サピックスで4年生を過ごして、新5年クラスが始まりました。サピックスでの1年間を振り返えると、クラスは一つだけ上がりました。でも、点数、偏差値はほぼ同じなのでその差は誤差です。ほぼ何も変わっていない状況に愕然としました。
サピックスのクラスが変わらないと言う事
クラスが上がらないのは、理解度レベルが変わっていないという事です。自転車操業的に目の前の新しい単元をこなすので精一杯という事です。

原理原則の理解には至らず消化不良のまま過ごした一年間だったんだと思います。
テキストが良くてもやり切る学力がない
入塾した当初から、サピックスのテキストは非常にわかりやすい印象がありました。これで一年間学習すれば、かなり学力上がるだろうと思っていました。でも、学ばなければならない量が多く、宿題をややり切ることも難しい状況です。
テキストが良いだけでもやり切らなければ、成績は上がらないという事です。4教科の成績をそれぞれ見ると、理科と社会は微増していました。一方で、国語と算数が月を追うごとに下がっています。

理科と社会は暗記に頼ってある程度成績はキープできていました。でも、算数と国語は暗記では太刀打ちできないという事だったのかもしれません。
今の状況で、小⑤もサピックスを続けていても、消化不良の分野が増えるので、もっと優しい塾に転塾した方が良いのではないか、と思い悩む様になりました。
学習量の増える5年に向けて不安増大
中学受験の要は算数、そして国語です。この2教科の対策をしないと、このまま下がり続けてしまう。そんな不安が日に日に増してきました。

算数に関しては、サピックス入塾当初から、わからない問題は私が家で解説していました。それで息子の理解が深まるので、このまま、私がフォローし続ければ大丈夫だろうって思っていたんです。
授業でわからなかったものは、自宅に持ち帰って復習して理解しようとします。でも、授業を理解できていないので、想定よりもフォローに時間がかかります。すると、宿題を終わらせることも苦しくなってきます。
小5年になると勉強量が増えます。そして、難易度も上がるため、自宅でフォロー出来るかわかりません。このまま消化不良量続いて取り返しのつかなくなるという危機感を感じました。
サピックスはやめるべきではないという結論
色々と悩み、我が家はサピックスをやめる決断をしたのですが、振り返るとやめるべきではなかったなという結論に至っています。間違っていたのは、勉強のやり方。親の関わり方を間違えていたというのが受験を終えての結論です。
親のサポートの要否
中学受験をするのは小学生。でも、親がまったくノータッチでうまく進められるわけではありません。親のサポートは必要です。では、親はどこまでサポートすれば良いのでしょうか。
- 親が管理しすぎても、子供は疲弊してしまう
- 親が中途半端に管理しても、子供は混乱してしまう
- 親が全く管理しなければ、子供も何も始めない
振り返ると、サピックスに入塾しただけで、少し舞い上がっていたかもしれません。多少難しくても、親がサポートすれば大丈夫だろうと甘い考えを持っていたと思います。
親のサポートの意味を誤っている
でも、そのサポートって、子供がわからなくて解けない問題を一緒に解いて教えてあげること。
ではないのです。むしろそれはサポートとしてはいけてない部類に入ります。
重要なのは、塾をやるるかどうかではなく、親のサポートが正しかったのかどうかの確認です。そこを見直すだけで塾を辞める必要なんて全くないんですよね。そこにもっと早く気づいていたら・・・そう考えると悔しくてたまりません。

親のサポートすべき所すべきではないところはこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
サピックスの授業が難しいのであれば、授業後にしつこく先生に質問攻めをしてサピックスの塾の中だけで完結する努力をするべきなんです。
それだけの学費をサピックスに投資しているのだから。親も積極的にサピックスに電話して勉強法などを相談するべきなんです。
でも、塾の先生でも答えられないことや、答えが分かりずらいということもあります。もしもそういうことが痛苦なら転塾をお勧めします。
もう一つの対策は、家庭教師の活用です。家庭教師であれば、お子さんの学力と目的に合わせてプランを立てて、毎週個人指導をしてもらうことができるので、塾との併用で1番効果の高い学習方法になると思います。