中学受験学習の定着度200%!!驚きのサピックスの学習法

中学受験

改めて、サピックスの学習法を整理してみました。大きな特徴を3つほど上げています。他の塾とは異なったサピックス独自の学習メソッドもあるので、お子さんをサピックスに入塾させるかの参考になればと思います。

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定着度200%!!サピックスの学習法

サピックスに入塾して、授業の進め方やテキストの内容を見て感じた、サピックスの学力を定着させる3つの工夫があると考えています。

サピックスの特徴
  • サピックスは復習中心の学習
  • サピックス流らせん階段状の学習
  • 細分化されたクラス編成

サピックスは復習中心の学習法

学校の授業では、予習と復習が当たり前のように求められますが、サピックスの授業は予習がありません。テキストは当日塾の教室で配られて、授業の中で課題と向き合って、試行錯誤をおこない学んでいくスタイルです。

それが家庭学習の効率をあげることに繋がっています。

予習ができないサピックスのテキスト

家庭学習も授業で使ったテキスト使って復習をします。次の授業で使うテキストは配られないので、予習をしたくてもできません。授業で習った内容を家庭で繰り返し解くスタイルなので、予習してわからない点を塾の授業で聞くことを好む子供には向かないかもしれません。

パパん
パパん

他の塾で使うテキストは、前期・後期の2冊に分かれているだけなので、半期分は先取りすることができますが、サピックスは、その回の授業の復習に専念するために、毎回テキストが配布されるんです。

サピックスのテキストが薄くストレスレス

また、テキストは、授業1回分の量なので薄く感じられます。そして、授業でも使ったテキストなので、復習をするストレスも少なく学習できます。

なお、1年間もらい続けると相当なボリュームになります。他の塾と比べると、かなりの量になるので、実際は相当な量の勉強をすることになるのだと思います。でも、1回分が薄いので、何とかなりそうな気持ちになります。

サピックス流らせん階段状の学習

1回覚えただけで定着するのは困難です。忘れてしまうのが当たり前です。だから、忘れることを前提としているのが、サピックスの基本学習法です。

忘れることが前提!!サピックス学習法

授業で学習し、自宅で復習して、次週の授業の「小テスト」で定着度を確認します。

塾講師
塾講師

教科によっては一つの単元を3~5週間にわたって、繰り返し学習するものもあります。重要単元や躓きがちな単元についても、同じ難易度で何度も通常授業で取り上げて復習することで、無理なく定着できます。

学年毎に難易度を変えるらせん階段学習

また、学年が上がっても同じ分野は難易度が少し高くなった形で繰り返し学習します。特に、受験で扱われやすい分野はこれでもか!!ってくらい入念に繰り返されます。したがって、基本から応用、そして入試で必要な実戦力までを確実に身に着けられるカリキュラムとなっています。

パパん
パパん

他の塾でも繰り返し学習しますと言いますが、多くの場合は、忘れた頃に、難易度を上げた内容での繰り返しになります。サピックスは同じレベルの内容を高頻度で繰り返すので、他の塾で学ぶより定着率が高いと思います。

細分化されたクラス編成

最後は、サピックスのクラス編成が細かいという点です。特徴の一つに、サピックスのテキストは全クラス共通のものを使っていて、クラス毎にどの部分までを学習するかをコントロールしているように思えます。

サピックスのテキストは塾で統一!クラス毎に分けるのは解く問題

算数のテキストに関しては、各問題のレベルが3星で表現されているので、★★★の問題を解ければ上級クラスでもついていけるという指標になります。

しかし、上のクラスではテキストはさらっと終わらせて、+αの授業をしているようです。なので、息子のように中位クラスの画一的な授業とは別な特徴があるのではないかと思います。

パパん
パパん

上のクラスの生徒は授業が楽しいと言っていて、授業中も賑やかなようです。息子のクラスとはかなり雰囲気が異なるので、上のクラスの学習法はまた別にあるのかもしれません。

サピックスの学習法は原理原則の理解を重視

社会、理科も基本は知識の定着です。ただ、原理原則を正確に学習したうえで知識を得るための学習が中心です。地形の問題や農産物の問題など、社会、理科の隔たりはあるけど関連している地理や気候などは同じタイミングで無意識にでも関連付けて学べるような工夫があります。

そして、クラス毎にどのくらいの粒度で学習するべきかをコントロールしているようにも思えます。息子が授業でテキストにメモしている内容を見ていると、全てのページについて書き込みをしているわけではありませんでした。聞くと、最低限覚えるべき内容がどこまでなのかを授業中に指示されていてそこまでを宿題にしているようです。

国語も同様にクラスによって解く問題数が異なるようです。文章を読み込んで理解する精読の質がクラスで異なっている可能性があるのかなと思いました。

読解、漢字など細かく学習内容が分けられてテキストが用意されています。また、中学受験で出題されやすい文章を用いているので、問題を解くのではなく、文章を読んで、解説を見るだけでも理解は深まるように思えます。

サピックスの200%活用術!!

