任せっきりは超危険!!サピックスで中学受験する上での注意事項

小学4年

サピックスは言わずと知れた難関中学受験向けの学習塾です。入塾テストに受かるのも難しいですが、入塾した後の受験勉強も想像以上にハードな生活になります。

スポンサーリンク

サピックスに通う家庭の陥りやすい罠

経験上、サピックスに通って陥った罠です。危険ってわけじゃないです。認識しないとハードな中学受験生活になってしまいます。

  • 入塾テストの罠
  • 独自作成のテキストの罠
  • マンスリーテストの罠
  • クラス編成の罠

入塾テストの罠

まずは、入塾テストの罠です。

サピックスに通うには、入塾テストを受ける必要があります。定期的に行われていますが、学校の勉強をしているだけでは、合格はちょっと難しいレベルです。それなりの対策が必要です。

だから合格したら、かなりテンションが上がります。ひょっとしたら難関中学校に行けるんじゃないか!親としても一気に受験モードにマインドが切り替わりますよね。ここが危険ポイントです。

親のテンションが上がっても子供はまだそこまで高い意識はありません。サピックスに通わせて勉強していれば安心ではないです。親のサポートがめちゃくちゃ重要で大変です。甘く見てると、中途半端に終わってしまいます。

独自作成テキストの罠

サピックスは、オリジナルテキストを使って授業を進めています。解説は非常に整理されていてわかりやすく、練習問題は、中堅から難関校レベルに対応しています。そして、テキストは、全クラスで同じものを使っています。ここが危険ポイントです。

算数に関しては、星印で難易度が書かれていますが、その他の教科は難易度は記載されていません。授業中に先生がやる問題と不要な問題を精査して生徒に伝えます。

でも、授業でやらない問題は、上のクラスではやってるんだよなぁ。って考えちゃいます。これやらないと差がついちゃうから、やらないとダメだわ。こんな風に考えて、ついつい手を出しちゃうことがあります。

先生は、基礎がまだできていないから、やらなくて良いって判断しているのですが、他のクラスでやる問題が見えてしまうから、焦ってしまいます。でも、難しい問題を解いても、理解は追いつかず、混乱するだけです。最悪、績が下がってしまう可能性があります。

グッと堪えて、基礎固めに注力できるかが重要なポイントです。

マンスリーテストの罠

続いて、マンスリーテストの罠です。毎月行われるマンスリーテストでは、成績に応じてクラスの変動があります。

一つクラスが上がった、下がっちゃった。テストの結果に一喜一憂しちゃいますよね。上がればモチベーションも上がります。でもこれが危険ポイントです。

クラスが上がるのは嬉しいですが、ぶっちゃけるとαクラス以外はどのクラスもそれほどの差はありません。それこそ、2〜3クラスの変動は誤差レベル。得意分野が出題されたかどうかで簡単に変動します。

あと、5点取れていたら上のクラスだったのに…やっぱり応用問題も解けないとダメだわ。こんな観点で振り返るのではなく、レポートを見て正答率の高い問題、よくミスする分野を分析をして、そこの強化対策をとるべきなんです。そこをケアレスミスとして片付けてしまうのは危険です。

クラス編成の罠

サピックスはクラスが多いです。クラスaが1番下で人数に応じてアルファベット順のクラスに所属して、最難関校を狙える生徒がαクラスに所属しています。

クラスは数点刻みで分けられて、マンスリーの成績で変動します。ただ、絶対値でクラスが決まるのではなく、最大の上下移動数は決まっているので、αクラス級の成績を一度取っただけで、いきなりαに上がれるわけではなく、それを継続してコツコツ上がる必要があります。

たまたま成績が良かった月の結果を実力と判断しないための処置なんだと思います。でも、うちの子αで学べるレベルなのに、Gクラスの授業聞かなきゃ行けないなんて時間がもったいない。αで学べる学力あるんだから、テキストの問題全部時続けないとαクラスの人と差が開いちゃう。

こんな不安に駆られて、難しい問題に手を出してしまいます。でも、やっぱり急に成績がαレベルに上がることはなく、偶然できたって可能性が高いんです。

だから、クラス変動に一喜一憂するのではなく、今できていない問題の見直しを行い、基礎知識の取りこぼしがないようにすることが、めちゃくちゃ重要なんです。

でも、間違えた問題を解くために必要な基礎知識って何を学べばいいの?ってところは、親が分析するのはとっても大変なんです。うちも何が苦手なのかはわかったものの、どうすればそれを克服できるのかがわからなかったので、家庭教師を使って、短期間でキャッチアップすることに成功しています。

家庭教師については、こちらで記載しています。我が家はいくつかの家庭教師を使っていましたが、1番活用したのは、受験ドクターです。期間や指導方法、家庭教師を活用する目的など詳しく伝えることで、対応可能な教師を速やかに紹介してくれて、ハズレは非常に少ないサービスでした。

