久保建英のU22代表選出の必要性について考える

最近のFC東京の試合は見ていて楽しい。

攻撃と守備のバランスが取れていて、特に攻撃の多彩さは見ていて、ワクワクする。

去年との違いは考えるまでもなく久保の存在。

すでにチームの中心選手となり、Jリーグ上位を維持できている原動力となっている。

各年代の代表に呼ばれているが、U22代表にも選出された。

17歳の久保がU22に飛び級選出

久保選手のテクニックは、同世代では突出している。ただ、フィジカルはまだまだこれから鍛える必要がある。

など、色々な要素があって、U22代表に選出されているが、A代表にも早めに合流させて経験積むのもいいことだと思う。

技術的にはハイレベルのものを持っている人が飛び級で上の世代と混じって戦う。

代表クラスでなくても、サッカーの世界ではよくある事。

義務教育的チーム編成

ただし、多くのスクールは年齢ごとにクラスを分けて練習をしている。

かけ離れているかもしれないが、この年齢別にクラス分けする文化は義務教育に起因しているように思える。

中学までは義務教育。

年齢ごとに学年を切ってみんなと同じカリキュラムで勉強を進める。

塾で先取りしてもその成績は考慮しない。

自分は3年だけど、授業が簡単だから、6年の授業に出たい。と言っても許可は出ない。

大人が勉強をする環境を提供するのが義務教育なので、より難しい勉強の機会を許容できない学校は義務教育を全うしていないのではないかと思ってしまう。義務教育で身につける学力を定義して、それを個人の努力で早くクリアしたら小中9年間でなくても義務教育完了としてもいい気はする。

が、まぁ、文句言っても仕方がない。

それと同じで、学年でクラスを分けるクラブはまだ多い。

スキルの高い選手はフィジカルの問題を考慮して上のクラスに参加してドンドン技術を磨いて良いと思うんだけど、これは、やはり指導する側の管理が煩雑になるから、導入しているクラブは少ない。

中途半端な、飛び級に潜むリスク

久保のように同世代で突出しているのは、中井卓大か。

過去振り返ると、小野伸二を真っ先に思い出すが、小野は18歳でA代表デビュー。

だけど、19歳の時にオリンピック予選のU22の試合で、靭帯断裂の大怪我をして、A代表での活躍の場や、そもそもの小野のスペシャルなテクニックが復帰後もハイレベルではあったが怪我前ほどの輝きは無くなっていた。

怪我しなければどうなっていたのか、とても楽しみだった大好きな選手だっただけに、とても残念な事故だった。

まだまだ荒削りなアジアの若手選手がサッカーのルールの範囲では太刀打ちできない相手を前にした時に出した不用意なラフプレーが一人の選手の人生を大きく変えた事件は、今後の選手育成を考える大人たちにとっても育成方針を考え直さなければいけない出来事だと考えさせられた。

そもそも二桁得点、無失点で勝てる試合にA代表に呼ばれるレベルの選手を呼ぶ必要があるのか?

それは、他の成長段階の選手の出場チャンスが減り、その世代のチームレベル底上げの機会を失うといつマイナス要素もある。

U-2x選抜はA代表クラスを育てるための育成世代なのだから、レベルに応じた代表で技術を磨くべきだと思う。

それをせずに、これまで同様、各世代で勝ちにこだわり、アジアで抜きん出た選手をアジア予選に参加させ、荒いプレーに巻き込まれて大怪我をするリスクは、日本代表の将来にも大きく悪影響を及ぼす愚策にも思えてならない。

それに、久保選手や中井選手が巻き込まれないことを強く願う。