【小学受験】大後悔!!私立幼稚園から公立小学校に入学して感じた事

小学受験

こんにちは。今回も我が子のお受験体験ネタを共有しようと思います。今回は小学校受験をして私立小学校へ行くべきか地元の小学校へ行くべきか迷っている方に向けての体験談です。

私立の幼稚園に子供を通わせたのに、小学校は地元の公立小学校に通わせるなんてもったいない!!

そう感じるご家庭は非常に多いと思います。我が家も同じでした。でも、結果的に地元の小学校に進学させています。そこに至る経緯や、なぜ私立小学校を選択しなかったのか。そのあたりの経験を綴りたいと思います。

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私立小を選ばなかった我が家の事情

息子は私立幼稚園に通っていました。地元ではそこそこ有名で、難関小学校に進学する園児が多く、友達の多くもどっかしらの私立小学校へ進学するような幼稚園でした。

そんな中、我が家では妻と進学先について話し合いをしたのですが、国立大学付属の小学校に進学できなかったら無理に私立小に入れずに地元の公立小学校に行かせようという方針をとりました。

理由は、目先の私立小学校よりもその先の高校・大学と最終学歴を見据えた選択をするべきと考えた為です。

幼稚園の先生も、お受験塾の先生も公立小学校に行くのはもったいないから私立小学校を受けるべきだと進めてきましたが、息子がお受験教室でそこそこ優秀だったこともあり、幼稚園、お受験教室ともに私立小学校への合格実績が欲しかったことが理由だと思います。

ただ、我が家では、最終的にどの大学に進学できるのかを考え、小学校の中学年から受験塾に通うことを視野に入れて、教育費を最小限に抑えつつ最大限の学歴を手に入れる方法を選択しました。

私立小学校に入るメリットは何か?

私立小学校へ進学するメリットはいくつかあります。置かれている立場によっても色々なメリットがあります。

私立小学校に進学を薦める幼稚園・塾の先生たちのメリット

まず、私立小学校を受験させたい先生たちのメリットです。これは割とシンプルで、私立小学校への進学実績が欲しいという点が挙げられます。難関私立小学校へ進学する子供が増えれば、これから入園するお子さんのいるご家族が、入園の幼稚園として検討するからです。お受験教室も同じですね。

そこの幼稚園や幼児教室に入れて、我が子も難関小学校へ進学させたい。と考え、入園・入塾希望者が増えるからです。入園者が増えれば、優秀な子供が入学してくる可能性が高まり、さらに私立小学校への進学実績が増える。これは至極当然の理由ですね。

それとは別に、私立小学校に通わせる親と通う子供にも公立小にはない、優れている側面があります。お受験教室の先生に聞いた私立小学校に通わせるメリットについて、ここでご紹介します。

私立小学校に通わせる親のメリット

私立小学校はセキュリティ面が優れている

まずはセキュリティ対策です。子供の安全を確保する必要があるので、セキュリティや通学路の安全対策は学校ごとに明確に定めていて、トラブル発生時の対応もマニュアル化し徹底しています。評判が最重要な私立小学校の優れた点だと思います。

私立小学校は通学時間が長い

これは、メリットといえるかは人それぞれでしょう。子供が学校に行ってから帰ってくるまでの時間は公立小学校に通う子供より、通学時間分長くかかります。休日や平日学校から帰ってから暴れまくり騒ぎまくる子供に疲れ切っているママにとって、平日の静寂の時間はかなり至福の時ではないかなと思います。
人によりますが・・・

私立小学校に通う子供のメリット

私立小学校は環境・設備面が充実している

続いて、学校の環境設備も公立小学校と比べ物にならないくらい充実しています。校庭、校舎内の整備が行き届いていて最新の設備を導入している学校も多くあります。

私立小学校はイベントが豊富

そして、私立小学校は、イベントが充実している点が公立小学校と比較した時の大きなメリットです。私立小学校ごとに独自のカリキュラムを構成しているため、課外学習、体験学習などのアクティビティなど、その学校の独自性を生かした企画が多く組まれています。

その為、小学校のうちから多くの体験ができます。文科省の定めたカリキュラムを淡々と進める公立小学校では実現できないような学習を受ける事ができます。

私立小学校は教師の質が高い

最後に教師の質を上げさせてください。先生の指導力や人間性なども公立小学校とは異なり、私立小学校は学校の指導に合わせた学校内部での研修なども行なっている学校も多いことから、質の高い教育が受けられます

悪い評判はすぐ噂になり、入学希望者減少に繋がるので、教師の質も比較的高く、楽しい授業を行う先生も多いです。学校によっては、先生や授業に関するアンケートをとって、評価の低い先生は個別に改善するといった活動を行なっている学校もあります。