サピックスを理解して罠を回避

サピックスの授業は割と賑やかです。無駄話ではなく、ディスカッション形式の授業が多く、子供も楽しみながら受けています。

多くの意見が飛び交いながら、ロジカルに物事を捉え、答えの妥当性を議論しながら導き出す。そんな狙いがあるため、子供の考える習慣が身につきつつ学力も高いお子さんが上位のαクラスにいます。

上位クラスは基礎力が安定している子供の集まり

上位クラスの子供は、親の干渉は限定的で、子供が自ら効率的に勉強をします。親は勉強を教える事はなく、中途半端に教えたりすると、塾から余計な事はせず、先生に質問するように促してくださいと電話がかかってきます。

子供も単元ごとに原理原則から理解しているため問題を解くことに抵抗がなく、問題量は多いですが、ガムシャラに解くのではなく、問題文から答えを導くために必要なステップを理論的に整理して解けるようになります。

授業では、答えの正誤よりも、考え方、アプローチの妥当性、効率性を重視しながら学習するため、下のクラスと同じ問題量をこなしても、その成長曲線に大きな差が生じます。

そして、集中力も高いので、回答速度も早く時間に追われながら問題を解く事は無く、短時間で多くの問題に取り掛かることが出来るため、中クラスのお子さんよりも勉強している時間は少なく、遊びの時間が多いお子さんが多いようです。

また、より高いレベルを目指してサピックスの授業に加えて、理解を深めるために、個人塾に通いサピックスの宿題を解くサポートを受けながら学習しているご家庭も多いと聞きます。

下位クラスでは、基礎固めが中心だから負荷が高い

一方で、トップクラスにいない生徒は、大きな学力差はなく、必要な基礎知識がまだ定着していないと判断されているお子さんです。

応用問題などにはあまり手を出さず、基本知識、基本問題に注力します。どれだけ多くの基本問題を正確に解けるかが重要で、家庭学習での復習と宿題が非常に重要になってきます。勉強の仕方や、過去に学んだ基礎知識が定着していないと解けない、理解できないものもあるので、家庭学習の負担も増えてしまいます。

サピックスに通う親が認識すべきこと

上位クラスに上がらずに中から下のクラスを行き来している家庭の勉強方法の何が悪いのか、なぜ成績が上がらないのかが分からないまま、時間だけが過ぎていくと、不安が高まり子供へさらなる勉強を求めたりしてしまいます。

思った以上に乖離のある親の期待値と現実のギャップ

そもそも基本に立ち返ると、サピックスに通っている時点で、そのお子さんは一般の子供より優秀です。Aクラスのお子さんは残念ながら再度入塾テストを受けたら受からないレベルの生徒もいますが、B以上のクラスの生徒は、それなりの私立中学に合格することが可能なレベルにいます。

他塾と乖離のあるサピックスの偏差値

サピックスのマンスリーテストの結果で偏差値40台前半とかだとがっかりしてしまいますよね。そこで、早稲田アカデミー(四谷大塚)の偏差値とサピックスの偏差値を比べて見ましたが、その差に驚いてしまいます。

数値にして10程度の差があるんです。サピで40なら早稲田アカデミーだと50程度の実力に相当しますだ。従って、サピックスでの勉強を継続すればそこそこの中学に行くことができます。

上位クラスに行くために親が意識すること

サピックスに通っている以上、難関校に通わせたいと思いますよね。でも、中位クラスのお子さんが、難関校の合格するのはなかなか困難です。先生に相談しても、残念ながらウルトラC的に成績が上がる裏技などは出てきません。

上位クラスで行っているようなディスカッション形式の授業も、基礎学力が完全に定着していないお子さんが行っても有効な学習にはなりません。従って、まず、やるべきことは基礎力の定着になります。

より多くの問題を解く事になるのですが、ここで、勘違いしてはいけないのは、基礎≠基本である事です。基礎とは受験する上で必要な知識で、基本は基礎を理解するために必要なもっとベースとなる知識。

基本を押さえなければ、基礎力は上がりません。それに気づかず基礎に注力しても学力の向上は限定的となり、上位クラスに上がるだけの実力は身につきません。

サピックスの先生基本を教えない

学力が上がらないと親はサピックスに相談するサピックスの先生は基本ができてる前提でアドバイスするので、なかなか結果に現れない。

サピの先生は割とドライです。クラス変動も多く、生徒も多いので、一人一人に多くの時間を費やすことはありません。

上のクラスは難関校合格実績が欲しいため、先生もよく見てくれますが、下のクラスはそこまでは構ってくれません。だから親のサポートが多く必要になり、家庭学習増やしたり、家庭教師や個別指導に頼ってしまう傾向にあります。

または、サピックスを続けることに限界を感じて早稲田アカデミーに流れたりします。それでも良いと思います。この2つの塾は、学習方針がかなり異なりますが、サピックスをやめる事が難関校を諦めるということではないですし、早稲田アカデミーに移籍して成績を上げている生徒はたくさんいると聞いています。

