中学受験国語の成績が劇的に改善する3つの対策

学習教材

男子小学生は国語が苦手とよく言われています。理由として、女子の方が思春期までの精神的な成長が早く、言語能力なども優れているからと言われています。

その反面、国語の成績においては、男女差はほとんどないという統計上の結果も出ています。

私は、超国語が苦手だった息子の勉強方法を試行錯誤するうちに、国語の成績が上がらない理由は、学習方法に問題があると結論付けました。

我が子の国語の成績の遷移

小学4年はサピックスに通い、小学5年から早稲田アカデミー(以降:早稲アカ)に転塾。早稲アカではSBクラスに所属するも、四谷大塚の国語偏差値が32まで降下。そこから家庭学習の方法を少しずつ変えて、小学6年の後半で偏差値50後半まで引き上げることに成功。

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国語の成績が上がらない理由

国語の成績を上げたい。でも、家庭学習では教え方が難しい。だから、早稲田アカデミーやサピックスに任せた方が効果的だろう。そう考えて家庭での国語学習をおろそかにしていないでしょうか。

パパん
パパん

塾でも、国語は後からでも伸びるから、先に算数を強化しましょう。ってアドバイスする先生が多いんですよ。でも、国語の成績アップを塾任せにするのって、めちゃくちゃ危険なんです!!

塾の仕組みなどを踏まえて、国語の成績が上がらない理由を分析しました。

国語の成績が上がりづらい塾の仕組みの問題

塾のクラスは学力別になっています。クラスを決めるのは早稲アカなら四谷大塚の組み分けテストの結果で決まります。4教科の成績でどのクラスになるのかが決まります。

算数が得意で国語が苦手な子供は、平均すると中位のSBクラスになることが多いです。塾は、個々人の能力を考慮することなく、SBクラスの授業をします。そうすると、算数は簡単ですが、国語は難しいという状況になります。

また、国語だけ下のクラスで授業を受けたいということもできず、全教科を下のクラスで受けることになってしまいます。逆の算数だけ上のクラスというのも当然断られます。

国語は音読が重要という一般論を語る塾講師

国語が苦手であることを塾に相談すると、家庭学習では音読をたくさんしてくださいと言われます。具体的にどのような文章が最適なのかと聞くと、塾のテキストを進められます。

国語が苦手 = 音読が足りない

これは、サピックスにいたときも早稲アカに転塾した時もどちらの塾の先生からも言われています。

でも、それだけだと、先生のアドバイスとしてはいささか乱暴です。子供の国語力に応じた適切な文章を薦めていただきたいなと思います。

問題の正誤をみるだけで終える不毛な国語学習

家庭で国語の問題を解いて答え合わせをするとき、どのようにお子さんに説明しますか。回答解説を見て、解説を読み上げるくらいではないでしょうか。正しい回答は伝えますが、なぜ間違えたのかは確認していないのではないでしょうか。それって、なかなか難しい作業ですよね。

ママン
ママン

子供は、なんで間違えたのかの理由を説明できないから、解説を読む以外に家庭でやれる事が思いつかないの。でも、解説読んでも理解しているのか不安。。

また、お子さんも自分の答えが正しいかは気になりますが、間違えた問題は振り返りたがりません。

実は間違った問題も正解した問題もどちらも、なぜこの答えが正解なのかを確認することが重要なのです。でも、そこの理解の深堀が面倒くさいから、答えを見て「へーそうなんだ」となんとなく受け入れてしまいます。

だから、同じような問題が出ても、なんとなく答えを書いて終わらせてしまいます。これは、国語の成績が上がらない要因の一つです。

語彙力が少ないから文章の理解度が低い

小学生は、文章を読んでいるつもりでも、知らない単語は躊躇せずに読み飛ばします。知らない単語が多ければ多いほど読み飛ばす量が増えてしまいます。

パパん
パパん

語彙力なく問題文を読んで理解できていなければ、解説を読んでも自分がなぜ間違えたのか理解できません。

すると、文章の概要をつかむことが困難になるのですが、子供たちはそこで諦めることはなく、知っている単語と用語を組み合わせて、自分なりの文章を作ってしまいます。

自分の常識に照らし合わせて文章のポイントを勝手に作り変えてしまいます。その上で問題を解いても正解になることは稀ですよね。

国語の成績を上げる方法

塾では音読を推奨しますが、音読で国語力を上げるには次の3つのステップで練習する必要があります。音読はこの3つ目のステップで行う事で効果を発揮します。

  1. 語彙力を増やす
  2. 文章の分析力を上げる
  3. 多くの問題を解く

1.語彙力を上げる

語彙力を上げる方法は、漢字の学習が一番です。漢字を覚えるということは、国語に必要な3つの要素を一度に身につけられます。

漢字を覚える3つの効果
  • 漢字が「書ける」ようになる
  • 漢字が「読める」ようになる
  • 漢字が「意味がわかる」ようになる

このうち「読める」と「意味がわかる」がめちゃくちゃ大切なんです。なぜなら漢字を認識して意味が分かると、文章が読めるようになるからです。

パパん
パパん

漢字検定を受けるわけではないので、全て書けるようになる必要はありません。書くことも必要ですが、漢字の書き取り問題は限定的なので、受験校の過去問などで出題傾向を見て絞り込んで良いと思います。

漢字学習に最適な漢検学習

漢字の学習は、漢字検定が一番です。本屋さんに行けば、漢字検定の本は大量に置いてあります。級ごとに覚えるべき漢字は同じなので、どの本でもわかりやすいと思う物を購入すれば良いと思います。

