中山、カズ、浅田真央来期も現役続行の理由

全日本フィギュア、浅田は12位。それでも現役続行

全日本フィギュア選手権で浅田真央が12位に終わった。復帰後の成績は芳しくなく体調不良や腰痛などに悩まされ引退の噂も囁かれていたが、本人は世代交代を感じつつも来期現役続投を表明している。一昨年の休養以降成績はあまり良くなく、本人の気持ちもフィギュアから離れているのでは?と、考えてしまうようなインタビューもいくつか見てきたが、現役にこだわる理由、続けられる原動力は何処にあるのだろうか。

中山JFL時代に出場機会が無くても、現役続行

来季J3に参入するアスルクラロ沼津にゴンこと中山雅史が来季も現役続行することが分かった。

中山は三浦知良と共に来年50歳を迎える。2012年に一度現役を退き、昨季JFLで復帰をしていた。アスルクラロ沼津は来期J3へ昇格することが決まったため、中山は5季ぶりのJリーグ復帰となる。
そう言えば、2012年の引退時のインタビューでは引退ではないです。と明言していたが、実は昨年9月に現役復帰していたんですね。復帰後の2季では試合出場はしていませんでしたが、選手への影響力は大きいらしく、J3への昇格後もアスルクラロ沼津で現役を続ける事を決めたようです。
JFL時代でも出場機会が得られないのに、J3に昇格し、レベルの高い相手との試合で起用されるとは思えません。
冷静に考えると、影響力があったとしてもチームの勝敗を左右するほどのものとは思えず、クラブとしてよく決断したものだと思います。監督よりも高齢で知名度も高いので中山の現役続行の申し出を無下に断れないという事情があったのではないか。と考えてしまいます。
日本代表の試合では解説者としてテレビに登場していますが、澤登とのやり取りもぎこちなさがあり、解説者としての道と現役続行の二足のわらじを履き両方中途半端になる心配もしてしまいます。
そんな状況にもかかわらず、現役続行を望む理由はなんなのでしょう。

来期もカズは現役続行

三浦知良は来年50歳。2016年の今年はプロ生活30周年を迎えている。彼もまた、現役続行をを表明している。
彼の言葉から、現役にこだわるアスリートの気持ちがなんとなくわかったような気がする。

彼が現役でいられるのは、サッカーの試合に出て活躍したいという気持ちが失われていないからだと言う。
次世代の選手の手本になり、若い選手に僕の背中を見せる。とか、そういう使命感はなく、純粋にサッカーへの熱い思いが現役続行の原動力となっている。
それほど大した理由ではないが、彼は試合に出ることだけを考えて、食生活の見直しなど、サッカーの身体作りに最新の注意を払いながら生活をしているという。
それって、若い選手はあまり気にしていない事ですよね。
あまり気にしなくても、試合には出場できる。
でも、50歳近くになると、やはり普段の生活で不摂生な生活はすぐに体の異変に繋がる。
私生活するだけなら影響ないけど、トップアスリートとして継続するためには致命的な異変なのだろう。
ちょっとしたことが、現役続行を難しくする致命的な要素となる。
そんな状況にもかかわらず、生活の全てを試合に出る為に変えている。
世の中色々な娯楽があるにもかかわらず、試合に出る事を優先する。
そんなことができるだろうか?
普通のサラリーマンでは、想像のつかない意志の強さ。というか、職業病なのか?
好きという感情の強さを感じる。

先述した中山も浅田もきっと同じなんだと思う。
サッカーの試合に出たい。サッカーが大好きな中山。
そしてスケートリンクで滑りジャンプして演じることが大好きな浅田。
いずれも、現役にこだわる理由はシンプルで好きだから。これだけなんだろう。

ただ、2人とカズの違いは、一度現役の厳しさから一度身を引いている事。引退という言葉は使っていないが、身を引いた時に、現役時代に感じなかった新たな何かを見たけているはずで、以前のように一心不乱に励むことができなくなっている可能性はある。
この心境の変化は無意識にアスリートの心を弱くしてしまう気がしてならない。