しかし、せっかく入塾テストを通過して通っているのですから、サピックスを継続する事も選択肢に入れて考えて見たほうが良いです。

サピックスで生き抜くための術

では、サピを続けながらクラスを上げるために必要なことを考えます。基礎が曖昧なお子さんは、基本が重要である事は先に述べています。そこを定着させるためにあなたが何をすべきか。

他の塾と比べて優れているサピックスのテキストを活用する

サピックスのテキストの特徴は圧倒的な情報量にあります。これに尽きます。テキストの細かさは他の塾の追随を許さないほどの情報が書かれています。こんなに細かい知識も覚える必要があるのか。

疲れ果ててしまうほどの情報量が詰まっていますが、難関中の過去問を見ると同じような問題が散りばめられていて、サピックスのテキストがいかに受験に向いているテキストなのかというのがわかると思います。

テキストは全て覚えるつもりで繰り返す事

全てを暗記する。これができれば問題はありませんが、ほとんどの人間には不可能です。だからと言って憶えないでよい訳ではありません。覚えられる範囲で覚えれば良いのです。

サピのカリキュラムは同じ単元を姿形を変えて何度も何度も繰り返し出題されます。解説も出題され方も体系立てて、出題されるので、重要な知識は繰り返し解くことで割と自然に、お子さんが、「またこの問題かよー」と子供が呆れるくらい出題されます。

なので全てを全部覚えなければならない。というプレッシャーの中で頑張って覚える必要はありません。とはいえ、中堅クラスでの授業だけだと生徒が理解するには難解なことも多く、あなたのサポートは必要になります。

ただし、問題を一緒に解いてあげる。というサポートをした時にうまく説明できなかったり、サピックスの解説とは異なる教え方をすると、お子さんは混乱してしまうので、解説を一緒に読んであげるだけで良いと思います。

それでお子さんが理解できれば、それで良いですし、分からなかったり、わかったフリしている場合は、それ以上頑張って教える必要はありません。

先生を利用し尽くす

わからない問題は塾の先生に質問するように促しましょう。質問は限定的で一回に出来る質問数が決められているので厳選した方が良いですが、あまりに多くの不明点があるのであれば、その時に親の出番です。
授業以外の質問はあなたがサピックスに電話すれば応えてくれる事は多いです。逆にあなたが何もしなければ、塾の先生から歩み寄って電話をしてくる事はほとんどありません。
あなたが塾に電話して、分からないことがあるので授業の後で聞いてください。とお願いして、子供に質問事項を書き出して持たせればそれで時間とってくれることが多いです。

塾の先生にとってのモンペになる

塾にはお金を払って通っているのだから、分からない問題は責任持って教えてもらいたいですよね。
あなたは親としてその主張を通せばよいだけです。塾側も相談はいつでも受け付けると言っているので、積極的に電話相談して、子供を気にかけてもらう。
表面的なルールはありますが、それは質問が殺到すると全生徒に平等に時間裂けないという配慮でしかありません。
先生の時間が取れればいくらでも対処してくれます。しつこいくらい積極的に親が関与して、先生からモンスターペアレントと思われるくらいになればこちらの思う壺です。

先生から教わることで、原理原則を基本から理解できるようになるはずです。
授業内で基本は教えない。は時間枠的に教える時間が取れない事も理由の一つです。先生には、基本知識も曖昧な事を伝えれば、そこから教えてもらう事は可能です。

チャレンジ問題には手を出さない

サピックスは全クラスで同じテキストを使い、テキストの問題でレベルが分かれています。
算数は星の数で難易度が分かれているので、難関校を狙う生徒がどんな問題を解いているのかもテキストを見ればわかります。
上のクラスの生徒とお子さんの解いている問題の難易度から距離感がわかると思います。親にとってはありがたいようにも思えますが、子供はそれ見て難易度の高さに尻込みする事もあります。解けそうな問題だからと言って解かせてみても解けないことが多く、自信喪失するので、解かせない事をお勧めします。

上位クラスに行くためには相当な問題を繰り返し解く必要があり、その中で考え方だったり、知識の定着や、問題を体型だって整理して考える論理的な思考が鍛えられることで、学力がアップする。学力が高いレベルで安定してくる。その域に達すると、勉強量は減るわけではないが、勉強方法がより洗練されて効率的に理解する、解くの技術が成熟してくるので、ガムシャラに暗記に頼った学習から脱却し、勉強するのが苦ではなくなります。

そんな生徒が超難関校に進学するのだろうと思いますが、そこに至るまでの道のりは、サピックスの先生が導いてくれるのではなく、どちらかと言うと家庭のサポートが必要であり、サピックスの先生は親が上手く使いこなさなければならない。

逆に親のサポートはそれだけで子供を同行するのではなく先生をどう導くかにかかっている。親が教える必要も、個別塾に行く必要もなく、時間とお金の浪費でしかないと言うのが我が家の見解である。

NEXT>>そろそろ、新小学5年コースが始まるけど、成績は上がらない。本当に続ける?

タイトルとURLをコピーしました