参考に我が子が使ったのはこちらのオーソドックスな漢検学習の参考書です。7級から初めて5級までできたらかなり語彙力増えて、国語力も上がると思います。

小学校4年、5年,6年生の漢字を学べるのは、英検7,6,5級です。

この3つを小5までに一通り学ぶと、文章を読むことが楽になり、国語の成績に変化が出てきます。

さらに余裕があるなら、4級の漢字を50%程度でもできるようになると、国語の勉強はグッと楽になってきます。

パパん
パパん

文章を読むことに抵抗がなくなり、国語の文章問題の成績は徐々に上がります。

さらに、算数の文章問題の読み間違いも減って、ケアレスミスも減ってきます。

2.文章の分析力を上げる

続いては、文章の分析力というのは、文章の構成を素早く把握することです。まずは、文章の概要をつかむことから始めます。そして、文章の構成を分析できるようになれば、出題パターンが見えてきます。これは、物語でも論説文でも同じです。

やり方はいろいろありますが、多くの参考書で書かれているポイントはつぎの3つです。

文章の分析ポイント
  • 物語や論説文のシーンの変わる部分に印をつける
  • 人の気持ちや感情表現、人の考えを述べている文章に印をつける
  • 接続詞の意味を理解して、使われている箇所に印をつける

これは、文章中から出題ポイントを見つけるテクニックのようです。印は線を引いたり、〇で囲ったり、チェックをつけたりと自分のルールを決めれば何でも大丈夫です。

出口の小学国語で文章の分析力を上げる

出題ポイントを見つけるテクニックは、文章を読むときに自然にできるようになる必要があります。それが習慣づくと、国語の成績が上がり始めます。

パパん
パパん

印をつける練習は、語彙力がなくてもできます。最初は印の場所が間違っていても問題ありません。語彙力が付いてきたら修正されます。だから習慣づけは早めに始める事をおススメします。

おすすめの教材は、出口の小学国語シリーズです。

理論編は、非常に簡単な問題ですが、さらっと読み流すだけで、国語の面白さを感じる事ができる問題集です。基礎編は、Amazonのレビューでも、息子が国語が好きになりました。という書き込みがあります。

ママン
ママン

我が子は…好きにはなりませんでした。でも、国語への拒絶反応はなくなり得点を稼げるようになりましたよ。

標準編は、標準なのか?ってくらい最初は難易度の高さを感じていました。でも、基礎編を一通りやり切った後であれば、おそらく一人で時進められると思います。

我が子は、この問題集に手を出すのが少し遅く、受験ギリギリだったので、家庭教師を頼んで、出口の国語の解説を標準編まで終わらせています。

ママン
ママン

出口の小学国語は、難関編がありますが、そこまでは終わりませんでした。でも、家庭教師を使うことで、超短期間で文章を読んで、問題を解いて、その解説を聞くという作業を終わらす事ができて、かなり国語の成績の改善につながりました

ここまでの学習は塾ではサポートしてくれない

ちなみに、上記の学習は基本的に家庭学習で対処する必要があります。お気づきかもしれませんが、お子さんに自立して一人で学習してもらおうとしても、不可能です。我が家は私が、フルリモートで仕事をしている環境が作れたので、出口先生のレベル2までは、夫婦2人で協力して対応しましたが、家族全員がかなり疲弊してしまいました。

短期で結果を求めるなら、中学受験ドクターがおすすめです。目的別に期間決めて効率的に苦手分野克服ができます。こちらで詳細説明しています。

出口をすすめて国語の成績向上

我が子は、出口の国語は、受験ギリギリで始めましたが、偏差値をかなり上げることに成功しています。それまでも、国語対策として、息子のレベルに合った教材や参考書を使って、成績を上げています。ただ、出口の国語が一番わかりやすく子供もストレスなく続けられています。

国語の成績推移

3.多くの問題を解く

問題に慣れるには、たくさんの問題を解くのが一番です。意味の分からない語彙が出てきたら、文章の前後から意味を予測して、あとから確認します。文章に印を付けることも忘れずに行います。

音読で成績が改善し始める

ここまでの基礎を実践すると、文章を音読の効果が出てきます。音読でつまづくのは、知らない語彙だったり、表現がある場所です。そこをつぶしていけば、さらに成績は上がりはじめます。

パパん
パパん

これでようやく、塾の先生の言っている、国語の成績を上げるならテキストの音読が重要というアドバイスに追いつく感じでした。わからない語彙が大量にある中で音読しても、脳内にはほぼ何も残らないので、逆に非効率な学習法だと思います…

そして解いた問題は、間違えた問題も、正解した問題も解説を確認します。自分の答えを出したプロセスと解説の考え方が同じであることを確認します。これが、とても重要です。

パパん
パパん

これを繰り返すことで、国語問題の出題パターンが見えてきます。学校ごとに傾向は違いますが、基本的な観点が同じなので、学校別対策をしなくても、成績は上がり始めます。

ここで初めて、塾のテキストが活躍してきます。塾のテキストは、過去の受験問題だったり、最近の話題の作品などテストで出やすそうな文章をピックアップしてくるので、本番で同じ文章が出ればラッキーですし、初見の文章でも解き進め方を訓練しているので、大きく失点することは減ってきます。

ママン
ママン

我が子は…好きにはなりませんでした。ただし、国語への拒絶反応はなくなり得点を稼げるようになっています。

まとめ

国語の成績は、男女で大きな差がでることはありません。どれだけ正しい学習方法を繰り返してきたのかで差が出ます。国語の成績は勉強方法に大きく依存します。

レベルに合わせた文章を読みながら少しずつレベルアップする方法でもよいですが、語彙力と分析力を身に着ければ、大抵の問題は解けるようになってきます。

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