練馬区立光和小学校がICT機器活用のモデル校に選定

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練馬区立光和小学校がICT機器活用のモデル校に選定されて、2017年度からICT機器を活用した授業が開始されるそうです。

練馬区の光和小学校とは

西武池袋線「石神井公園」駅から北へ徒歩約2分の立地にある小学校です。著名な卒業生には池上彰、假屋崎省吾、檀ふみなどがいます。2002年に文部科学省エコスクールパイロットモデル事業・認定校に指定され練馬区では人気の公立小学校です。

石神井公園界隈の建設中の戸建てで、電信柱などに貼られているチラシには「光和小学区内」という謳い文句が付けられているチラシも多いくらい公立小でありながら、練馬区に引っ越すなら光和小学校区内に通いたいと考える家庭が多い人気の学校です。

地元では、ある種のブランドと化している様な雰囲気もある。校舎の形もちょっと変わった形で一般的な全教室が校庭に面して横長の作りとは異なっている様な感じがします。校舎の中に入ったことはないけど、外から見ると凹凸の激しい作りです。私立っぽいといえばそうとも見える校舎です。

ICT機器活用モデル校に光和小学校が選出

そんな光和小学校がICT機器活用モデル校に選出されています。光和小学校と大泉桜小学校がモデル校となっていて、2017年度から「練馬区学校 ICT 環境整備計画」の第二フェーズに入り、モデル校では、デジタル教科書や各教室に60インチの電子黒板を導入し、教員にはタブレットを使った授業が行われるようです。

生徒一人一人にタブレットの支給も?

いずれは各生徒に一台のタブレットが配布されて、ノートの利用少なくなって行くのではないかと思われます。タブレットなどの導入により、映像、動画による教育や、画面の共有、板書した内容を瞬時に生徒のタブレットにコピーするなど、授業の質や効率性が向上することが考えられますね。

教育者側の成長も必要

一方で子供のインターネットへの依存や有害サイトへのアクセスなど負の影響、また、公立小学校の教員のITリテラシーの低さによりツールを活かした教育指導ができないのではと言う懸念も考えられます。

ICT機器活用のモデル校だから教員も優秀というわけでもない?

練馬区のモデル校だから教員も皆が優秀であると考えるのは安易で、教員も日々試行錯誤、研究をしながら教育指導を考えているようです。

ICT機器活用のモデル校とは言え他校との差別感はゼロ

また、優秀な教員が配属されるのではなく、他の公立小学校同様に定期的に教員の転勤は行われているので、あくまで公立小学校として新しい取り組みをするときに先んじて導入される学校という位置づけに見えます。

先生の志次第ではICT機器活用のモデル校とは言え宝の持ち腐れ

公立小学校でのより良い教育を子供たちに受けさせるための研究を行い、その結果をモデル校で実践して効果をみるという目的でモデル校が選出されている為、質の良い先進的な教材で授業が行われている可能性はあります。

その一方で、最新の技術をいち早く導入したとしても、自発的でなければ宝の持ち腐れになり、良質な研究の成果も得られなくなってしまう可能性もあります。

先生のリテラシーが低ければ有効に使いこなせずに、実験結果がさんざんでよい取り組みもお蔵入りになってしまうという可能性もあります。そうなっては、未来の革新的な教育方針への足枷にすらなりかねない。

モデル校と言えば聞こえは良いがモルモットにされている可能性すらある

モデル校というと、勝手なイメージだけど他校が参考にするというイメージで、お手本の様な存在。だから優秀な教師を集めて研究を行うという感じ。国立小でいうところの筑波大附属小みたいな。モデル校のイメージってそんな感じだけど、多分光和小はそうではなく、無作為に集められた教員免許を持った教師達がいるだけのように思えます。

そう考えると、モデル校というより、実験校の位置付けが強いのだろう。強い意志、志を持った教師ではなく、たまたま赴任した教師が、新しいツールを使ってどの様に教育指導が出来るのかを実験する。そんな感じだとしたら、モデル校とは名ばかりでモルモット校に近い。

私の勝手な想像だけど、教師がモルモットならそこで教わる生徒はモルモットのモルモットになってしまう。そうならない様に、教員への指導方法も教育委員会で明確に指針を出して欲しいと切に願う今日この頃。
まぁ、ちゃんとしたプランがあって、モデル校も選ばれているのだと思いますが。。。

コロナ禍においてもICT機器活用のモデル校としての施策はない

ICT機器をどのように活用するのかの指針は出ているが、強制力はなく現場にゆだねられているところが残念ではありますが、「教育効果をあげるためのICT活用の計画」や「日常的なICT活用のための教室環境の工夫」など授業コンテンツの充実以外にも環境を整備するという目的も書かれています。

>>文部科学省教科指導におけるICT活用のページはこちら

この目的を十分に理解しているのであれば、このコロナ禍における2度目の緊急事態宣言時の対策として、オンラインでの授業開催というのを展開できていれば、さすがはモデル校である。という話になったのかもしれませんが、モデル校に選ばれたことに満足しているのか一向にその気配は感じられないのが非常に残念です。

ホームページを見る限りICTに関する活動について記載しているのは次の文章のみです。具体的な取り組みについては何も書かれていません。

全学級に配置されるICT機器を効果的に活用した授業の工夫に取り組むとともに、プログラミング的思考の育成を図り、児童にとって分かる授業になるように努めます。

光和小学校ホームページより

少し視野を広げてみると都立日比谷高校では、1回目の緊急事態宣言発令時からオンライン授業を始めている。校長が率先して授業の遅れをなくすためにどこよりも早くオンライン授業への取り組みを始めた結果です。

やはり、モデル校に選ばれるかどうかではなく、子供たちのために教育者がどのような気持ちで日々指導に取り組んでいるのかというところが大きいのではないかと思いますね

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