学校とサピックスの学習は別物

小学校5年の前半で6年間分の基礎を学び、受験に向けての応用問題などの学習に移るカリキュラムとなっていて、学校の勉強よりも進みは早い。

学校の勉強は簡単すぎるけど

学校のテストははっきり言うと、簡単すぎるので復習にもならない。チャレンジ問題として出題される問題がサピックスの★問題以下のレベルだったりするので、分からない問題はほぼなくなる。
サピックスに通う前は学校の勉強も結構ぎりぎりの理解だったのに、SAPIXに通い始めてから急に学校の勉強が簡単になっているので、SAPIXに通うことで無意識にレベルを引きあがられている。

学校のテストも油断大敵

とはいえ、学校のテストを100点取れるわけではない。ミスの多くは、ケアレスミスなんだけど、だから仕方ない。本当はわかっているからと甘く考えずに、基礎中の基礎問題でも油断すると間違えるのだということを子供に伝える必要があります。

パパん
パパん

子供って、ケアレスミスだから大丈夫。そう言って、間違えた問題の復習を疎かにする傾向にあります。しっかり定着している内容はケアレスミスはしません。学校のテストで100点取れないのは、何かしらの知識が欠落している可能性を考えた方が良いこともあります。

家庭学習での親のサポートは必須

サピックスでは、復習を重視しています。復習をしなければサピックスはついていけません。授業の内容を理解していれば復習自体の難易度は高くないはずです。でも、授業の全てを理解して帰ってくることは稀です。だから、家庭学習では保護者のサポートが確実に必要になります。

親が最初にすべきサポートは環境づくり

子供は自ら進んで家庭学習をすることはないと思った方が良いでしょう。うちの息子は全くしませんでした。なので、保護者が勉強する環境を提供して復習する習慣をつけてあげる必要があります。

うちの息子は、ダイニングテーブルで勉強をしたがりました。食事もテレビもダイニングテーブルでできるので、勉強以外の娯楽も周りにあります。それを取り除いて勉強だけを集中してできる環境に変えました。

子供が学ぶのではなく、親も一緒に学習する意識が重要

また、子供が理解できずに帰ってきたときは、親がテキストを見て子供の理解できていないところを解説してあげる必要があります。

ただ、解説だけを見てもすぐにわからない問題も多くあります。それでも、テキストをちゃんと読めば理解はできるはずなので、親もテキストを読んで学ぶ必要があります。読めばわかります。それくらいサピックスのテキストはよくできていると思います。

親が一緒に考えて学ぶことが、子供の勉強の習慣づけに絶対的に必要な親の姿勢である。

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必要に応じて家庭教師を活用する(受験後振り返り)

家庭で親のサポートは小学4年生のうちはできると思います。それで成績が上がるのであれば、継続しても良いと思います。一方で、テストの結果で成績が上がらない、またはちょっと下がったり上がったりを繰り返している場合は、基本が定着していない可能性が高いです。

基礎を早めに定着させないと、小5、6と学年が上がるにつれて、解けない応用問題が増えていきます。子供は、ケアレスミスと言って細かく復習することから逃げるので、勉強しても終わらない負のスパイラルに陥る可能性もあります。

その場合、保護者のサポートでも限界があるので、家庭教師の短期利用を検討した方が良いかもしれません。こちらをクリックすると家庭教師の詳細を載せていますので、参考にしてみてください。

まとめ

サピックスはテキストも授業の進め方も効率的に学習できます。でも、より効果を上げるなら家庭でもサポートが重要です。

塾の授業のサイクルになれて、家庭学習で復習する習慣をつけること。これが、志望校合格への最短の学習法だと思います。家庭学習を保護者の方で対応するのが難しいのであれば、お子さんが家庭学習を習慣づけるために、スポットで家庭教師の活用も有効な手段となります。

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