信じて大丈夫!?高校受験で滑り止めのない恐怖!

高校受験

高校受験の願書を出す時期が迫ってきました。第一志望は東京都立日比谷高校でブレていません。その他の併願校も軒並み難関校を受験する予定です。

万が一全て不合格になったらどうしようという不安があります。だから、滑り止めの学校も確実なところをと思い、サピックスの塾の先生と相談した時の話です。

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滑り止めは栄東高校?

塾講師
塾講師

すべり止めは栄東高等学校で十分でしょう

これがサピックスの先生からのコメントでした。「栄東高校?」失礼ながら聞いたことが無かったので、調べてみると、埼玉県の私立御三家の一校でした。

埼玉県私立高校御三家とは?

どの都道府県にもその県内の難関高校を御三家と呼んでいる学校があります。埼玉県の私立学校では、次の3校を御三家と呼んでいるそうです。

  • 栄東高等学校
  • 開智高等学校
  • 川越東高等学校

栄東高校?埼玉県の私立御三家の1校がすべり止め?いやいや、御三家でしょ、そこ難関校よ。滑り止めはないでしょう。

埼玉県立高校のすべり止めの栄東

色々調べてみると、栄東高校は、埼玉県立高校の御三家のすべり止めとしても活用されている高校でした。

難関校に残念ながら合格できなかった学生を救う学校としての位置づけです。だから、入学する生徒もかなりのハイスペックの生徒がいます。学校も東・医クラスや東大クラスなど学力毎のクラスが設けられているようです。

受験日も複数回あり、多くの受験生が受験して多くの合格者を出し、その後本命の県立、都立の高校に合格した人が入学手続きをしないという人流を作りだしていて、受験料での収益が非常に高いのではないかと推測される高校です。しかし、おこぼれとは言え、東大合格者も出しているので難関校として入学後の指導力はあるように思えます。

栄東高校にはサピックス生の優遇制度がある

そうはいっても難関校の栄東高校です。我が息子がそんな高校を滑り止めといって安心していられるとは思えません。

そこで、サピックスの先生に確認したところ、 サピックスの成績上位者は事前に栄東高校の受験担当者と話をして、推薦を貰える制度があるそうです。なんと!! 学校でもないのに推薦なんて制度があるのですね。

そんな制度があったとして、うちの長男、推薦もらえる成績なのだろうか?

そんな不安をサピックスにぶつけたところ、

塾講師
塾講師

お子さんの成績であれば、過去何年か遡っても受験する学校のどこか1校には必ず引っかかるので、問題はないです。MARCHレベルをすべり止めとして受験するなんて受験料と時間の無駄でしかないので必要ありません。

とのことでした。にわかに信じられなかったのですが、まずは栄東の結果を見ることにして一旦は引き下がりました。

栄東の推薦は成績と親の面談のみ

我が子の直近数回の成績を見る限り成績はギリギリ。サピックスの先生によると、次のマンスリーのテストの結果が基準以上であれば問題は無いけど、ちょっとミスったら、基準に行かないかもしれないから気は抜けませんとの事でしたが、マンスリーの結果では、なんとか条件をクリアしました。

そして、その推薦をもらう方法は、サピックスの校舎で栄東高校の担当者と親の面談を行う事です。事前の署手続きを終え晴れて面談の日。私はちょっとした緊張感を持って面接会場に向かいました。

面談は意思確認のみ

座って面接官と対峙し、何を話せば良いのやら沈黙していると、長男の成績を見て、栄東の担当者は、話し始めました。

ほー、いい成績ですね。日比谷高校が第一志望なんですね。あとは、慶應志木と開成と筑駒ですか、筑駒はチャレンジですかね。
サピックスの成績であればうちの学校は問題ないですね。栄東にこないで第一希望に入れれば良いですね。そのための練習として我が校の受験を大いに利用して下さい。
受験は3回受けられます。3回目は特待生選抜で、ご子息が受験する難関高の試験にも対応した問題で、回答も開示しますので、間違ったところの見直しして、志望高校の試験対策として役立ててもらえればと思います。
是非活用して、万が一、本当に万が一うちに来ることになったら、一緒に大学受験に向けてがんばって勉強しましょう。それではよろしくお願いしますね。

だと。何だろうかこの感じ・・・

あまりにも想定していた通りで、学校経営する身になると優秀な生徒に来て欲しいと言う気持ちで会話するのかと思ったけれど、受験の前哨戦的な模試を受ける時の説明会のような。。

自校に来てほしいと言うよりは、難関校に失敗した受験生を快く受け入れます。と言うスタンス。だから、都立が第一志望と伝えたら都立の結果日まで入学受付、入学金の納付の期限を待ってくれると言う。 受験する側の、金銭的負担が少ないので、気軽ではないが安心して受験ができる仕組みを作っている。

これなら受験者数も多く確保できるし受験料での収益も多く、経営的には理にかなっているような気がする 。栄東を第一志望として頑張っている学生も受け入れるし、結果的に学力の高い生徒を効率的に取り込める仕組みである。

それでも御三家!甘くはないはずと思ったが・・・

試験の結果によりS特待、A特待、B特待と特待生制度があり、それぞれ3年間の学費、1年目の学費、入学金の免除などが設定されている。

そんな話を聞くとなんとなく大丈夫な気がするのだけど、偏差値だけを見るとかなりの高いレベルであり、本当に大丈夫なのかと今更ながら不安になる。ここに万が一落ちたらそれ以外のチャレンジ校に受かる率も怪しいものとなり、プレッシャーも半端なくなる。

落ちたら志望校の変更も視野に入れる必要があるのでは・・・

そうなると、最後の最後に受験する日比谷高校までの道のり次第では都立受験校の変更手続きも視野に入れなければならなくなるため、最悪のプランも想定する必要があり、あとは子供の実力を信じて待つだけ。と言う悠長なことを言ってはいられない。親としても、これからの試験と各種の手続きの締め切り日を気にしながらの数週間を過ごすことになり、今から緊張が高まってきた。

受験本番期始まる・・・

何もすることができないのだけど、最悪のケースにならないことを祈りながらハッピーな未来を祈りつつ恐怖の数週間をおくる。そして、試験慣れのために渋幕を受けたが、見事に玉砕。さらに不安に陥りつつ、栄東の試験日を迎えたところ、見事に合格!!

でも、栄東高校は家から遠いのですべり止めとしては考えられないんですよね・・・

ここで勢い付けて希望高校の合格を勝ち取れれば良いのですが

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