他にも、快適な学校生活を送るために必要な条件が私立小学校には充実しています。その点は、私立小学校に進学する大きなメリットだと思います。

公立小学校との比較

私立の小学校に対して、公立小学校はそれほどイケてないのかというと、一概には言えません。理由は各家庭で学校に求めているものがそれぞれ異なるからです。

広い校庭でのびのび遊んで欲しい。と考えているご家庭は、都心の狭小学校は選択しなでしょう。大学のような講堂で授業を受けるのよりも、30人程度の少人数クラスでの授業を望むご家庭もあります。

優劣をつける要素が様々ですので、一概に公立小学校がイケてないのか。という点に明確な答えは出しずらいですが、多くの要素で公立小学校が私立小学校よりも劣っていることは事実です。

公立小学校は幼稚園やお受験教室の先生にとっては何のメリットもありませんが、ご家庭やお子さんには全くメリットがないわけではありません。

公立小学校に通わせる親のメリット

公立小学校はセキュリティ面を考慮する必要がない

家から近いため、私立小学校ほどのセキュリティを考慮する必要はありません。バス・電車に乗って通学する必要はなく、大通りを隔てることも多くの家庭ではないと思います。

公立小学校はコスト面でどの私立小学校より低い

公立小学校は義務教育制度を敷いている日本が全国民に教育を受けさせるために設けた学校なので、学費はほぼゼロで通えます。

私立小学校は学校毎の特色を出していますが、公立小学校ではそう行った特色がないため、何らかの経験・体験をさせたい場合は、家庭内でプランする必要があります。その際の費用面での負担が私立小学校と比べると学費の面で大きくて負担が軽くなります。

公立小学校に通う子供のメリット

公立小学校の友達は近所なので放課後すぐに遊べる

私立小学校は、いわば一定の知的学力を持ち合わせた子供達の選抜部隊です。
したがって、同じような家庭環境、同じような学力レベルの子供達が集まりますので、共通項目が多いことが多いです。

それがデメリットという訳ではありませんが、一方で公立小学校は様々な家庭事象や学力レベルの子供が近所というだけで集められた、寄せ集め集団です。

したがって、意見の食い違い、価値観の相違など様々なカルチャーショックを受ける可能性がありますが、むしろその集団こそが日本国民のボリュームゾーンだと思いますので、多種多様な友人ができるという意味では、将来に向けて無菌状態、潔癖状態で成長するよりもたくましい人間に育つ可能性が高いです。

公立小学校への通学は徒歩圏内

学校と家が近いので学校が終わり次第、友達と遊びに行けます。私立小学校では近所に友達がいないため、放課後友達と遊ぶことはあまりありません。また、通学時間がかかるので、自宅に帰ってから遊ぶ時間も多くはありません。

その一方で、公立小学校は、近所に友達が多く帰宅後すぐに遊びに行けますし、暗くなるまで遊べます。思い付く限りのメリットは以上です。続いては、息子を公立小学校に通わせたことで見えてきたデメリットです。

あまりにも多いのですが、かいつまんで強調したいところだけ書かせてもらいます。

公立小学校に通わせて感じるデメリット

本当にデメリットなのかという点で賛否両論あるかもしれませんが、実体験の一つとしてご紹介します。うちの学校はそんなことないです。というご意見もあると思いますが、公立小学校ではわりとありがちなことだと思っています。

授業のカリキュラム

文科省のいいなりで、決められたカリキュラムに従って授業が進行されるます。例外はあるけど、淡々と授業を行う教師が、何の疑問も持たずに、教科書を読み上げていくような授業が多いという印象を受けます。

そして、昨今の「働き方改革」を理由にイベントは最低限になっているように思えます。イベント増やすと教師の負担が大きく、小学校教師という職業はブラックな職業だとアピールする先生が昨今増えています

環境・設備面

古い校舎が多いです。建て替えの頻度は私立と比べると少ない印象です。エアコンの設置されていない教室もまだあると聞きます。息子の学校は、エアコンありましたが、なぜか使わず扇風機でした。ここは理解に苦しみました。

教師のレベル

全ての先生がこれに当てはまるわけではありません。中には志が高く、尊敬に値する教師もいます。確実にいます。ただ、不幸なことに我が子は、そんな尊敬できる担任に出会っていないだけだという事を初めに断っておきますが、こんな先生もいるのだと参考程度にご覧いただければと思います。少数派ではないと思います。

言葉遣いの悪さ

小学生はまだまだ心が幼く、相手の気持ちに立ってコミュニケーションが取れないし、物事の良し悪しの判断も自分都合で行うことが多い。
だから、先生にいつも注意されるのです。でも息子に聞いたところ、その注意の仕方が、

