小学4年

ケアレスミスが治らない子供によく効く勉強方法

オープン模試の結果が出るたびに、塾の先生に成績を上げる方法を聞いていましたが、基本的な考え方は下記のようです。まずは、これがクリアできないと次のフェーズに行くためのアドバイスはもらえそうにありません。

ポイント

  • 算数テストの大問1・2は全問正解しましょう。
  • 国語の漢字の読み書きは全問正解して、選択問題は8割以上の正解。これが出来れば、記述問題以外で戦えるようになります。
  • 理社は全範囲を一通り学んで、知識問題は落とさないようにしましょう。
パパン

全体的にどうしようもなく悪いわけではない様に思えるのだけど、マンスリーなどのテストでは、ちょくちょくミスを連発して、グイッと上のクラスに上がるような成績は取れていません

ママン

国語が苦手なので、頑張っていい点を取ると、得意の算数でミスったり。算数・社会・理科の成績が良い時に、国語がめちゃくちゃ足を引っ張ったり。

知識はあるけどケアレスミスが治らない

レベル1の問題を落とさないように徹底的に勉強してきた結果、一定レベルの問題についてはとけるようになってきているように思えるのですが、ケアレスミスはなくならない。すごく簡単な問題でもうっかりミスが多発してしまいます。例えば

ケアレスミス事例

  • 筆算で答えが1000と出ているのに解答欄に100と書いてしまう。
  • プラスとマイナスを間違えて計算してしまう。
  • 問題を最後まで読まずに図からなんとなく予想して解答してしまう
  • 単位を間違って計算する
  • 図形の角度は90度っぽいから90度で計算するなど推測で解く

いずれも、難易度は高くないのだけど、分かったつもりで油断しているのか、間違えてはいけないというプレッシャーに押しつぶされているのか、ケアレスミスが一向になくならない。

算数の答え合わせをしていると、本当に理解していないな。というような誤りはほぼなく、問題文を最後まで読まなかったから求める項目や数値を見誤っていたり、単位を付け忘れたりなど、うっかり系が非常に多い。

まだ、小学4年生なんだから、全ての問題をちゃんとできるわけがありません。

塾講師

と励ましつつも、比較的容易に改善できる可能性があることを教えてくれた。
それは、

子供のケアレスミスを治す勉強方法

先生からのアドバイスでは、子供にもどっちを選択した方が自分にとってお得なのかを気付かせることだと言います。具体的には次の様なアプローチです。

ケアレスミス防止法

  • 正誤結果を伝えず、誤った問題数のみ伝える
  • 汚い字や途中計算式のない問題は不正解にする。

ケアレスミスをした時のわずらわしさを経験してもらうことで、注意深く問題を解く姿勢が見えてくるそうです。

ママン

問題2,4,7が間違っているよ。ではなく、3問不正解だよ。って伝えるんですね。
汚い字はどれくらいの基準と買ってありますか?

塾講師

ありません。親御さんが汚いって思ったら不正解にしてください。ちなみに「字が汚い」と「字が下手」は別なので混合しないように気をつけてください。

誤った問題数のみ伝える

子供にはどの問題が誤っているのかは伝えずに間違えた問題の数だけ伝えて、解いた問題全てを見直ししてもらいます。もし、親が不正解の問題番号を伝えてしまうと、

  • 間違えた問題だけにフォーカスして見直しする。
  • ○×問題の場合、×が不正解なら○だって、間違えた理由を考えずに復習を終わらせてしまう。

等の弊害もあります。また、自分の中であいまいな知識のものも同じです。「アレどっちだったかなぁー」って答えがうる覚えの問題も、一度不正解を出すともう一方が正解だって判断出来てしまうためです。たまたま正解した問題もわかってるつもりから抜け出せません。

そういった状況を回避できることだけではなく、不注意でミスってやり直しをすることのわずらわしさが大きくなるのでなるべくケアレスミスをなくそうという意識が芽生えてきます。

汚い字、途中経過を端折っている問題は不正解とする

そして途中経過を書いていない、または汚く書いて読み返せないようなものは、理解していようがいまいが不正解にします。

見直しの際も振り返りが困難で、もう一度初めから解き直す必要が出てきます。すると、時間がかかります。また、字が汚いと本人も読み間違えしてしあうこともあります。

それを子供に身をもって体験させることで、きれいに書かないことはあとから時間がかかることで、とても面倒くさいことなんだということを体感してもらい、きれいに書く習慣を身に着けてもらうというのが目的なんだけど、それが結果的にケアレスミスを減らす結果につながるとのこと。

家庭教師に学習指導を依頼する

お子さんによっては、家庭での学習で、家庭教師を採用することで改善される可能性があります。

生徒がノートに問題を解いている間、先生はずっとお子さんの手元を見ています。

誤魔化したようなわからない記述やミスをその場で指摘してくれるので、お子さんもケアレスミスを発生するパターンが見えてきます。すると、指摘される前にやりがちなケアレスミスを起こさないように行動が変化してきます。

まとめ:実践の結果

ケアレスミスが治らない子どもに向けての勉強対策として、2点を挙げています。

ケアレスミス防止勉強対策

  • 正誤結果を伝えず、誤った問題数のみ伝える
  • 汚い字や途中計算式のない問題は不正解にする。

ケアレスミスがすぐに減ったわけではありませんが、ミスを探すスピードが向上しました。なぜなら、見直すことを考えてきれいに計算プロセスを書くようになったという点が大きな理由です。そして、 ミスを起こしやすい場所が見えてくるので、 ケアレスミスを起こしやすい問題のパターンもクリアになり、対策(といっても問題を解く量を増やすだけですが)が取りやすくなります。
その結果、計算ミスは大分削減されたように思えます。

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