勝敗の流れを変えたビデオ判定

鹿島アントラーズがクラブW杯の準決勝で南米王者のアトレティコ・ナショナルと対戦し、3対0で歴史的勝利を納めた。

アジア勢が、クラブワールドカップで決勝に進んだの初めての快挙。
決勝は、12/15に行われるレアル・マドリードとクラブアメリカの勝者と対戦する。

先制点はPK。
FIFA主催の大会で今大会初めて導入されたビデオ判定で鹿島がPKを得た得点でした。試合を途中で止めてレフリーがビデオみての判定。今まであまりみたことのない光景で、一瞬試合の流れが止まる空気を感じた。ビデオを確認した結果PKの判断が下され、土居が落ち着いて決めることで先制した。
恐らくA・ナシオナルは、不幸な失点、だけと致命的ではないと選手だけでなく監督も考えていただろう。
後半巻き返せば良い。所詮はアジア勢。その油断が鹿島の追加点を生む結果となる。
なかなか同点に追いつけないナシオナルは少しずつ試合の流れが悪くなってきた。ボール支配率は圧倒的だったが、ボールの流れがスムーズでは無くなってきている。なんとなく攻守の歯車が焦りとともにズレてきているような点は・・・。
それでも、南米王者のプライドが必死の交代を、我武者羅に点を取りに行く交代をしない。決定機を何度も逃す空気の悪い状況を、いづれ点は入る時間の問題だ、と。。
そして、後半終盤の遠藤の追加点。これで一気に集中力が切れて立て続けに、鈴木の追加点。これで勝負あり。

鹿島の勝因は?

ナシオナルは、100回試合して1回勝てるかどうかと言うくらい実力差は歴然だった。
ではなぜ鹿島は勝利できたのか?

普段と異なるイレギュラーな出来事は、少しずつ、本人が認識することなく、少しずつ結果に影響を与えるものである。
例えば、3点目の金崎からのセンターリングをほぼノーマークの状態で鈴木がゴールを決めたシーンが先制点だったとしたら、これはイレギュラーな事象だろうか?
日本のクラブに先制点を取られる事自体は動揺はするが、以降の試合への気持ちを引き締める。程度の出来事で、ナシオナルは同点に追いつき逆転勝利をしていたかも知れない。2点目の得点が先制点だったとしたら?
これも同様。日本の、クラブチームもなかなか油断できない。と、気を引き締めるだけで日本は逆転負けしていたかも知れない。
そう、鹿島の勝利は先制点が全てだった。
先制点は、主審が試合を途中で止めてビデオ確認に時間を要した結果のPKである。
この得点から、鹿島の実力を見極めることは非常に困難。ナシオナルにとっては、運が悪かった。と、相手の実力を見直す機会にはなっていない。
それが、後半追加失点をするまで油断し続けてしまった要因であると思う。
また、何度も決定機をゴールポストや曽ヶ端に阻まれている悪い空気を変えるための交代をしなかったのも敗因だと思う。

鹿島の勝利は、主審のビデオ判定によって産み出された勝利である。
でも、勝利は勝利。自信を持って決勝を戦ってほしいです。
準決勝、非常に見応えのある試合でした。