  • そんな高いところに乗るな!おりろ!!
  • 先生の言うことが聞けないのか!先生は絶対だぞ!!
  • 友達にツバ吐かれた?それは、お前が先に何かしたのだろう?
  • (日本語の話せない外国人の子供に叩かれて)あの子は日本語が話せないからちょっかい出すしかないんだからそれくらい我慢しなさい。
  • 怒鳴って話をしちゃダメだろう(と、怒鳴りながら話す)

こんな言葉遣いの悪い発言を教師がするのか?と思いましたが、その口調を真似る息子を見ると嘘を言っているようには思えませんでした。
実態については、子供への報復が怖くて確認していませんが。。

校長のおたより

小学校から定期的に配布される学校だよりがあります。毎回校長のことばがあるのですが、それが耳障りでならないのです。

  • 先生は忙しいんだ。教師という仕事はブラック職なのです。
  • 放課後残るのは残業でないし、負担でしかないのです。だから、極力早く帰るので、17時以降の電話はつながりません。
  • 遠足の行き先も全学年共通にします。
  • 先生にとって余計な時間がかかることは無駄な事はやめなければならないのです。

などなど。先生は忙しいのですというアピールだらけの発言が毎回書かれています。楽したくて夏休み沢山あるから教員免許とったけど、こんな忙しいなんて聞いてないよー。そんな教育者としてどうなんだろうって思う校長の便り聞いてると残念になります。

だったら辞めちゃえばいいじゃん。って思いますし、もっと表面化していない昔ながらの意味もわからない不要な行事いっぱいありそうな物なのに目に見える子供にとっての楽しみにもなりそうな物を減らしているように思えます。

PTAの活動に関してはメス入れずあいかわらずのタダ働きを強いていますけど、こっちの方が無駄多い気がします・・・。

あーー、書き出したら、読み返したらよくないですねここの部分。カットしないと・・・何かを批判する事が目的ではなかったのですが、ただ、まぁ今回だけは少しだけお許しください。

不満ばかりではないんです。

非常に献身的に子供を見てくれているいい先生もいるし、営利目的ではない暖かさも感じてはいるんですが、そこに特別感というかありがたさを感じる事なく、それ先生なんだから当たり前だろう。

って、親目線で先生への期待値を勝手に上げて甘えている事も多分にあり、その事を棚に上げて文句言うなんて身勝手極まりない。と思いつつも親と先生の役割の線引きが明確ではないから、それぞれが勝手な事言っても話が収まるわけないのです。

その辺を曖昧にしているところが公立小のいいところでもあり、悪いところでもあるけれど、何となく最近は悪いところが良くない形で目立ち始めている気がします。そういう意味では、私立の方がドライだけど明確で分かりやすいように思えますね。

小学校に行かない選択肢

これは義務教育期間においては、許容されない風習があるけれど、今の世の中その選択肢があって良い気がしています。今の子供の学校生活を聞いていると、学力面では学校に期待ができないです。

公立小学校に通う目的が見つからない

受験する人は受験向けの塾に行くし、学校の勉強についていけない子供も学校の勉強をフォローする塾に通っています。実際学校の授業のお陰で学力が上がる子供なんていないんじゃないかなって感じます。

だから、プログラミング教育だの英語教育だのと色々学校改革っぽいことを文科省が考えていたりするけれど、結局は受験するために必要な学力を身につけるために塾通って、いい私立中学ないし、私立高校に進学してそこで、学校の特色にあった体験すれば、一辺倒の公立小学校の勉強なんて大した役にも立たないんです。

教科担任制にでもしたら少しは変わるかもしれませんが、現状、先生が色々文科省から押し付けられている状況を何の反論もせずに、校長が教師はブラック企業だなどと言ってしまうような教育期間なんです。

文科省の思い付きに振り回される公立校

先生も気の毒ですよ。意見が言えない先生達が、子供達にプログラミング教育とか英語教育とか、訳も分からず押し付けられて、なんちゃって研修やって子供達に教えるんですよね。先生も子供も不幸でしかない。

だっとら、さっさと家に返して塾で勉強していい私立中学に進学する準備を始めたいですね。

そう考えると、学校は友達との人間関係を構築をする場。体育の授業で思いっきり体を校庭で動かす場にとどめて、6時間授業とかで拘束しないで、自由下校制度にして、午後は自由な時間を提供して欲しいです。

それでも、義務教育を放棄しているわけではないし、先生も親も余計なストレス感じなくて良い。そもそも担任制で全科目担任が教えてるって時点で限界があるでしょう。

何とかならないですかね。
それで中学受験の時に先生一人の裁量で内申を書かれたりするのだからたまったものではないです。。。

ということを念頭に置きながら小学生生活を送っております。

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