しては上のクラスでも問題ありません。他の科目は努力が必要ですが、算数に対する努力よりは負担は少なくなります。
後者は、算数だけではなく、すべての教科がSSクラスのボーダーラインにいます。だから油断すると、SBクラスに落ちてしまうケースをよく見かけます。それ程、上と下のクラスでは算数の授業内容が異なります。
下のクラスにいながらの算数強化は困難
算数を突出させようとしても、下のクラスの授業だけでは実現困難です。下のクラスは、基礎が不十分と判断され、基礎問題の定着がメインの指導になります。

だから、算数を伸ばすには塾以外で何かしら対策が必要になります。
昨今の中学受験は算数選抜受験もあります。なので、算数が得意な生徒向けのクラスがあってもよいと思います。しかし、大手の塾では、算数に特化したクラスを設けるなどの柔軟な対応が出来ていないのが実態です。
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